第260話 エインヘリアの捕虜



 帝国との戦争……そして、その後の魔力収集装置のプレゼンという大仕事を終えた俺は、城へと帰還し既に日常業務へと戻っていた。


 といっても、俺の所に回されてくる書類は、相変わらず午前中に全部目を通して処理できる程度の量しかなく……実に働き甲斐のある職場と言える。


 さてさて、魔力収集装置のプレゼンもそうだけど……帝国への作戦、これは殆ど終わったと言っても良い。


 プレゼンの後、極々さりげない感じで尋ねてみたら、全て問題ありませんとキリクが未だかつて見た事がない程の笑みを見せながら言ってくれた。


 普段から冷静で殆ど感情を表に出さないキリクが、あれだけの笑顔を見せながら太鼓判を押してくれたのだから、俺のプレゼンもキリクの満足いくものだったという事だろう。


 いや、良かった良かった。


 キリクの話によると、帝国は数日中にこちらの要求を受諾、同時に正式に国交を結び、まずは技術と経済交流を申し入れて来るとのことだ。


 実に平和的に友好国を作ったものだね……なんせ、戦争をしたとは言え、死傷者は殆ど出ていない、恐らく戦争当日に帝国内で馬車に牽かれて死んだ人より少ない筈だ。


 いや、どのくらい事故があったかは知らんけど……多分戦争による死者の方が少ない……と思う。多分。


 まぁ、それもあって今回は戦後処理も楽な方……らしいしね。


 少なくとも、イルミットは帝国に関してはほとんどやる事が無いって言ってたし……そもそも帝国は潰したわけじゃないから、このまま通常通り運営をしてくれるはず。


 通常通りとは言っても、うちと戦争してぶっ飛ばされたって情報は……流石に周辺国にもばれるだろうし、色々問題は出ちゃうんだろうけどね。


 キリクは帝国を属国化することも可能、というかこのままだとこちらが何もせずとも数年以内に帝国側から属国となる申し入れがあるって話だ。


 正直、属国になられたってこっちには特にメリットなんかないし、心の底から帝国の事は帝国の人達にお任せしたいと思う。属国の扱いってよく分からんし。


 まぁ……あの皇帝なら大丈夫だと思うけど、もしキリクが予想しているように属国になるより道はない、みたいな状況になりそうだったら手を貸す……いや、手を貸したらその流れが余計に加速するのか?


 キリクに帝国が属国にならないように動いて貰う……いや、それは俺の立場的におかしいか?


 ……うん、まぁ、あれだ。


 ここは一つ……その時の覇王に期待しよう。


 未来の俺に恨まれる覚悟を決めた俺は、やがて来るであろう問題からそっと目を背ける。


 さてさて、帝国の方は条約を結んで、後は細かい部分を片付けるって流れになると思うので、そろそろ先の事を考えよう。


 俺がやらなければならないのは、大陸全土に魔力収集装置を設置することだけど、大陸最大の国を落としたとはいえまだまだ先は長い。


 めぼしい勢力だけでも魔法大国、商協連盟……後は、何か北の方にある宗教国家的なヤツ?大国って訳じゃないけど、主流な宗教らしくて各国にも影響力があるらしい。


 はっきりいって相手したくないナンバーワンは宗教だな。


 本願寺とかマジ勘弁……。


 北に行けば行くほど教会勢力が力を増すらしいんだけど……大陸南方にあるエインヘリアでも普通に信者とかはいるらしい。


 まぁ、敬虔な人は多くないっぽいけどね。


 それに、魔法狂いって言われている魔法大国……こっちはこっちでめんどくさそうだけど……うちには色々この世界にはない技術があるし、もしかしたら技術的なことで仲良くできる可能性もある……かもしれない。


 ただ、なんか純血主義とかなんとかで……教会と似たような感じでこっちも面倒くさい可能性は捨てきれない。


 そして商協連盟……これはもうお金が物を言う奴等だからね。


 はっきりいって一番分かりやすい……だからと言って相手しやすいかと言われたらそうでもないけど。


 他の勢力と違って、一枚岩どころか内部でも結構激しい利益争いが行われているみたいだから付け入る隙はありそうなんだけど、何故か連盟外部に対してはしっかり連携して事に当たれるらしいんだよね。


 後は、いくつかの中堅国と間を埋めるように存在する無数の小国……。


 帝国傘下の国には、魔力収集装置の設置を強要出来るだろうから良いとして……それでも大陸全土の四割以上はまだ手付かずの状態となる。


 商協連盟、魔法大国、教会……帝国に加えこの三勢力を抑えることが出来れば、魔力収集装置はほぼほぼ大陸全土に設置することが出来る。


 いくつかの小国はそれでも突っぱねるかもしれないけど……そん時は潰すだけだ。


 まぁ、その状況まで行って拒めるような小国がいたら、それは世間を知らなさすぎるってだけだろうけど……。


 後は……魔王だな。


 まだ居場所すら分からんけど……魔力を垂れ流している以上、必ずどこかにいる。


 それと……ギギル・ポーで使われていた魔道具……アレの出所も依然として不明のままだ。


 いくらうちの子……外交官達が優秀であっても、いつ誰が仕掛けたか分からない魔道具の出所を探るなんてそう簡単には出来ないし、目撃情報もない野外……見つけられる方がおかしいだろう。


 オスカー達の解析も……あまりめぼしい情報は無かったはず。


 まぁ、現時点で一番怪しいのは魔法大国だけどね。一応帝国にも確認はしてみるけど、帝国があんな風に他国にしかけるとは考えにくい。


 少なくとも、帝国が国ぐるみであれをやったってことはないだろう。


 うーん……まだまだやらなければならないことが多いな。


 多分他にも色々問題が出て来るだろうし……魔石ウハウハでのんびり生活はまだまだ先になりそうだ。


 先の事を考えるつもりだったけど、少し遠くを考えすぎたな。まずは直近にやらないといけないことを考えよう。


 個人的には……やはり、この前バンガゴンガに頼まれた件だな。


 南西……だったかな?そっちの方に住んでいるハーピー達の件だ。


 バンガゴンガの知り合いのハーピーが狂化していないといいけど……うん、やはり早めに動いた方がいいな。


 話を聞いてすぐ、外交官見習いやアーグル商会に情報を集めるように言っておいたから、そろそろ何かしらの情報が集まっていてもおかしくない。


 近い内にバンガゴンガと一緒に報告を聞くとしよう。


 ハーピーの情報と……後はその集落がある国への対応だな。


 ハーピーの集落は鉱石等の取引を人族としているみたいだし……ワンチャン転移機能無しの簡易版魔力収集装置を設置するなら……いけるか?


 その国がただの小国だったら、上から押さえつける形でやっても良いけど……問題は西側ってことだよね。


 情報を聞かないと分からんけど、商協連盟に加盟している可能性は少なくないだろう。


 もしそうなると……結構厄介だよなぁ。


 商協連盟に関しては、イルミットがレブラントやアーグル商会を使って何か仕掛けているみたいだけど……邪魔することになってもマズい。


 その辺のホウレンソウはしっかりしよう。


 まぁ……とは言っても、まだ帝国が全部片付いたわけじゃないからね。


 条約やらの締結とかなんとかもあるし、捕虜の返還もあるし……別に捕虜は無条件解放でも良いと思うんだけど、まぁ、何かしら理由があるんでしょう。


 その辺は出来る子にお任せです。


 捕虜か……六十万以上の捕虜って……それは本当に捕虜と呼べるのだろうか……?一応人道的に手厚く扱うようにはいってあるけど……視察とかした方がいいのかな?






View of ヘルミナーデ=アプルソン スラージアン帝国男爵 西方貴族派閥末端






「めちゃくちゃ御飯が美味しいですわー!」


「叫ぶ必要はないと思いますが……正直私も同じ意見です、お嬢様」


 わたくしは、執事であるセイバスと共に出された食事に舌鼓を打っております。


「セイバス、この料理……何という物か知っているかしら?」


「お嬢様が今食べておられるのは、かつ丼という物ですね」


「かつ丼……とても力強い響きですわ。もしや……エインヘリア軍の精強さの秘密は、ここに在るのではないかしら?」


「なるほど。本気でそうおっしゃられているのであれば、お嬢様は頭にかつ丼が詰まっているに違いありませんね」


「……今、主に対して物凄い暴言を吐かなかったかしら?」


「因みに私が食べているのはペペロンチーノというそうです。見た目は非常にシンプルですが、これも実に美味しいですよ?少々辛みがありますが、そのアクセントがシンプルながらも飽きさせない味わいを引き出しております」


 ……わたくしの問いに答えないとは良い度胸ですわ。


 ここは一つ、がつんと言ってやりましょう。


「……では、夜はそちらを頂いてみようかしら?」


「畏まりました。そのようにいたします」


 これは夜も楽しみですわね……あら?あちらの方が食そうとしていらっしゃる物は、物凄く食欲を掻き立てられる香りを放っていますわね。


 わたくしだけでなく、周りの方々もその方の料理に注目している様ですわ。


 どうやらシチューをライスにかけているような感じですが……あまり嗅いだことのない香りは、アレがただのシチューでないことを雄弁と物語っていますわ。


 周りの注目を集めながら料理を前にした男性は、ゆっくりとスプーンで掬い口に運び……次の瞬間、勢い良く立ち上がり「うまぁ!?」と叫びましたわ。周りでは歓声が上がり拍手が鳴っております。


 アレも気になりますわね……。


「セイバス、あちらの方が食べておられる物はわかりますか?」


「申し訳ありません、初めて見る料理なので……実際に注文してみるまでは……」


「グッテさん達にも聞いてみましょう。もしかしたら既に試しているかもしれませんし」


 わたくしが今回の戦に同行してもらった領民の名前を出すと、セイバスが了承したと言うように頷く。


「さて、冷めてしまっては折角の料理が台無しですわ。頂いてしまうとしましょう」


「素晴らしい判断ですお嬢様。因みに私は、お嬢様がアホ面下げて他人の食事する様をガン見している間に食べ終わってしまいましたが」


「……今、男爵家当主であるわたくしに向かって、アホって言いましたの?」


「失礼いたしました、お嬢様。御アホ面……でしたね?」


「そうじゃねーのだわ」


 この男は本当にいつもいつも……!


 敵国の捕虜になっているというのに全然変わらねーですわ!


 そう……わたくしたちは今捕虜なのです。


 わたくしもセイバスも……そしてこの食堂で楽しそうに食事をしている皆さんも……みんな捕虜なのですわ。


 あの戦で……開戦と同時に敵軍に突撃したわたくしたちは、一瞬で返り討ちにあい、捕虜となってしまいました……というか、わたくしの記憶が間違っていないのであれば、ぶっ飛ばされて空を飛びましたわ。


 わたくし以外にも……領民の皆さんも、セイバスも……後、他の兵の方々も飛びまくっていたので、吹っ飛びながら「あ、人って飛べるのですわね」なんて考える余裕があったくらいでしたわ。


「しかし、こうしてメニューがあるのは助かりますが、料理名を見ても全く知らない物ばかりなのが問題です」


「寧ろ、捕虜の食事にメニューがあるのかという所の方が問題だと思いますわ」


「……そうなのですか?捕虜に食事を選ぶ自由はないと?」


「普通そうだと思いますわ」


「……世知辛い話です」


「わたくしには、貴方が捕虜という立場を舐めくさっているようにしか見えませんわ」


 わたくしがそう告げると、セイバスは心底驚いたというような表情を見せる。


「心底驚きました。いや、流石の私も捕虜となるのは初めてでして……捕虜としての作法とかあるのでしょうか?いや、流石はお嬢様、捕虜慣れしていらっしゃる」


「いらっしゃらなくてよ!?っていうか捕虜慣れってなんですの!?わたくしだって初めてですわよ!」


「おやおや、経験すらないのに普通を語ったのですか?これはこれは……」


 そう言ってセイバスは顎を上げ、見下すようにこちらを見ながら鼻を鳴らす。


 こいつ、めちゃくちゃむかつきますわ!


 メイス……は流石に没収されているので、お皿……はエインヘリアの物なので、やはりここは畑仕事で鍛えた拳を叩き込むとしますわ!


 わたくしが拳を握り締め椅子から立ち上がると、同じタイミングでセイバスも立ち上がり、空になった食器を手に取る。


「それでは、食器を返却口に返しましょう。席は早めに空けねば、次の方々の迷惑になりますので」


「そ、そうですわね。確かに食事を終えたのであれば速やかに席を空けるべきですわ」


 私は使用した器とコップを手に持ち、セイバスと共に食器返却口と書かれた場所へと移動する。


「しかしお嬢様。エインヘリアの食事は本当に素晴らしいですね」


「えぇ。捕虜の食事としては贅沢過ぎるとは思いますが……というか、実家の食事より美味しいですわね。いえ、豆や芋が嫌という訳ではないのですが」


「肉や魚は滅多に食べられませんし……下手をすると、捕虜となっている間に太ってしまうのでは?」


「……た、確かに、捕虜となってからは畑仕事もしておりませんし、食事も美味しく量もありますわ……やべーですわ」


「では、食後は運動でもなさいますか?」


「それがいいですわ」


 多少肉付きが良くなるなら……特に胸部とか……とは思いますが、戦争に出て、捕虜となって、ふくよかになって領地に帰る……いやいや、ありえませんわ!


「エインヘリアの食事は最高だと思うのですが……お嬢様、ここは一つエインヘリアに永久就職するというのは如何でしょうか?」


「捕虜に永久就職する奴なんていねーですわ!」


 とんでもない事を言いだしたセイバスにわたくしがそう言うと、何故か驚いたような表情を見せるセイバス。


「……永久就職先に捕虜を選ぶとは、流石は我が主。いえ、私も常々思っていたのですよ。日がな一日働くことなくゴロゴロしたまま食っていきたい、と」


「とんでもねーダメ人間ですわ」


「いやいや、お嬢様。振り返ってみてもくれませんか?ここ数日、お嬢様がどうお過ごしになられていたかを」


 ……起きる、食べる、ぼーっとする、湯あみをする、食べる、ぼーっとする、寝る。


 捕虜となって数日……ほぼこんな感じですわ。


「とても充実した日々……そうは思いませんか?」


「思いませんわ!」


 わたくしがそう言うと、先程以上に驚いた表情を見せるセイバス。


 ほんとダメ人間ですわ……。


 返却棚に食器を返したわたくしが執事の人間性に頭を抱えていると、突如セイバスがキリっとした表情になる。


 普段から無表情に近いセイバスですが、偶にこうして一段と真剣さを見せる時があるので困りますわ。


「お嬢様。実際問題、我々のこの状況おかしいとは思いませんか?」


「徹頭徹尾おかしいところだらけですわ」


「捕虜に対してここまでの厚遇……これはもはや捕虜というよりも、観光客に対する扱いの様ではないですか」


「あ、確かに。そんな感じですわね」


 観光……生まれてこの方、そんなハイソなことしたことがありませんが、なんとなくもてなされている様な感じはしますわ。


「エインヘリアには、何らかの思惑があってこのようにしているのでしょうが……我々だけでも十五万……噂では更に五十万程の捕虜がいるそうです」


「ご、ごじゅ!?本当ですの?」


「あくまで噂です。それだけの数の捕虜の食事……一日二回で百万食以上」


 百万食……数が多すぎて想像も出来ないですわ。


 うちの村……領地は、大体二百人位が住んでいるので……一日二食なら……一年で十五万食くらいでしょうか?


 一日で、うちの領地で消費する六年分くらいの食事が……いえ、ここで出される食事の豊富さを考えるともっと凄まじい事に……一体どれだけお金があればそんなことできるんですの!?


「帝国軍の持ってきた食料も使っているのだとは思いますが……見た事のない食材もありますし、何よりこれ程豊富に肉や魚等を帝国が持って来ていたとは考えにくいです」


「つまり、どういう事かしら?」


「エインヘリアは軍事力だけでなく、経済力や文化においてもかなり優れているという事です」


「……それはそうでしょうが。それがどうしたというのですか?」


「お嬢様の治める領地は、帝国でも選りすぐりのド田舎です。ド田舎オブド田舎。まさにエリートド田舎と呼ぶにふさわしい土地です」


「……否定は出来ませんが、後でぶっ飛ばしますわ。続けなさい」


「特産品も無ければ食料も豊富とはいえず、領民たちは明るいながらも生活は豊かとはいえません。なので……エインヘリアと何らかの縁を結ぶべきではないかと愚考いたします」


「縁といっても……わたくし達は捕虜ですわ。自由を許され、美味しい食事を頂いてはいますが、流石にそう言った交渉が出来るような立場ではありませんわ。それに、わたくしはそう言った政が苦手ですし……」


 男爵家当主としては情けない限りですが……交渉は勿論のこと、貴族同士の会話ですら、わたくしには荷が重いですわ。


「お嬢様がそういったことを苦手としている事は、重々承知しております。ですので、ここは私に任せてはいただけませんか?」


 ここでようやく、セイバスが領地の為に動きたいと願い出ている事を、わたくしは理解しました。


「……危険では無くて?捕虜の身でそのような動きを取れば、内通者と思われてもおかしくないでしょう?」


「危険は覚悟の上ですが……仮にそのような事態になった場合は私の事を切り捨ててください」


「ふぅ……お馬鹿でむかつく、礼儀を知っていながらも捨て去っているお馬鹿な執事だとは思っていましたが、ここまでとは。貴方は我がアプルソン家の執事……わたくしの家族ですのよ?切り捨てるとか出来る訳がないでしょう?」


 わたくしが睨みつけるようにしながらそう言うと、セイバスが目を丸くしながら口を開く。


「お嬢様……馬鹿が重複しております」


「やっぱ捨てますわ」


 こいつはほんと!


「では、御許可は頂けたという事で、少しお嬢様のお傍を離れさせていただきます。グッテ殿達には伝えておきますので、私がいない間は必ず彼らと一緒にいるようにしてください」


「……別に一人でも大丈夫ですわよ?」


「いえ、ダメです。貴族家当主とは言え、お嬢様はうら若き乙女。そして周りにいるのは女性に飢えた兵達……万が一があってからでは遅いのです。それに、僭越ながら申し上げますが、お嬢様は星五つの美少女と言っても過言ではなく、周りが女性に飢えて無くても危険でしょう」


「……あら」


「因みに満点は星百個です」


「僭越が過ぎるのだわ!」


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