第2話 出会い

わたしは面接のため、カフェマップスンの

扉の前にいた。


深呼吸をして扉を開ける。


「いらっしゃいませ!」


わあ、爽やかな笑顔。

出迎えてくれたのは爽やかでイケメンなお兄さんだった。

180cmほどある身長に、くりくりの二重の綺麗な目、眉毛はしっかりとしてるが太すぎずちょうど良い。

マスクをしているため、顔の下の部分が見えないが、マスクからも鼻の高さがわかる。


ドキドキしてポーッと見惚れてしまった。


「お客さま?」


!


「あ、すすみません!15時から面接をさせていただくことになっている吉岡紗奈です!

採用担当者のかたはいらっしゃいますか?」


店員のお兄さんの顔が、笑顔から真顔に一瞬変わった。


「ああ、今日面接予定の子か。

こっちにきて」


え?あの接客から嘘みたいに

クールに変化してく様子を見てわたしは

戸惑った。


意外と無愛想??


わたしは、そのお兄さんの後について

お店のバックヤードにたどり着いた。


「松井さん、面接予定の子です」


わたしが恐る恐る松井さんの姿を見ると、

そこには体ががっしりしていて強面

の男性が立っていた。


こ、こわい...



「聡くんありがとうね!

吉岡紗奈さんですよね!お会いできるのとても楽しみにしていましたよ!!」


優しい声に、最高の笑顔で

松井さんが挨拶をしてくれた。


あ、あれ?


優しい??


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

大嫌いなはずなのに気になる人 @justgood208

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ