そのシーン、読者の脳裏にも

物語は衝撃的なシーンから始まるが、見られた彼女は動じていない。主人公の脳裏にとんでもないシーンを焼き付けて、読者にも焼き付けて、そしてこの物語は始まるのである。
そこから展開していくのは再婚話であったり、義理の妹ができたり、こう書くと正統派のラブコメのようであるが、いかんせん読者の脳裏には冒頭のシーンが残っている。
彼と、彼女と、それを取り巻く少女や女性と。一体どこに着地するのか、非常に楽しみな作品である。
ぜひご一読ください。