あとがき
【ぼく】
この話の主人公。子供の頃、『ひなちゃん』に片想いしていた。しかし『ひなちゃん』は突如として失踪してしまい、心に傷を負うことになる。ひなちゃんが帰ってきた事で、両想いだった事が判明し、彼女の夫として向こう側の世界へと連れて行かれた。
【ひなちゃん】
『ぼく』の想い人の少女。『ぼく』に片想いしていたが、その美貌故に山神に見初められ、ある日突然神隠しにあってしまう。しかし彼女は山神の嫁になる事を拒否し、それどころか山神の力を奪い続けて遂に自らが新しい山神となった。山神となって帰ってきた彼女は想い人たる『ぼく』を求め、自らの元へと呼び寄せて向こう側の世界へと連れ去った。
【山神】
山の神社で祀られていた神様。幼かった『ひなちゃん』を見初め、自らの嫁にするために神隠しをするが、逆に『ひなちゃん』に取り込まれて消滅してしまった。全ての元凶。こいつがいなければ、『ぼく』と『ひなちゃん』は普通に付き合って結婚していた。
【ぼくの両親】
本当は、『ぼく』に田舎に残っていてほしかった。山神となって帰ってきた『ひなちゃん』が夫として『ぼく』を求めた事で、『ぼく』を呼び戻した。そばには居られないが、これで良い。『ぼく』はずっとこの村に居てくれるのだから。
おかえりひなちゃん 青蛙 @ao_gaeru
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