第5話 一人ではできない

 小林から教えてもらったTwitterの使い方というのは、難しくはない。

 まず、新しくアカウントを作る。Twitterに小説サイトのURLを貼って、自己紹介文をツイートする。

 そして、自分の作品をツイートして、自分自身でリツイートをする。これは二日に一回くらいのペースでいい。リツイートは何度しても投稿欄の上のほうに表示されるから、見てくれる人が増えるのだ。何度か自分の作品を見てもらえることになる。実際、ツイートアクティビティを確認すると自分自身で累―とをしたおかげで見てくれる人が増えた。また、自分と同じ境遇の小説家さんの作品にいいねをしてフォローをする。これの繰り返しで集客できる。結果、フォロワーも少しずつ多くなり、「いいね」をしてくれる人も以前より増えた。

 教えてもらった通りに作業を進めた後、すぐにもう一つの小説を考えて投稿した。

 それが、「嫌いじゃないよ」だ。この日__3月14日の夜に7話分投稿した。時刻が0時をまわるまでPVを確認していると、意外と見てくれる人がいた。

 次の日になると100PVを越えていた。フォロワーさんも1人ついて、嬉しかった。このことを小林に報告すると一緒に喜んでくれた。

 とても、嬉しかった。やってみて正解だった。

 でも私一人だけでできたことではない。小林が支えてくれたからできたことだ。


「よかったねえええ! 南波!!」


 親友のおかげで、私の人生が変わったんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る