238 8月16日(金) 女子トイレ考

 こういうタイトルをつけると、女性の皆さまから声が聞こえるよ。


 「あ~、またアホバカ変態作家が女子トイレのことを書いてるぅ~。もう、いっつも、いっつも、アホバカ変態作家は女子トイレの話か、パンティの話ばっかりで・・ホント、やぁねぇ~」ってね(笑)。


 でも、ちょっと待ってください。これは・・テレビのニュースでやっていた話なのだ。


 そのニュースでは、東京の郊外の、ある道の駅を紹介していた。お盆休みということもあって、すごい数の車がその道の駅に押し寄せて、道路が渋滞になっているというニュースだった。


 テレビの画面では・・最初、高速道路の車の渋滞が写し出されていて、その後に写ったのが女子トイレの行列だったのだ。女性が長い、長い、実に長い列を作っている。女子アナがこう言っていた。


 「ここで、困るのが女子トイレ。この、ものすごい行列を見てください!」


 ボクと一緒にそれを見ていたアホバカ妻が言った。


 「そうなのよねぇ。コンサートとか、こういう観光地とか、女子トイレがいっつも行列なのよね。だいたい、女子トイレの数が少なすぎるのよ」


 それを聞いて、ボクは以前アホバカ妻と一緒に見た、これもテレビのニュースを思い出したのだ。


 ある有名な韓流アイドルグループの野外コンサートが日本で開かれたのだが、その会場で女子トイレに長蛇の列ができていて、女性たちが困っている・・というニュースだった。そして、女性のアナウンサーが、会場に来ている日本人の女の子二人組にインタビューをしていた。こんな内容だった。


 女子アナ「女子トイレの行列、すごいですねぇ。トイレ、行けましたかぁ?」

 女の子A「何十分も待つので・・行ってません」

 女子アナ「えっ、では、トイレはずっと我慢してるんですか?」

 女の子B「私たち、二人とも紙オムツをして来てるんです」


 ボクもアホバカ妻も、このインタビューを聞いて、なるほどと感心したのだ。確かに、あんなすごい行列だと・・待ってる間にお漏らしをしちゃいますものね。紙オムツとは、経験に基づいて生み出された、実にいい方法ですな💦


 さて、女子トイレの行列については、あるとき著名な女性作家がこんなエッセイを書いていた。


========


 私は女子トイレの行列を見ると、いつもうんざりする。


 以前、こんなことがあった。


 私がある女子トイレに入ると、個室がすべて埋まっていて、各個室の前にはそれぞれ短い行列が出来ていた。


 やむなく、私も適当に個室の前の行列に並んだのだ。その行列は順調に進んで行って・・いよいよ次が私の番になった。


 ところが、私の前の人が、5分たっても、10分たっても個室から出てこないのだ。


 私の両隣の行列はどんどん進んでいて、私より後にトイレに来た人が、次々と個室の中に入って行く。


 私はどうしようかと考えた。


 ここまでこの個室に並んだ時間を考えると、いまさら、他の個室の行列に並ぶわけにはいかないし・・かと言って、眼の前のドアをノックして、私の前に入った女性を急かすのも気が引けるし・・


 ということで、その個室の前で困ってしまったのだ。


 ところが、先日のこと・・


 私が別の女子トイレに行ったら・・


 女性がトイレの入り口のところに立っていて、その女性の後ろに列が一つだけ出来ていたのだ。そして、個室の一つが空くと、列の先頭の女性がそこに入り・・次の個室がどこか空いたら、次の女性がそこに入る・・という風に列が進んでいたのだ。


 私は「なんと、すばらしいシステムなんだろう」と思った。


 それから、私は女子トイレに行って満室だったら、入り口に立って、順番を待つようにしている。


 しかし、そうしていても・・お婆さんなんかがやってきて、個室の前に並んだら・・もうおしまいなのだ。そんなとき、私はお婆さんに「こちらで一緒に一列になって並びませんか?」と声を掛けるのだが、お婆さんにその趣旨がなかなか理解してもらえなくて困っている。


========


 ・・・というエッセイだった。今は女性は女子トイレでは、ここに書かれていた『システム』のように一列に並んでいるのかもしれないが、このエッセイによると、昔は各個室の前で行列を作っていたんですね。ボク、女子トイレの行列に並んだことがないので、こういった事情は知りまっしぇんでしたぁ💦


 あっ、ここで、また女性の皆さまから声が聞こえるよ。


 「アホバカ作家よ。あんたねぇ、独身のときに独身女子寮にいたんでしょ。女子寮の中では、あんたも女子トイレを使ってたんだから、トイレの女性の行列には並んだはずでしょ」


 ボクが独身女子寮にいた話は、この日記やなんかで何度もご紹介しているので、もう皆さん、ご存じだと思いますが・・ご存じない方はビックリされるだろうから、その話のURLを以下に示しておきますね。


 アホバカ実話『白血病になっちゃいました』の第43話から第45話、『僕は女子寮の寮生だった』です。下は第43話のURLだよ。

https://kakuyomu.jp/works/16816700429102468154/episodes/16816927859252905295

 ボク、ちゃんとした『女子寮生』として、『独身女子寮』にいたんですよ。。。


 さてさて、確かにボクは独身女子寮にいて、そのときは女子トイレを使わせてもらっていましたが・・


 その独身女子寮では、昔は多くの女子寮生がいたらしいのだが・・ボクがいたころは、寮生も少なくなっていて、トイレの個室の数が充分にあったので・・女子トイレの行列はできていなかったのです。ですから、ボクは女子トイレを使った経験は豊富でも、残念ながら、女子トイレの行列に女性と一緒に並んだ経験はないのですぅ💦


 さて、アホバカ妻と、この女性作家のエッセイの話をしていたのだが、アホバカ妻は、この作家が書いている『各個室の前に並ぶ』というのは経験したことがないそうだ。アホバカ妻は女性作家が感心していた『全員が一列に並ぶ』というのしか、経験がないらしい。女子トイレの行列の仕方って、地域、地域で違うんでしょうか?


 すると、アホバカ妻がこんなことを言い出した。


 「それより、もっといいシステムがあるのよ。韓国でね・・」


 ボクは以前仕事で3年間、韓国に単身赴任していた。その間、よくアホバカ妻が日本から遊びに来ていたのだ。そのときに体験したらしい。


 「韓国の空港にある女子トイレでね・・トイレの入り口に個室が描かれた地図があって・・人が入っていない個室にはランプがつくようになってたのよ。そしたら、トイレで行列をしなくていいし・・中に人がいないのにドアが閉まってる個室があっても、いちいち、ノックをして空室を確かめる必要もないでしょ。あのシステムは、すばらしいわ。あのシステムの女子トイレを日本でも作って欲しいわ」


 なるほど。ボクは韓国の空港で、そういう女子トイレを体験したことはないのだが(当たり前ですな💦)・・言われてみれば、『空いてる個室にランプがつく機能』って便利ですね。。。


 さてさて、こうして、女子トイレの問題を話し出したら・・話が尽きませんね。


 女性の皆さぁん、貴女が出会った『これはすばらしい』と思った女子トイレってありますかぁ?

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