172 2月7日(水) しゃべるおばさん
以前、『しゃべる男』と題して、この日記にアホバカエッセイを書いた。
催眠術を使って英会話教材を購入させる男の話だ。ボクはまんまと男の催眠術にかかって、あやうく高価な教材を買わされるところだった。嘘みたいな話だが、これ、実話なんですよ(笑)。URLは以下ですね。
https://kakuyomu.jp/works/16816927862654115962/episodes/16817330651061123154
で、今日のタイトルは『しゃべるおばさん』。。。『しゃべる男』の話と関係がありそうだが・・・実は何の関係もありまっしぇ~ん(笑)。
最近、街の中でスマホを口に当てて、しゃべりまくっているおばさんをよく見かける。例えば、スーパーとかコンビニなんかでだ。
それとなく見ていると・・・
買い物の途中で、おばさん友だちに料理のレシピなんかを確かめたくなって・・・
その友だちにスマホを掛けて、大声で何か確認をしながら、野菜や肉などをレジカゴに入れていくのだが・・・
そのうち、だんだんと普段の『おばさんトーク』と変わらなくなってきて・・・
そのまま、スマホで大声で話しながら、スーパーの中をぐるぐると何度もまわっているのだ(笑)。聞いていると、買い物に全く関係のない旅行の話をしていたりする。。。
しっかし、こういうおばさんって、やかましくって迷惑なんですよねえ(笑)。
道を歩いていても、急に声を掛けられることがある。
この前もそうだった。ボクが道を歩いていると、急に後ろから「あんた、間違ってるよ」と大声で言われたのだ。「道を間違えたのか」と思って、びっくりして振り返ったら・・・おばさんがスマホで話していた(笑)。きっと、皆さんも同じような経験をされたことがあるんじゃないかな。
おばさんというのは、街の中であろうが、どこであろうが、何時間でもおしゃべりができるんですよね。
ボクの住んでいる街の最寄り駅に行く途中に、こぎれいなマンションが建っている。で、先日、駅に行く途中でそのマンションの前を通ったら、おばさんが二人で立ち話をしていた。
そして約3時間後、ボクは用事を済ませて今度は駅から戻ってきた。すると、そのマンションの前で、さっきのおばさん二人がまだ話していたのだ! ここまでくると、すごいですね!
話をしているのは、ボクの知らないおばさんだけではない。アホバカ妻もそうだ。
先日のことだ。アホバカ妻が「ゴミを出してくる」と言って家を出た。しかし、なかなか帰ってこない。最初は、ゴミ出しのついでに、コンビニにでも買い物に行ったのだろうと思っていたのだが・・・。なかなか帰ってこないままで、10分、20分・・・と時間が経過する。
さすがに、ボクも心配になってきた。ボクの脳裏に交通事故といった言葉が浮かんできた。ボクは上着を羽織ると、急いで家を飛び出した。すると、アホバカ妻が家の前で近所のおばさんと立ち話をしていた(笑)。
最近、この日記の中で、『ボクの身体が女体化してきた』とか『ボクは女みたいな男』といった話を続けている。それで、ボクが得意な女性の立場(笑)で、こういった『おばさんトーク』を考えてみた。
ただし、ボクの駄作を読んでくださる女性の皆さまは、若くて美人で素敵なお姉さまばかりなので、おばさんなんて一人もいやしない。そんな皆さまは、以下、『おばさんトーク』を『ガールズトーク』に置き換えてくださいね。同じ事ですから。。。
言っとくけど、ボクは『おばさんトーク』をしてはいけないなんて野暮なことを言う気はありませんよ。ボクは『女みたいな男』だから、女性にとって『おばさんトーク』とか『ガールズトーク』は一種の社交であることはよく分かっている。女性のボクには、よ~く分かるのです、はい。
で、女性のボクは思うのだが(しつこいですね💦 笑)・・・女性の場合、『話を打ち切る方法』が確立されていないように思うのだ。
道で誰かとたまたま出会って・・・
そのまま、おしゃべりに花が咲いて・・・
で、「そろそろ、家に帰らないといけない」とは頭の片隅で思うのだが・・・
なんとなく、話を打ち切るきっかけがない。
そうして、いつまでもお互いがしゃべり続ける。。
といったことは、女性のみなさんはよく経験するのではないだろうか。要するに、話を打ち切る手段がないのだ。京都の人は、来客にもう帰ってもらいたいと思ったら、「新しいお茶を入れましょうか?」と言うらしい。それが、「そろそろ帰って」という意思表示になるという話だ。『おばさんトーク』の場合、こういった切り上げる手段がないので、みんなずるずると話を続けるんじゃあないのかなぁ。。。
男性なら「じゃあ、これで」と
いつだったか、電車に乗っていたときのことだ。ボクの眼の前におばあさんが二人座っていた。すると、何かのきっかけで二人が話を始めた。その話の内容で、ふたりは知らない同士だというのが分かった。
さて、おばあさんたちは、そうやってずっと話し続けていたのだが・・・そのうち、電車が駅に止まった。すると、おばあさんの片方が「では、私はここで」と立ち上がった。そして、「いろいろ話をしてもらって」ともう一人に頭を下げたのだ。
すると、片方のおばあさんも立ち上がって、「お気をつけて」と頭を下げた。そうしたら、それに対して、最初のおばあさんが「いえいえ、こちらこそ」とまた頭を下げたのだ。
すると、それを見て、片方も頭を下げて・・・という具合に、頭の下げあいになってしまった。
最初のおばあさんは、そうやって頭を下げながら、電車を降りて・・・駅のプラットホームに立っても、電車の窓に向かって、何か言いながら頭を下げ続けているのだ。もう一人のおばあさんもやはり電車の中から、窓越しにホームのおばあさんを見て、何か言いながら頭を下げ続けている。
結局、二人のおばあさんたちは、ホームと電車の中とに分かれた状態で・・・電車が発車して、お互いが完全に見えなくなるまで、そうやって『頭の下げあい』を延々と続けたのだ。
この光景を見て、ボクの横に座っていた学生らしい二人のお姉ちゃんが「ギャハハハハ」と笑い出してしまった。確かにこれって、なんだかコントみたいですものね(笑)。
つまり、これも・・・『おばさんトーク』と同じように、『頭の下げあい』をやめるきっかけがないんですよね(笑)。
そこで、ボクから提案だ。
話を切り上げたくなったら、左手を上げるというのはどうだろうか? 右手を上げると「私にもしゃべらせろ」という合図になっちゃうから、左手がいいなぁ。口に出すと角が立つことでも、左手を上げるだけなら簡単なわけだ。
そうすると、話し相手が「そろそろ切り上げ時だな」と察して、話を切り上げてくれるというわけだ。これって、『頭の下げあい』を続けているときにも、きっと有効だよ。
あっ、読者の皆さんが左手を上げているのが見えました。
はい、はい、話が長いですね。すみまっしぇ~ん💦・・・では、ボクの『おばさんトーク』、いや『ガールズトーク』も、これでおしまいで~すぅ。。。
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