151 11月18日(土) 生成AIと小説勝負(第三回戦)
AIに小説勝負で二連敗したボクは考えた。何とかしてAIを打ち破る手はないものかと・・・
で、思いついたのだ。AIのバックグラウンドは、過去に発表された膨大な小説やエッセイや評論といったものに違いない。みんな論旨が通った話ばかりだ。だから、そういったバックグラウンドを持つAIが太刀打ちできない領域とは・・・ストーリーのないハチャメチャ話ではないだろうかと。。。
つまりだ。AIのバックグラウンドには、ストーリーのないハチャメチャ話などないであろうと思えるのだ。だから、そんなハチャメチャ話で戦えば、AIは新規な物語を創作することができず、きっと降参するに違いないのだ。
で、そんな『ストーリーのないハチャメチャ話』を探したら・・・ありました、ありました! 皆様の応援コメントにお返しする、ボクのアナグラムだ。アナグラムだから、理屈や論旨などは全くない。だから、あれ以上ハチャメチャな話はないわけで、いくらなんでもAIはアナグラムの続きを書くことなんかできまい。
というわけで、第三回戦は、ボクの書いたアナグラムの続きをAIに書かせてみました。選んだのは・・・AIとの第一回戦となった『10月29日(日) 生成AIと小説勝負(第一回戦)』に仲津麻子様、この美のこ様、星都ハナス様から応援のコメントを頂戴しているので・・・その御三方への返信に書いた、ボクのアナグラムです。
詳細はこの日記の『144 10月29日(日) 生成AIと小説勝負(第一回戦)』を見てね。URLは以下だよ。https://kakuyomu.jp/works/16816927862654115962/episodes/16817330666025101225
まずは、仲津麻子様へのアナグラムを使ってみよう。次の『===』で囲んだ範囲が、ボクが書いたものだ。さあ、AIはこの続きを書けるかな?
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〔ボク〕麻子様。
〔麻子様〕アホバカ最底辺作家かい。何じゃらホイ?
〔ボク〕麻子様はさっきなんとおっしゃったのですか?
〔麻子様〕私は「私も最近AIチャット初めてつかってみて面白いと思いました」と言ったのよ。
〔ボク〕えっ、麻子様は、斉木(さいき)英香(えいか)と初めて会ったんですね。で、英香が杖を持っていたんで、その杖が面白いと思ったんですか? 英香が持ってた杖って、どんな杖なんですか? 魔法の杖だったんですかぁ?
〔麻子様〕はあ~。何を言うトンねん、このボケ! 私は『私も最近AIチャット初めてつかってみて面白いと思いました』と言ったのよ。『斉木(さいき)英香(えいか)と初めて会って、杖が面白いと思った』って何なのよ? てか、斉木英香って誰やねん?
〔ボク〕だって・・
私も最近AIチャット初めてつかってみて面白いと思いました・・
(私もさいき)んええあい(ちゃ)っ(と初めて)つか(ってみて)(面白いと思いました)・・
入れ替えて・・
(私もさいき)えいか(ちゃ)ん(と初めて)あ(ってみて)つえ(面白いと思いました)っ・・
私も斉木英香ちゃんと初めて会ってみて、杖、面白いと思いましたっ。。。
〔麻子様〕ぎゃび~ん。
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で、この文をコンピューターに入力して、続きをAIに書かせてみた。『***』マークで囲った部分がAIの創作だ。
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〔麻子様〕ぎゃび~ん。。てか、アホバカ最底辺作家が私の言うことを復唱しているだけじゃないか! このダボ!
〔ボク〕はぁ~ん。確かにボクは麻子様のおっしゃるとおり、アホバカ最底辺作家でございますです、はい。ただ今反省いたしておりますです、はい。で、斉木英香って誰なんですか? どんな杖を持っていたんですか?
〔麻子様〕アホバカは話が進まないわねぇ
********************
うわっ、『このダボ!』って、麻子様って恐い人だったんですね~!
てか、AIの書く『ボク』って、なんかバッカみたいですぅ(笑)。。まあ、本人そのままですけどぉ(笑笑)!
で、『続きの文を書く』というのをクリックして・・・AIが書いた続きだ。
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〔麻子様〕アホバカは話が進まないわねぇ。この役立たず!
〔ボク〕ぎゃび~ん。すみません、すみません。お教え下さい、麻子様ぁ。
〔麻子様〕『AIチャット』ってのが何なのか知りたいわ。あと、斉木英香(さいきえいか)についてちゃんと調べてきなさいよ、このダボ! このカスが!
〔ボク〕はぁ~ん。了解いたしましたです、はい。もうすでに調査は
********************
えっ、麻子様ぁ~、『AIチャットを使ってみて面白かった』のは麻子様でしょ。なのに、なんで『AIチャットってのが何なのか知りたいわ』って、ボクに聞くんですかぁ? てか、『役立たず』、『ダボ』、『カス』って、麻子様、恐い!
続きはどうなってるの?
********************
〔ボク〕はぁ~ん。了解いたしましたです、はい。もうすでに調査は済んでおります、はい。
〔麻子様〕って、なんでやねん! 何しとんの? 今調査中なの? なんでAIチャットが何かも知らへんくせに調査完了したとか抜かすねん。貴様、自殺願望でもあんのか? てか、斉木英香についてちゃんと調べてこいって言うてるやろ~っ! このグズ!
〔ボク〕ぎゃび~ん。すみません、すみません。
********************
『貴様、自殺願望でもあんのか? 』だってぇ、すごい言葉! 麻子様、やっぱ恐い~(笑)!
麻子様がとっても恐い人だっていうのが分かったところで、麻子様へのアナグラムは終了ぉぉ~。
では、次はこの美のこ様だ。この美のこ様へのボクのアナグラムだとどうなるだろうか?
さっそくやってみよう。『===』で囲んだ範囲が、ボクが書いたものだ。
====================
〔ボク〕のこ様。
〔のこ様〕アホバカ最底辺作家かい。何じゃらホイ?
〔ボク〕のこ様はさっきなんとおっしゃったのですか?
〔のこ様〕うちゃ「しかも濡れ場に持って行こうとしますね」とおっしゃったんじゃ。
〔ボク〕えっ、のこ様が持ってる『塗り薬』を塗られた人は、カニを持ってくるんですかぁ? カニって、おいしいですよね。のこ様はそうやって、いつもカニをタダで食べてるんですね! いいなあ!
〔のこ様〕はあ~。何を言うトンねん、このボケ! うちは『しかも濡れ場に持って行こうとしますね』と言うたんじゃ。『塗り薬を塗られた人は、カニを持ってくる』って何なんじゃ?
〔ボク〕だって・・
しかも濡れ場に持って行こうとしますね・・
しかも(ぬれば)(に持って行こうとしますね)・・
入れ替えて・・
もし(ぬれば)か(に持って行こうとしますね)・・
もし塗れば、カニ持って行こうとしますね。。。
〔のこ様〕ぎゃび~ん。
====================
で、『続きの文を書く』をクリックしたよ。
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〔のこ様〕ぎゃび~ん。なんでお前はそんなアホなんじゃ~。だいたいのこちゃんは、濡れ場とか、そんなもんを持って行く気はないんじゃ。わりゃあ、カニを持ってくるんかい!
〔ボク〕あっ、違いますよ! カニじゃなくて、『塗り薬』ですよ! どうしましょう? ぬり薬でぬるぬるしたら、ホントにカニが来るんですか? ぎゃび~ん!
〔のこ様〕だからさっきから言うちょるじゃろうが。
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なんと驚いたことに・・・AIが書いたのこ様の言葉って、広島弁じゃないですか! AIって、賢いぃぃ!
でも、なんか会話がちぐはぐ(笑)・・・
で、続き・・・
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〔のこ様〕だからさっきから言うちょるじゃろうが。ええかげんにせんかい。このボンクラがぁ。この塗り薬は、ぬった部分がぬるぬるしちょるように見えるだけじゃ。カニなんぞ持って来こおへんわい!
〔ボク〕だったら、『塗り薬』を塗った人がカニを持ってくるっていう感じに持って行きたいんですけど・・・ のこ様、何か方法はありませんか?
〔のこ様〕ほうじゃのう。
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今度は、話のつじつまはあっていますね。さてさて、のこ様はどんなアイデアをお持ちなんでしょう?
しかし、のこ様の広島弁ってすごいですねぇ。で、続きです。
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〔のこ様〕ほうじゃのう。あるとしたら、こうじゃ。『塗り薬』を塗った人がカニを持ってくるわけじゃが、それはつまり・・・
〔ボク〕・・・つまり?
〔のこ様〕それを塗り薬でぬるぬるしたカニだと錯覚させるんじゃ。そうすりゃあ、その人が持ってくるのは『ぬったらカニ』じゃろうが。
〔ボク〕なるほど! さすがはのこ様、素晴らしいアイディアですね! ありがとうございます。これで行けると思います!
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えっ? えっ?・・・ボク、『ぬったらカニ』っていうのが、さっぱり分かりまっしぇ~ん(笑)???
のこ様、『ぬったらカニ』って何ですかぁ? ネットにも出てきません! 『タラバガニ』の仲間ですかぁ? 広島の隠れた名物なんですかぁ? のこ様、『ぬったらカニ』を教えてくださぁい!
ひょっとしたら、
『ぬったらカニ』・・
塗ったらかに・・
塗ったかに・・
塗ったか?・・
つまり、「塗ったのですか?」ということ? でも、『ぬったらカニ』は『その人が持ってくる』ものなんですよね? やっぱ、『ぬったらカニ』は広島名物の何かなんだ。
・・・と、謎が謎を呼びます!
しっかし、広島弁の達人ののこ様と、謎の『ぬったらカニ』には脱帽です!
最後は星都ハナス様のコメントへのアナグラムだ。まず、ボクが書いたのは・・・
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〔ボク〕ハナス様。
〔ハナス様〕アホバカ最底辺作家かい。何じゃらホイ?
〔ボク〕ハナス様はさっきなんとおっしゃったのですか?
〔ハナス様〕私は「すごいですね。興奮しました」と言ったのよ。
〔ボク〕えっ、ネス湖って、あのネッシーがいる、イギリスの湖ですよね。で、ハナス様は、ネス湖で、男性にお色気を振りまいたんですね。ハナス様、モテるからって・・・やりすぎですよぉ!
〔ハナス様〕はあ~。何を言うトンねん、このボケ! 私は『すごいですね。興奮しました』と言ったのよ。『ネス湖で男性にお色気を振りまいた』って何なのよ?
〔ボク〕だって・・
すごいですね。興奮しました・・
(すごい)ですね こ(うふんしました)・・
入れ替えて・・
ねすこで(すごい)(うふんしました)・・
ネス湖で、すごいウフンしました💛。。。
〔ハナス様〕ぎゃび~ん。
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『続きの文を書く』をクリックすると・・・
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〔ハナス様〕ぎゃび~ん。あんた、わざとやってないでしょうね。
〔ボク〕う~ん・・・確かに、すごい興奮しました。(てへ) ハナス様。ふと思ったんですが、もしボクがすごい色気で男性に迫ったらどうします?
〔ハナス様〕あっはっはっはぁーーー。そのトンデもないこと聞いちゃうのぉ~ぅ!(大爆笑)。私みたいなおばさんが、そんなバカなことするわけないでしょ?
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えっ!、『私みたいなおばさん』だってぇぇ!・・・ハナス様、『おばさん』はボクが書いたんじゃありませんよ。AIが書いたんですよぉ。ボクは、ハナス様も麻子様ものこ様も、皆さん、26才のお嬢様だと知っていますけど・・・AIは知らないんですかねぇ?
し、しかし、『すごい色気で男性に迫』るのは『ボク』なの? ハナス様なの?
で、続きです。
********************
〔ボク〕がーん! ショックですぅ。ハナス様、それはあんまりです・・・
〔ハナス様〕それにしても、なんで突然そんなことを言い出したのよ?
〔ボク〕いや、そのぉ・・・ボクも色気があったらいいなぁって思ったんで・・・。(涙)
〔ハナス様〕(ため息)。色気なんて、あなたには無縁のものだわね。(笑)
********************
ぎゃび~ん。『色気なんて、あなたには無縁のものだわね』なんて・・・急にシビアな会話になってますね。ボクも『色気』が欲しい・・・
つ、続きは?・・・
********************
〔ボク〕(涙)。ひどいです!
〔ハナス様〕ごめん、ごめん。じゃぁ、私が色気を出せるように協力するから許してね。で、あなたはどんな色気の出し方を知りたいの?
〔ボク〕ボクは『強い女性』に憧れているんです。だから、強い女性になるにはどうしたらいいですか?
〔ハナス様〕なるほどねぇ・・・う~ん・・・わかったわ。あなたみたいなウブな男の子
********************
えっ、えっ? これって、ボクは『強い女性』になりたい? ボクは周囲の女性から、いつもオンナとして扱われているけど・・・ついに『女性』になるのかぁ!
で、どうやったら『女性』になれるわけ? しゅ、手術?
つ、続きだ。
********************
〔ハナス様〕なるほどねぇ・・・う~ん・・・わかったわ。あなたみたいなウブな男の子が色気を出せるようになるには、やっぱり経験を積むことしかないわね。
〔ボク〕経験を積む? どうやって?
〔ハナス様〕私の知り合いに、なかなかのやり手の女がいてね。ちょうどあなたも楽しめると思うから、今度紹介してあげるわ。いい女と付き合うことは、いい女のテクを覚えることにつながるからね。
〔ボク〕なるほど! で、どんな『すごいこと』を教えてもらえるんですか?
********************
うっわ~、ハナス様、『いい女のテク』って何ですかぁ?
続きはぁ・・
********************
〔ハナス様〕だから、まだそれは言えません!
〔ボク〕う~ん、やっぱりそうだ。『すごいこと』って、ハナス様の小説みたいに・・・(笑)。
〔ハナス様〕お黙らっしゃい!(笑)。じゃぁ、近々連絡するから楽しみに待っていてね。それまでその考えをじっくりと練っておくことね。
〔ボク〕は~い!
********************
AIはちゃんと、ハナス様の小説が『すごいこと』を知っているんですね。やっぱ、AIって賢いじゃん!
し、しかし、今度ハナス様と会ったら、『やり手の女』の『テク』の『すごいこと』を教えてもらえるんですね。ハ、ハナス様ぁ~、『連絡』待ってますよぉ(ハアハアハア・・荒い息)。
以上でAI対戦はすべて終了ぉぉぉ~!
さて、第三回戦の結果は?
仲津麻子様、この美のこ様、星都ハナス様の特徴を、AIは見事に出していました。
仲津麻子様=とっても恐い人! 決め決め台詞ぜりふは『貴様、自殺願望でもあんのか? 』!
この美のこ様=広島弁がうまい人! 謎の広島名物の『ぬったらカニ』を持ってきてくれる人!
星都ハナス様=『やり手の女』の『テク』の『すごいこと』を教えてくれる人! で、『おばさん』!
( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン・・・ひぃぃぃ。ボ、ボクはハナス様が26才って知ってますよぉ。『おばさん』は、AIが勝手に言ってるんですよぉ~。。。
(赤く腫れたホッペを押さえながら)こんなの、ボクはとても書けまっしぇ~ん!。ボクの思惑を覆くつがえして・・・アナグラムといったハチャメチャ話でも、AIは充分に続きの物語を創作することができましたぁぁ。。。AIって賢いぃぃ。
でもって、小説勝負は、第三回戦もAIの勝ちぃぃぃ!
またも、ボク、撃沈です! ぎゃび~ん!
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