編集済
牢獄のなかでも未来を見て生きておられたのだなと思うと、人生は捨てたものではないなと思えました。
辛い戦いに待っていた人生ですよね。
死んだものとして生きようという気持ちがじんわりと伝わりました。
キャベツはずいぶん昔からあるのですね🥬
作者からの返信
奥森蛍様
コメントをありがとうございます!
幕府の指示で、外国語を習うことになったり、海軍伝習をすることになったり、留学することになったり。そういう変化に順応された皆さんですので、きっと牢の中でも次にすべきことを見つけられたんだと思います。
「人生捨てたものではない」と感じていただけたなら、とても嬉しいです。
キャベツは、この当時庶民には観賞用として葉ボタンが人気だったそうです。
食用のキャベツは居留地の外国人向けに栽培されていたとのことでした。
時代の分岐点に立つ者たちのワイワイがやがやとしたお話。とっても素敵でした。和気あいあいとしたおじさんたち。その才により、刀をペンに持ち替えて、新たな時代を切り拓いていくのだろうなと想像させます。決して過去の亡霊ではなく、いつまでも時代の先駆け。これは敵いませんね。
イトウ君は微かな焦りを感じつつも、目の前に羅針盤のようなものを見つけた。
飲み込んだ残りの汁のじんわりとした温かさに、そんな気持ちが投影されているように感じました。
獄中の男飯は『やってみれば、なんでもできる』の実践のようでした。カッコいい!
作者からの返信
蒼翠琥珀様
深く読んでくださってのコメント、とても嬉しいです。
面白がって好きなこと(学問)に突き進んでいれば必ず道が拓ける!を実践しているオヤジたちです。
イトウ君はやっと未来を見ることが出来たのではと思います。
ありがとうございました!
優秀な人材ならば敗けた者も斬り捨てず、再登用する。当時の日本はパワフルで前向きで、新しいことに挑戦する力に満ちていたみたいですね。
海外ならば、楯突いたものは一族郎党皆殺し…なんてことも多かったみたいなのに。
囚われのオジサンたちがキャッキャ言いながら料理して、みんなでワイワイ食べる。時代を作った偉人たちなのに、なんだか可愛らしいです。
悲壮感が微塵も無くて、むしろ楽しそうです。さすが、メンタルが強い。
作者からの返信
霧野様
コメントをありがとうございます!
遅まきではありましたが幕府が育てた人材が、明治政府でちゃんと活躍していたのが嬉しかったです。
特に海軍は旧幕府軍も官軍も長崎海軍伝習所の同窓生なので敵対と言っても殺伐としたものではなかったなかもしれません。
今回のオジサンたちはなんでも面白がる人たちなので、どこででも楽しいことを見つけそうです。
榎本武揚は学校では戊辰戦争以降の去就を習わなかったので、てっきり幕府側の人間として裁かれたままなのかと思っていました。
その後、明治政府の一員として活躍していたのですね。
戊辰戦争で破れた後、新しい時代を作った偉人達。再出発の活力になった豚とキャベツの煮込み料理。格別の味だったのでしょう。
作者からの返信
雪世 明良様
早速読んで下さって、ありがとうございます!
榎本武揚は七飯の借地問題で尋問されたくらいで、あとはのんびり獄中生活をしていたようでした。
旧幕軍の幹部たちは語学も堪能で有能な人も多いので、多くの人が赦されて出仕しているようです。
豚とキャベツの料理もきっとその後押しをしたはず!ですよね。
編集済
凄い人ばかりの、豪快なのに繊細な料理ができる様が、可笑しく、テンポよく、そしてチームワークもよく、美味しそうにできあがっていく様が想像できますね。凄い人たちも同じ人間なんだよなあ。でも、見ている未来が違うんだよなあ。
そんなことを考えさせられました。
作者からの返信
緋雪様
早速読んで下さって、ありがとうございました!
牢の中で「男の料理」やってみました。
榎本さんと大鳥さんは明治になって北海道開拓使としてかなり尽力されたので、北海道では有名人だったりしないでしょうか?
全く話は変わりますが、隣町のスーパーで「十勝川西長芋」が並んでいたのを見て、うっかり買ってしまいました。
最近「十勝」を無視出来なくなりました。
日本の為に命を懸けて突き進む人達。囚われてもなお未来に目を向けている。
何て素晴らしいんでしょう。
このような人達がいてくれて、今日の日本があるといえましょう。
人間の出来が違うんですね。畏れ多い。登場人物に敬礼!
それをご紹介くださってつむぎさんにも、敬礼!
作者からの返信
@88chama様
こちらにもコメントありがとうございます。
当時の一線で学び活躍していた人たちですよね。
その貴重な人材を失わずに、次の時代にも活躍してくれてよかったと思いました。
本当に、人間が違いますよね。
読んで下さって嬉しいです。