応援コメント

第五膳 後半 『さいごのちらし寿司』 」への応援コメント

  • 毎晩、小説の朗読を聴きながら眠るのが習慣になっています。
    殆どが時代小説です。武士道とか武家の心得とかに惹かれます。

    その中で武家の娘にいつも感心させられております。厳しく躾けられ、奥ゆかしさとか気丈さとか気品とかに・・今では遠くなってしまったけれど、この礼子さんのような、礼節をわきまえた可愛らしい人にとても惹かれます。
    兄様の最期を知った礼子さんの姿を私なりに想像してみました。
    きっと武家の娘らしく現実を受け止めたことでしょう。
    最後のちらし寿司、お別れのちらし寿司。いつまでも忘れられないものになりましたね。

    作者からの返信

    @88chama様
    こちらにおいでくださって、ありがとうございます!

    ローバ様は朗読で本を聞かれるのですね。
    それはとてもいい方法ですね!

    『銀漢の賦』(葉室麟作品)も朗読サービスがあるでしょうか?
    大好きな本だったのてすが、田舎に引っ越すときに手放しました。
    もう一回読みたいなぁと思います。

    武家の時代は現代と価値観も違って、男も女も厳しくしつけられていたようですね。
    その自分に出来る範囲で、精一杯頑張る姿にホロリとします。

    さて、この「語られぬ物語」を楽しんでいただけて嬉しいです!

    時代物はたくさん下調べをしないといけないので最近は書けてないのですが、また書いてみたくなりました。

  • 池田屋と聞いて胸が騒ぎました。
    いまだに坂本龍馬の刀傷が柱に遺っているといいます。
    一度見に行きたい。
    つぐみさん、よく調べて書かれていますね。
    実在する話だけに大変だったろうなと、ご苦労が忍ばれます。

    作者からの返信

    オカン様
    コメントをありがとうございます!
    池田屋、心がざわつきましたか(*^^*)
    膝詰めで新選組について一晩中語り合いましょう♪
    あ、坂本龍馬派だったら脇差も預けておいたほうが安全でしょうか。

  • ちらし寿司を作っている風景がとても幸せそうで……。
    兄様はきっとこれが最後かもって思っていたのかもしれませんね。

    とても切なくしんみりとした気持ちになりました。(でも、こういうおはなしは大好きです)

    作者からの返信

    一帆様
    こちらへもコメントをありがとうございます。
    兄様は覚悟を持って生きていたのでしょうね。
    おはなしが好きと言ってくださって、とても嬉しいです。

  • 小烏 つむぎ 様
     礼子さんが兄様をとても慕っている様子が伝わってくる文章でした。ちらし寿司を作っている間の楽しそうな雰囲気もとっても素敵で。
     だからこそ、最後となってしまったことがとても悲しかったです。幕末はまさに激動の時代。その中を武士として最期まで駆け抜けた兄様……切なさが込み上げてきます(;_;)

    作者からの返信

    空草うつを様
    コメントをありがとうございます!
    礼子の兄を思う気持ちを感じてくださって、嬉しいです。

    兄はこのあと、箱根で戦い、函館で戦い、歴史に名を残します。でもきっと家族は名を残すことより、毎年ちらし寿司を作る生活を望んでいたと思います。


  • 編集済

    またまた素敵な時代劇チャンネルが始まってますね!
    池田屋と聞いて、兄様ご無事でよかった…と思ったのに、鳥羽伏見で…
    激動の幕末は幾多の悲しみをも生み出してしまいましたね( ; ; )

    ちらし寿司の東西の違いも改めて勉強になりました♬

    追記
    雪世明良さんのコメントでびっくり、伊庭八郎さんでしたか!わー!凄いです〜!

    作者からの返信

    黒須友香様
    コメントをありがとうございます!
    ひとり独自路線を走っております(^-^;
    そうなんです。「伊庭の小天狗」さんです。
    華々しくも悲しい活躍の前にはこんな普通の生活があったはずと思って書きました。
    登場人物に心当たりがあってくださって、嬉しいです!

  • 「礼子」「遊撃隊」「鳥羽伏見の戦」
    ……も、もしやお兄さんはあの有名な隻腕の剣士「伊庭八郎」でしょうか。
    それぞれの想いを抱えて、時代の中で戦った人間にも家族と過ごしたひと時があったのかと思うと切ないですね。

    作者からの返信

    雪世 明良様
    最後まで読んでくださって、ありがとうございます!
    はい!
    その「隻腕」の「伊庭の小天狗」さんです!気づいてくださってありがとうございます!!
    華々しい活躍と悲劇的な最後を語られることの多い人物ですが、こういう普通の日常もあったはずと思います。

  • 小烏 つむぎ様

     ダメだ。泣いてしまう(ノД`)・゜・。
     淡々とした語り口の中に息づく人々の生活。感情。
     幕末の動乱と熱気。全部感じることのできる文章、空気感。
     本当に素敵です。

    作者からの返信

    涼月様
    コメントをありがとうございます!
    時代を感じてくださって嬉しいです。
    この時代はこんな悲劇が官軍にも幕府軍にもあったのでしょうね。

  • 現代の私たちはつい「歴史」と思ってしまうけれど、当時の人たちにとっては紛れもなく「生活」だったのだ…と、改めて思いました。
    やんちゃで盛り付けにやんやと口を出すお兄様、皆に慕われている様子が微笑ましい。地方の情報など手に入りにくい時代、弟妹たちにとってお兄様のお話はさぞ興味深かったのでしょうね。
    賑やかで、ほのぼのとした家族団欒……と思ったら、この結末。最後まで変わらぬ淡々とした語り口が、静かな涙を誘います。

    作者からの返信

    霧野様
    コメントをありがとうございます!
    生活の積み重ねが歴史で、歴史になってしまうと生活が見えなくなってしまいますよね。
    この兄妹も家が幕臣なので覚悟はあったでしょうが、やはりこの最後はつらいでよね。


  • 編集済

    語る人によって口調は変わっても、全ての物語が端正な美しい文章(なおかつ自然なのがほんとすごいー!)で、いつも引き込まれます。

    どうにもならないほどの大きな歴史のうねりの中にある優しい日常が、美しく、悲しいです。

    作者からの返信

    玖珂李奈様
    文章を誉めていただいて、ありがとうございます!
    嬉しくて何度も何度も繰り返し読みました。
    とても励みになります!
    ありがとうございました!

  • まさに語られぬ物語!
    歴史の中には生活があり、毎日ご飯を食べてる人がいるんですよね。
    兄と妹の関係にまたほっこりします。

    作者からの返信

    関川二尋様
    コメント、ありがとうございます!
    これから食べるお昼ごはんも、あの兄妹が食べたちらし寿司も同じ、日常の風景。
    もしかすると今日のランチが歴史を変える一膳になるかも!ですね。

  • 刹那。
    兄様にもうあえないだなんて。

    語り口調がいかにもで、すらすら読んだ先の悲しみが、いま余韻で残っています。

    素晴らしいです!

    作者からの返信

    和響様
    いつもありがとうございます!
    余韻にひたっていただけて、とても嬉しいです。

  • 歴史の勉強と食べ物の歴史も知れて、素晴らしいです!!

    鳥羽伏見の戦い、幕府方圧倒的有利にもかかわらず敗北。
    司令官の戦慣れしていない判断ミスや多勢に頼り過ぎて、大まかな作戦で良しとした適当さが生んだ敗北。

    こんな重要な戦いにもかかわらず、慶喜公は切れ者にもかかわらず、その任を任せた責任者の選び方が、力量に見合ったものではなく、単なるお役所的システムで行われた、勝ち負けよりもそういう封建制の肩書を尊重するという、平和時のみ機能しうる考え方で非常時を行った愚。
    動脈硬化をしている制度の犠牲者だったと思います。

    上に立つ者達の責任は重く、また、個人の有能無能を越えたところに、この社会の大転換は行われたと思います。

    今、まさに、ロシアの理不尽な戦争について、標的にされうる国々は、早急に対策を立案し、国民もそういう意識を持ち、今までとは世界の事情が違うフェーズに入ったことを自覚しないと手遅れになると思います!(`・ω・´)

    作者からの返信

    風鈴様
    いつもありがとうございます!
    鳥羽伏見の戦い、追加情報ありがとうございます!
    本当に今の状況と重なりますね。

  • 刺身の乗ったちらし寿司におやっ? と思ったのですが東西の違いがあったのですね。
    勉強になります(*´ω`*)
    家族で食したちらし寿司の思い出、お戻りにならなかった兄様のことを思うと悲しくなりますね。昔はほんとうにそういう時代だったのですよね。

    作者からの返信

    奥森 蛍様

    刺身を伸せただけのちらし寿司?海鮮丼じゃないか!と私も思いました。江戸時代の刺身は今よりも一切れが大きいらしいので、さぞかし豪華だったょうね。

    幕末、ほんの四代五代ほど前の話し。曾祖父あたりが経験したことかもしれませんね。

  • こんにちは。
    時代が大きく動くなかで、日々の小さなよろこびを大切にする。それは戦いに出る侍も、見送る家族も同じなんでしょうね。
    美しい物語でした!

    作者からの返信

    久里琳様
    美しい物語と評してくださって、とても嬉しいです!
    ありがとうございます! 
    今よりもずっと覚悟を持って生きていた時代ではないかと思うのですが、失いたくない日常だったと思います。

  • 兄妹のいじらしい距離感がまた無常観を感じさせてくれます。
    幕末の動乱、その陰にあった日常の尊さですね。

    ちらし寿司も各地各家違っていて面白いですよね

    作者からの返信

    出っぱなし様 
    コメントをありがとうございます!
    特別なことでもない普通な事が普通に出来る幸せを、失ってはじめて思います。
    それを感じてもらえたならくださってありがとうございました!

  • 叔父上である兄様の背中を見つめる妹さんの眼差しが、なんともいじらしいです。ずっと一緒に居られるわけではない。だからこそ同じ時間を過ごす機会が鮮明に記憶に残る。史実に記されることのないひと時にも、彩りや温かさがあったはずですよね。それが巧みに、そして自然に浮き彫りになっていて、毎度歴史の狭間に引き込まれます。

    作者からの返信

    蒼翠琥珀様
    素敵なコメントをありがとうございます!
    この時代の雰囲気を感じてもらえたならとても嬉しいです。
    歴史はこんな日時の積み重ねで出来ているのですよね!

  • いつも、その才能に惚れ惚れしています。
    史実の影で、こんな、ほのぼのとした風景があったなら…いや、あったと信じたいですが、普通の幸せな時間も過ごされていたこと、読者としても嬉しいです。
    賑やかで、優しくて、美味しくて、嬉しいちらし寿司。お兄様の、励みになったと思います。

    ※私の実家のちらし寿司は混ぜる派です。中に焼いて砂糖醤油に漬け込んだ穴子を刻んで、煮た根菜類と一緒に混ぜます。

    作者からの返信

    緋雪様
    いつもありがとうございます!
    この「兄上」は幕末の動乱で命を散らすのですが、一緒にちらし寿司を食べた「父上」や弟たちは生き抜いて子孫さまが今もおられます。
    歴史の流れで日常は隠れてしましますが、こんな一コマもあったはずですよね。

    ちらし寿司を混ぜる派!
    しかもアナゴ!ぜいたくだ!

  • 最近、異世界FANTASYをよく読んでいたので、久しぶりに正しい兄妹の形を読めました。僥倖。

    作者からの返信

    悠木柚様
    コメントをありがとうございます!
    嬉しいです。
    日本史的兄妹ですよね。

  • 動乱と呼ぶに相応しい時期。
    いつ別れ別れになるともわからない中で、ちらし寿司の思い出ができたのは重畳と言うべきなのかもしれません。できれば、その後もずっと仲良く暮らせれば良かったのですけどね。

    ちらし寿司、本当に各地いろいろで食べ比べとかしてみたいものです☆

    作者からの返信

    愛宕平九郎様
    ちらし寿司までが思いのほか長くなったのですが、お読みいただきありがとうございました。
    「兄上」は家に帰ることが出来ませんでしたが。兄弟の子孫様は今もおられます。そうやって日常は続くのでしょう。

    各地のちらし寿司比べ、やってみたいです。
    あと。お雑煮も!