第21話 親睦会

早速冒険者ギルドが保有する馬車をチャーターした俺達は、王都ヘンテルブルクへ向かっていた。


「なあ、ソフィア。今更なんだけどさ、これ何日くらいかかるんだ?」


「3日もすれば着きますよ。特にアクシデントが無ければ。」


「そんなもんか…。それと、俺から一つ言っておきたい事がある。」


「なんでしょう。…まさか、愛の告白ですか!?この巨乳に目を付けるとは隅に置けませんね……。」


非常に魅力的だけど違う。それとリアが白い目で見てくるからやめてくれ。


「……………。まあ端的に言えば、俺の今後の話だ。リアがどう思ってるかは知らない。だけど俺は世界中を気ままに旅して回りたいと思ってる。今回は王都にも行ってみたいから依頼を受けたけど…。」


「ああ、そう言う事ですか。それなら心配要りませんよ、あの人もリュウトさんを使い潰そうなんて考えてはいませんから。残念ながら専属嬢としてずっと同じギルド支部で手に負えるようなお方でもなさそうですし…。」


「わ、わたしも、色んな所に旅して見て回りたいです!ずっと孤児院暮らしで外の事を全然知らないし…。」


決意表明するリアもなんて可愛さなんだろう…。彼女の事は一生俺が守ると決めた。


「おう、安心しろ。リアの貞操は必ず俺が守り抜く。」


「ふぇっ?て、てててて…。」


「やっぱりお二人ってデキてる…?」

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黒刀剣士と少女達〜転生青年の異世界冒険記〜 yg @usuimishiro

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