第6話 創作活動をしていての悲喜こもごも
こんにちは。一週間いかがお過ごしでしたでしょうか。風邪などはひかれていませんか?
今回はタイトルそのものです。これまで長期に渡る執筆活動の中での悲喜交々をお喋りしようと思います。
既にお話ししたように、私の作品は処女作から原作がありません。インターネット黎明期に急激に増加した原作あり二次作品サイトとは同じ個人作品サイトとしても扱いが異なります(原作が同じですと相互リンク依頼がすぐ来るなど)。一次創作は書籍という雰囲気が根強く、アニメーションやサブカルチャーなどインターネットの初期を牽引してきた層からはあまり目を向けてもらえる存在ではありませんでした。
「オリジナル作品のサイトPVが上がらないのはイラストも同じ」とは、先週紹介した親友も言っていました。「これだけイラストサイトがある中で固定ファンが付くまでは時間がかかるよ」とも。
悩んだ末、注目されないという状況を逆手に、この時期は「どうせ実験中サイト」と、好き放題に試行錯誤を繰り返しました。1ページの文字数、書籍とは異なる画面(=横表示)で見やすい行間表示の取り方などの技術面、文章や語彙強化、キャラクターとの同化など今の作風につながる試作の期間に充てました。
その証拠(?)に、PVカウンターを自作サイトの閉鎖時まで付けていません。PVを話題に出すようになったのは投稿形態に移行してからです。年齢制限作品も投稿可能になりましたが、全面基準内(R15)に改稿するチャレンジが今も続いているようなものです。
ですから最初から日常・恋愛を中心とするジャンルを書いている私のところへは、ご自身の気に入られた作品・作者を探されてたどり着いて下さった方が多いのです。
また一時「小説家になろう」では相互フォローのユーザー数で作者の優劣を判断するような風潮になったとき、「数を追わず読みに来て下る方に感謝を伝える方針」に舵を切りました(数を追わないと発表。非表示にしてしまったのです)。
正直反応が怖かったですよ? 大したPVもない私が生意気な大口です。ただ…、数百人いる「何となくお気に入り」の中の1人より、「この人の作品を読みたい」と言って頂ける1人になりたいと思ったのです。
フォローして下さる読者さまの数を増やすことは簡単ではありません。ですが、数より素直な感想を頂ける方ばかりですから、私にとってはそちらの方が何倍も嬉しいのです。またどんな感想をくださった方にも必ず返事を書きます。「反応を頂けた=大事な時間を私の拙作に目を通すことに使って下さった」という感謝です。こうした双方向のやりとりを今も第一にしています。
「カクヨム」というKADOKAWA運営のサイトで、作品・作家フォローして下さる方が多くなるとは嬉しい誤算でした。(KADOKAWA=元「角川書店」というネームバリューは私の中で非常に大きなものでしたから)
そのきっかけとなったのが『短編・中編コレクション』に収納されている「あなただけのチアになりたくて……」だと思われます。
https://kakuyomu.jp/works/16816452218570261744
1万文字にも満たない独立短編作品ですが、ある日の通知を開いて表示されたのは「作品に★レビュー『カクヨム運営公式』」の文字。…体が震えました。(現在もありがたいお言葉と作品共に当時のまま公開状態です)。
流行ジャンル作品でなくても読んで下さる方は公式の中にもいらっしゃる、書いていていいんだ…と。
結局ふたを開けてみると、私が書きたい&読みたいと思うような作品を掲載していらっしゃる方や読んで下さる方は確実に存在する。そんな皆さまとのご縁を一番大事にしています。
創作では実際の年齢や性別は関係なく全て平等です。知識豊富な方、瑞々しい感性をお持ちの方、文章構成の上手な方…etc.。
作品がアップされれば時間の許す限り感想を書き、大抵の作者さまはそこに「○○をテーマにしてみました」などと作品の裏側を返して下さいます。それをありがたく頂き自分の作品にも繋げていく…。
これが書籍デビューされた作者さまとも続くのです! 出版物の感想は通常出版社経由ですが、ここでのご縁の方とはお許し頂ければメッセージ直送も可能です。そしてお忙しい中でお返事を頂けることも!
これが私がオンライン(趣味)作家として続けていられる最大の理由です。もし「人気も出ないし」と当時筆を折っていたらこんな出会いはなかったでしょう。
一時の状況に一喜一憂せず、最初から失う物もない。地味でも続けていれば大切なものに出会える…。
『皆さまの存在が私の宝もの』なのです…。
また目一杯ですね・笑。
今週もありがとうございました。
また来週、この場所でお待ちしております。
どうぞ良い週末を…。
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