第5話 ヒロイン作りの特訓教材はアレ!?
こんにちは。今週は平常モードに戻すまでにしばらくかかりましたね…。
先週の続編としまして、ネットで小説を書くことになった私のその後をお喋りしたいと思います。
前回お話ししたとおり、私の初代小説サイトは学校実習の一環ですから、卒業と同時に消える運命。1997年、自宅パソコンを購入。時同じく自宅でプロバイダに契約。ダイヤルアップ…当時最高速の56kbpsは今のスマホの制限モードよりも低速です。私が今も1ページの上限を原則2000文字とするのは、1駅間で読める文字数と、低速でもストレスなく表示できる目安の名残です。
自宅からでは時間の無駄と、既存のデータを演習室からプロバイダへ転送し、個人小説サイトとして開設。パソコンだけでなく
茜音の企画が2000年に立ち上がり、2006年に連載を開始、2008年に第1期(現ETERNAL PROMISE【The Origin】の芯部分のみ)を書き終えていたようで、記録では2016年に結花、2017年に花菜がそれぞれ生まれています。その間は、現在再構成中の単発作品の時期でした。
さて、大竹姉妹から始まり、皆さんから慕われている松本花菜まで、数多くのヒロインキャラクター、また恋愛作品を作れたか?という部分ですね。
大学1年の時、今も交流が続く親友と運命的な出会いをします。私の大学は理工系ですので、男子の数が圧倒的に多いことはご想像できるかと思います。「ジャンプ」「マガジン」「サンデー」なども普段借りて読みましたが、親友が教室に持ち込んだのは「なかよし」「りぼん」「ちゃお」でした。
原色使いの多い表紙の中にパステルカラー使いの表紙は目立ちます。でも今度は一人じゃない…。
講義の空き時間、親友は絵を、私はストーリーを吸収。
少年向け作品とは異なる視点、主人公の緻密な心の揺らぎ、日常恋愛作品を書くために必須な学習材料はここが出発点です。児童文学(講談社青い鳥文庫、集英社みらい文庫、講談社YAなど)は今でも読みます。
その効果が如実に表れたのが「空の指輪・TimeUp!3(2001年・恋愛)」。同名別人かとすら驚かれました。タイトルも含めヒロイン目線で物語を語るスタイルが確立。文章力はともかく、物語自体は大改稿をせずとも今の作品にも通ずるものがあります。この変化を可能にしたのは「1」の掲載用改稿時にモブキャラから
以降、主役・準主役級の子は『敢えて詳細設定をせず、作品と共に成長させる』のが最大の特徴です。恋愛本編の後、結婚・生活・生涯を追うことも可能にしています(佳織の娘が結花、結花が成長し彩花を出産、彩花の「アルビレオのゆびきり」が作られたように)。
これらの材料を投入し原点回帰を追求した茜音。先生との大人の恋愛に耐えられるように誕生した結花。先行2人の特徴+年齢相当に寄せた花菜という新世代ヒロイン3人娘がようやく誕生。
彼女たちになりきり、会話をさせ、言葉遣いまで検証します。私の恋愛、失恋、片思い経験など過去もフル活用です。
現在も彼女たちの後任となる子を作り続けていますが、完成された四天王との差別化も大変です(笑)。
皆さまの執筆スタイルは存じ上げませんが、私はこんな形で一人を生み出すのに年単位ですから、まさに我が子です。
その教科書が少女コミック!?。例の親友にラフ画をお願いし人物を固めたことも。じっと絵と向き合い「あなたは何をしたい?」と会話するのです。親友もまだイラスト界で現役です。
大学生で少コミ!と笑われましたよ? 某アニメブームの期間中、二次作品執筆にも誘われました。練習にはなりますからね。しかし、私たちは互いに書き(描き)たい自分たちの理想を追い求めました。
結果、時を経た現在まで継続して活動しているのは私たち二人だけなのです。
だからこそ誕生した子は愛おしいですし、その子なりの幸せを見つけたいのです。
恐らく今後もこのスタイルは変わり(れ)ません。本数は減ったとしても、一人一人を丁寧に書いていきたいと思います。
お時間いっぱいですか?
本日もありがとうございました。
また来週、こちらでゆったりお待ちしています。
どうぞ、良い週末をお過ごし下さい。
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