【エッセイ】「白色は描かないで残します・・・。」について

進藤 進

語るに落ちもしない?

※イラストは作者の「近況ノート」に添付してあります。

 内容は同じですので、そちらを御読みいただくと、より臨場感がますので御勧めします。レビューしていただいている皆様には、いつも2通お知らせが届き、恐縮の次第です。本文には画像を添付できないのと、「思い出」として、エッセイに残したく、御容赦願います。


※※※※※※※※


再び、語ってしまいます。

これで終わりかと思います。(たぶん・・・。)


前回は「黒色」だったので。

今回は「白色」について、語らせてください。


またまた、小学生の頃。

進少年は悩んでいました。


水彩画で滲んでいたせいもありますが。

「白色」がどうしても表現できないのです。


運動会の絵なんかで。

「赤組」は描けるのですが、「白組」は「ネズミ組」みたいにグレーにくすんでました。


まあ、乾いてから厚めに塗れば何とかなるのですが。

それにつけても「白色」は難しいと思ったのです。


他にも夏休みの思い出。

海で遊ぶ絵を描こうとして。


まぶしい太陽の日差しなんかを。

描きたいなぁと、思いました。


でも、いくらやっても光の表現等、できません。

光の白なんか、一生、描けないと思っていたのです。


しかし、「滲む水彩画」を克服して描いていくうちに。

ハタ、と気づいたのです。(これ、多い?)


「描かなきゃ、いいんじゃね?」


そうです。

「白色」は描かないで紙の色のままにするのが一番、白いのです。


よく美術の先生が。

「空気を描きなさい」などと。


無茶なことを言います。


だけど、あれは。

丸いボールなら斜め下を薄っすら影にしていけば立体感がでます。


影の中も端の方に比べ中の方を濃く描くと、更に形が浮き上がります。

なんか、ボールの向こうに手が入りそうじゃね?


そう思えたら、しめたもの。

これが「空気を描く」ということなのです。


話を戻して。

進少年が大学生の頃。


新聞の日曜欄に綺麗な写真を見つけました。

添付の画像はそれを水彩画で描いたものです。


三ヶ月くらい、少しづつ、滲まないように描き足していきました。


一つだけ注意したのは。

光の部分は一切、手をつけないことでした。


「描かないで描く」とうことです。


まぶしい雪明りを表現するために。

他の夜空や森、そして雪も淡く青を重ねました。


と、いうわけで。

今回も長々と語ってしまい。


申し訳ありませんでした。m(_ _)m


※※※※※※※※


おまけです。


私は若い頃、少しだけ絵をかじったアマチュアのオッサンです。


本当に素人なので、上手な方はスルーしてください。

自分が苦労したことを伝えたいのと。


幼子がお母さんに褒めてもらいたいように。

皆様にお見せするのが、嬉しいのです。


歳をとってから、カクヨミに出会えて。

とても、とても幸せです。


描き貯めた小説も。

イラスト等も公開して。


コメントいただけるだけで。

もう、十分なのです。


これからも、よろしくお願いします。m(_ _)m


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