主人公の守人英雄はアラサーのサラリーマンだ。
中学生の頃に一度宇宙人と契約し、ヒーローになったものの、今では普通の生活を取り戻して働いている。
そんな中、英雄の前に別れたはずの宇宙人が再び現れる。
「もう一度、僕と契約して――」
「それ以上言うな」
地球に危機が迫る中、英雄は再びヒーローとして戦うことを拒んだ。
しかし、ヒーローに憧れる心は彼の中に残っていた。
そして、ふとしたことがきっかけでその心に火が灯る。
現代社会の中でただただ流れるような日々を送っている全ての人に、この話を読んでいただきたい。
誰しもヒーローに憧れることがあったと思う。その熱い気持ちをたまには思い出して、なにか行動を起こすきっかけになればと思う。
今更なんてない。私なんかとか思わなくてもいい。
誰だってヒーローになれる。
本作はそんなことを考えさせられてくれる作品だ。