第9話怪人24面相エピローグ

翌日、ミステリー研究会の部員は全員欠席した。

怪人24面相が置いていった生八ツ橋ではなく、お茶っぱにカビが生えており全員食中毒になったのだ。

翌々日、ミステリー研究会は集合した。

これは、ただの偶然ではないと山岡は話す。

「オホンッ!今回の集団食中毒事件はエリア51にからんでおり……」


ドゴッ!


「どけ、このムー男」


「山岡、オレはこの説を信じている。犯人はこの中にいるっ!どうぞ、部長!」


バチンッ!


「ってぇ、くそ女!何しやがる!」


「 皆さん、私は犯人を知っています。いま、部室を探しているのはどの部員だと思いますか?そう、華道部。その顧問は誰でしょうか?」


「ま、まさか、石神先生の友達の米原先生かっ!」

「そうです。彼女はお茶の葉を入れ替えたんです」

「し、証拠は?」

「私は入部してから、特殊な防犯カメラを仕込んでいたのです。皆さんも、確認してちょうだい!」


怪人24面相こと、米原治子は自供し、示談金10万円で、この事件は解決した。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕らは高校生探偵団 羽弦トリス @September-0919

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ