補遺

 


これは、「日本語のことわざとかを知らないと分かりにくい」と、惹句をつけましたが、そのココロは?というと、「蝸牛角上の戦い(争い)」、ということわざがあり、「非常につまらないようないざこざ」というような意味です。


 さらに注釈をつけると、故事来歴は曖昧やが、「蝸牛=かたつむり」の角のあるとからへんに、「」と「」の国という二つの国があって、絶えず争っている…そういう意味の言い伝えみたいなものが中国にあって、そういう非情に矮小な世界の非常に些末な出来事と、なにかみみっちいくだらないようなことをたとえるわけです。


 例文を作れ。(東大入試。2023)


 模範解答:「政権をとれる見込みもない、維新と国民民主の確執など、”蝸牛角上の争い”に過ぎない」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

掌編小説・『カタツムリとフラクタル』 夢美瑠瑠 @joeyasushi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ