谷底のルチア
谷底のルチア
光が空から投げかけられ、地平線の向こうから闇が滲み出す。光と共に白い翼と光輪を持つ天使たちが、闇と共に黒い羽と角と尾を持つ悪魔たちが空を飛び、各々が持つ魔法を、武器をぶつけ合った。
これだけは同じ赤い血が散り、飛ぶ力を無くした者たちは大地に刻まれた深い谷底へと墜ちていく。次々と、次々と、血と、羽根と、命が滴り落ちていく。大きく口を開けた谷底に、飲み込まれていく。そのうちラッパが吹き鳴らされ、角笛が鳴り響き、天使と悪魔たちは示し合わせたように戦いを止め、憎々し気に視線を交わしながら天の高みと地の深みへと消えていった。
彼らが奪い合う大地、刻まれた分水嶺たる深い深い谷だけが変わらずにそこにある。
その谷の底に、1つの扉があった。
上部に覗き窓が設けられている以外は外を窺い知ることができるものは何もなく、ただ内と外とを隔てている。
その扉の正面、死者を食らって咲く色鮮やかな花々の中に1人の悪魔が舞い降りた。足元で食われつつある死者に目もくれず黒い羽を畳み、扉を叩く。
「ルチア、いるか? 俺だ。」
「・・・俺だけじゃわからない。」
「本当にわからなきゃ返事もしないくせにな。・・・お前もよく知ってる、悪魔のホロウだよ。」
「開けてるから、どうぞ。」
やっぱわかってんじゃねぇかとぼやきながらホロウが扉を開ける。その途端に中から甘い香りが漂ってきて、正直な腹の虫が空腹を訴えた。
「何作ってんだ?」
「外の花の、赤いやつでジャム作ったの。出来立てだけど、食べる?」
「おー、くれ。」
キッチンに立つ少女の肩越しに鍋を覗き込む。ちらりとこちらを見る青い瞳と一瞬目が合って、すぐに逸らされた。嫌われているわけではなく、ジャムを味見するためのクラッカーを取るためだ。
「はい。熱いから気を付けてね。」
赤いジャムの載ったクラッカーを受け取り口に運ぶ。想像より甘くて、酸味もあった。
「結構うまいな。」
「どうせご飯食べるんでしょ? 一緒に出そうか?」
「お、いいのか? 頼む。」
「わかった。」
ダイニングの椅子に座り、ルチアが食事の仕上げる様子をじっと眺める。普通の人間では近づけもしない場所に住んでいるだけあって彼女も
天使や悪魔の屍に生えるだけあって様々な味や風味になるという不思議な性質を持つ花々がふんだんに使われた、天界でも魔界でも食べることのできない料理が並ぶ。
先ほどのジャムもヨーグルトのようなものに添えられて出されていた。
「頂きます。」
「いただきます。」
天使とは違い、悪魔は食べ物に感謝など捧げない。「いただきます」という台詞はこれから食べるぞという宣言のようなものだ。まあ、ルチアはどうかわからないが。
花びらと葉のサラダや、谷に住まう獣の肉にオレンジの花びらのソースがかけられたもの、飼い馴らした獣の乳から作ったヨーグルトや花びらのジャム。
天使と悪魔の惰性的な戦い以外の話をホロウが振って、それにルチアが聞き返して、食卓で交わされる会話は魔界の話題だからそれなりに物騒だが、少なくとも平和ではあった。
自分の前に置かれた食事をきれいに平らげたホロウは相変わらずダイニングの椅子に座ったまま。ルチアが魔法を使って皿や食器を洗うのをぼんやりと眺めている。客人という立場だから、ホロウに手伝おうという気は全くなかった。
「今度は戦の後じゃないときに来るな? 魔界の美味いものでも土産に持ってくるから。」
「本当? 絶対だからね?」
「ああ。・・・ところで、ルチア。」
声音が変わる。悪魔に特有の金色の瞳が、ルチアの青い瞳を射抜いた。ルチアは途端に落ち着きを無くして、ホロウから逃げるようにほとんど洗い終わった皿に向き直る。ホロウはホロウで視線が外れたのをいいことにルチアのすぐそば、息もかからんばかりの距離に近づいた。
「ルチア、こっちを見ろ。」
ルチアの黒ずんだ銀髪とホロウの黒髪が触れ合う。ルチアはその感触にすら怯えるように身を竦ませ、恐る恐る視線を合わせた。ホロウはそんな様子のルチアに苦笑いしながら優しく頭を撫で、髪に指を通しながらそのまま下に降りていき背中に指を這わせる。
身を震わせたルチアの耳元に吐息と共に言葉を落とした。
「なぁ・・・お前の翼、見せてくれ。」
かたん、と高い音を立てて皿が置かれる。濡れた手も拭かぬまま、ルチアはリビングに当たる部屋の床に座り込んだ。
己の身を抱くように胸の前で腕を交差させ、反対側の二の腕を掴む。その手にほんの少しの力が入ったかと思ったその瞬間に、空気を打って翼が広げられた。
悪魔の蝙蝠を思わせるような羽ではなく、天使の、鳥類を連想させる姿かたち。なれどその色は天使のものとは似てもつかない、燃え尽きた灰の色をしていた。
ホロウはどこか熱っぽい視線でそれを見て、つ、と手を伸ばす。しかし灰色の羽に触れる寸前で手を止め、座り込むルチアの方に目をくれた。
「触っていいか?」
だめと言っても聞かないのは分かりきっていた。悪魔とは、本来自分勝手なものだ。どうせ聞かないのなら、少しでも自分の意志を介在させたかった。
「・・・いいよ。」
「さんきゅ。」
手を伸ばし、雨覆に触れる。羽毛の流れを乱さぬように、間違っても傷などつけぬように、乱暴な口調とは裏腹な丁寧で優しい触れ方。風を掴む感覚とはあまりに異なるその刺激は、いつもながらルチアには強すぎた。
「っ・・・、ひっ・・・・・。」
片方の手を口に当て、声が漏れぬよう抑えつけて。もう片方の手は身を抱くようにしたまま、小さく跳ねる体を押し止めようときつく力を込める。だが本能的な動きは、声は、堪えようとすればするほど耐え切れなくなっていった。
「は・・・・・う、ぁ・・・。」
「ルチア・・・。」
真っ赤に染まった耳に柔らかなものが触れる。耳よりもはるかに熱いそれは何か、容易に想像がついた。耳朶を甘く噛まれて、それに続く行動の予感に思わず逃げを打つ。脚を崩して座っていたから、無理に逃げようとしたせいで余計に身動きが取れなくなった。
底光る金色の瞳に焦げ付くような熱を見て、ルチアは小さく唇を震わせる。その様を見て、ホロウは苦い笑みをその
「・・・ダメか。」
「ごめんなさい・・・。」
「お前が謝ることじゃない。」
今度は無邪気に、ルチアの灰色の翼を撫ぜた。
「俺が勝手に、堕ちて来てほしいと思ってるだけだからな。」
ホロウの手に撫ぜられていた灰色の翼が消え失せる。ルチアが翼を畳んだのだ。
手持ち無沙汰になったホロウはルチアの煤けた銀髪に手を伸ばし、さらさらと指先で玩ぶ。
「俺は、どっちつかずのお前も好きだから。」
悪魔らしくやりたいことだけやったホロウは、それで満足したらしかった。ルチアは、魔界の側へと飛び去るホロウを見送る。
「・・・どっちつかず。」
分水嶺たる谷に住まうルチアには、天使でも悪魔でもないルチアには、これ以上なく相応しい形容を舌の上で転がす。
「うるさい、ばーか・・・。」
既に見えない背中に向かって毒づいて、ルチアは扉を閉めた。
◇◇◇◇◇
谷底の扉の中で、ルチアは高らかなラッパの音と響き渡る角笛の音を聞いた。扉に近づき、取り付けられた覗き窓から外の様子を窺う。扉の近くにも天使や悪魔の死体が墜ちてきたらしく、さっそく花が根を絡みつかせていた。
その死体を谷の中央の辺りに置き直しておく。こうしておかなければ、あっという間に扉の前まで花に埋め尽くされてしまうからだ。
白い根を伸ばし絡ませ合い、度々上から墜ちてくる天使や悪魔、獣の屍を食らう花。天使と悪魔の覇権争いが百年、千年と続いているにも関わらずこの谷が屍で埋まらないのは、この花のお陰だったりする。
この花はやたらと頑丈で、上から降ってきた死体に潰されても、谷底に広がる根を踏まれても、花びらを毟り取られても平気な顔で咲き続けている。死体には貪欲に根を伸ばすくせに生者はまるっきり無視するこの花は、まるで棺だ。
屍を覆いつくして咲き誇る、墓標のような花。同時に、ルチアを含め谷底に住まうものたちの糧となる花。
天使たちはどう呼んでいるのか知らないが、悪魔たちはこの花を「
ルチアは青や赤、オレンジと色も手触りも形も様々な
堕天使の証たる灰色の翼を持ちながら、髪は煤けた色ながらも天使のよく持つ銀色。
堕天使としては有り得ない色合いを持つルチアは、堕天使と堕天使の間に生まれた子だった。
両親たちは天界から堕ち魔界に住んでいた。堕天使を目の敵にする天使とは違い悪魔は当然のように迎え入れてくれたらしい。ちょっと物騒だったけど、嫌なことはなかったと両親は言っていた。
変わったのは、両親が結ばれルチアが生まれてからだ。天にまします神が生まれた子に罪はないとでも言ったのか、ルチアは堕天使としての性質を持って生まれなかった。神の祝福を受けさえすれば天使として天界に昇れ、悪魔の祝福を受ければ堕天使となるような状態で生まれてきたのだ。
そのためか、ルチアは魔界の環境に耐えられなかった。一度外に出れば魔界の魔力を拒絶するように熱を出し、まともに生活ができない有様。そのためにルチアと両親は、天界でも魔界でもないこの谷に移り住んできたのだ。
両親がいた頃は魔界に物を買い出しに行ったりしていたのだが、両親が魔界に向かう途中で天使に殺されてからは魔界に行っていない。たまにホロウが土産と称して様々なものを持ってくるのが精々だ。
今のルチアの生活は
目当ての色の
ぶつりと首が引きちぎられる。ゆっくりと
魔法も併用しつつ獣を捌き、必要のないところは外に置いておく。たちまち根に飲み込まれるのを見届けて、ルチアは踵を返した。
頭上でラッパと角笛が高らかに鳴り響く。同時に光と闇が谷に切り取られた空を満たしていった。ちらりと見上げた空には光を弾く白い翼が見えて、ルチアは急ぎ扉を閉めた。
魔法が、武器がぶつかり合う音と苦鳴が、墜ちて地面にぶつかる音が、変にくぐもって扉の向こうから聞こえてくる。
もう一度ラッパと角笛が響いたら、きっとホロウがやってくる。それまでの、辛抱だ。
ルチアは一番奥にある寝室で膝を抱えて俯いて、灰色の翼で自身を覆う。
この世界で一人ぼっちになったように思えて、何故か無性にホロウに会いたかった。
◇◇◇◇◇
その日は珍しく、角笛の音もラッパの音も鳴ってはいなかった。その癖ホロウはなかなか来ない。お土産の選定でもしているのだろうか。
ホロウはきっと、ルチアが自身の訪れを心待ちにしているなんて思ってもいないだろう。それとも本当は気付いていて、あえて気付かないふりをしているだけなのか。
ホロウは妙に勘が鋭いところがあるから、気付かないふりをしているだけのような気がしてきた。
(それもそれで、腹が立つような気もする・・・。)
今日は、ちょっと意地悪してやろうか。でもものすごくやり返される気がしてならない。
翼を撫でる指先の感覚が、耳朶に刺さる八重歯の感覚が甦って、ぞくりと体の中を甘い疼きが這っていった。
(やっぱりちょっと、むかつく・・・。)
そのとき、扉を叩く鈍い音が聞こえた。振り向いて、扉にはめ込まれた覗き窓越しに来訪者を見やる。
そこにあったのは、弱い陽光にすら照り輝く金銀の髪。顔は、布に隠されてわからない。
─天使ってのはな、卑怯なんだよ。どんなときも集団行動で、顔も隠してやがる。気味悪いったらありゃしねぇ。
─ルチア、気をつけなさい。天使は手段を選びません。貴女の存在が知られれば、無理やりにでも神の祝福を受けさせようとするでしょう。
ホロウと、母の声が警告する。あれは天使で、あれは危険だ、と。
(でも、お母さんはこうも言っていた。『貴女の心に叶うように』と。)
(私は、どうしたいんだろう・・・。)
葛藤が、足元を疎かにさせた。立ち上がりかけた姿勢のまま、斜めに保持された椅子がバランスを崩してがたんと倒れる。扉の向こうの天使たちが顔を上げ、向こうからは見えないはずの覗き窓から彼らの視線がルチアを射抜いた。
(しまった──!)
がたんがたんと扉が揺すられる。ここには、逃げ場がない。必死になって魔法を編み上げながら、ルチアは冷たい汗をかいた。
ルチアへの土産を持って、ホロウは魔界を出た。土産に選んだ果実は魔界でも指折りのもので、
(そういえばあいつ、気付いてないんだろうな。)
ホロウが訪ねる度に、安堵したような顔をすることに。翼に触れることを請う度に、瞳に期待が孕むことに。
(そうだ、それでいい。)
ホロウなしではいられなくなってしまえばいい。そうしていつか、ホロウが祝福を与えてやるのだ。天使でも、他の悪魔でもなく、このホロウが。
そのときのことを思えば、ついついほくそ笑んでしまう。無理やり祝福してやってもいいが、それでは意味がない。自分の意志で、ホロウの元へ堕ちてくるのを待つ。それこそ、悪魔の本懐というものだ。
(・・・っ、と。バレないようにしないとな。)
バレたら、愉しさが減ってしまう。ついつい浮かぶ笑みを引っ込めようと努力するが、中々収まってくれず、最終的にはルチアに見せなければいいと開き直った。黒い羽で風を掴み、分水嶺たる谷へと急いだ。
長く深い、巨大な悪食の谷。ルチアの住まいの扉は魔法で隠してあるため、上からただ見るだけでなく幻を見破る魔法を用いて探さなければ、到底見つけることなどできはしない。
魔法を編み上げ、ざっと辺りを見回す。死体を覆い蠢く
(・・・魔法が、作動していない?)
普段なら幻を用いる魔法を用いても、扉は霞んで見える。目を離せばすぐに見失ってしまうし、何なら本来の扉の位置からずれた場所に見えることだってある。それなのに、今は扉にかけられた魔法が破られているようだ。鍵が壊されていて、乱暴にこじ開けられたと分かった。
(人間の物盗り? いや、只人ならこの谷を降りることも出来ないだろう。それに、只の人間如きにルチアが負ける訳はない。悪魔は・・・俺より階級の高い奴らは出不精だし、魔界にいた。下位の野郎どもがあの家に残った俺の魔力に気付かないはずはない。ならば、天使か。・・・だとしたら、最悪だ。ルチアはまだここにいるのか? 天界に連れ去られたら、もう取り戻せない!)
翼をすぼめ、谷底に降りようとしたその時、扉が開いた。金銀の髪に覆面をした数人の天使が、気を失ったルチアを抱えていて。
「・・・何を、していやがる。」
天使どもが顔を上げる。ホロウの蝙蝠じみた羽と、角と、尾を見て一様に武器を取り出した。
「そいつは俺のものだ。手を離せ。」
ルチアを抱えた天使は、ホロウの視線からルチアを隠すようにマントで覆う。気絶させて連れ去ろうとしている癖に、守るような動きを見せることが不快だった。
「俺の、ものだ。」
魔法を編み上げる。自分の獲物に触れたこと、あまつさえ連れ去ろうとしたこと。ルチアのように優しくも何ともないホロウは、赦すつもりはなかった。
「・・・贖え。」
ぶすぶすと煙を上げる黒い塊を、群生する
「ルチア。いい加減に起きろ。」
軽く頬を叩くと、薄く目が開く。ざっと見た感じからするに魔法で気絶させられたのだろう。
「・・・ホロウ。」
「大丈夫か。」
「うん・・・ごめんね。」
「気にするな。・・・で、天使に会ってみてどうだった?」
「話、全然聞いてくれなかった。」
俯いたルチアを抱き寄せる。煤けた銀髪がホロウの胸板に触れて、すり寄る様は子猫のようだ。
「・・・私のこと、『不浄の子』って。」
「あいつららしい言い草だな。」
「それなのに、『我らが主神の祝福を受けさせる』って。」
縋りつく手は、籠められ過ぎた力に震えていた。
「なんなの? あいつら。お父さんとお母さんは、神の祝福を捨てたけど私を精一杯愛してくれた。・・・お父さんとお母さんを殺した癖に、私のことを『不浄』って呼んだ癖に、私のことを『同胞』って呼んだんだよ!?」
谷底に響くどっちつかずの少女の怒りを聞くものは、ホロウと
「許せないか?」
「当たり前でしょ!?」
激しい怒りにぎらついた、青い瞳。ホロウは言葉と体で怒りを示し続けるルチアを優しく抱き締めた。
(ああ──やっとだ。)
あまりの歓喜に、思わず笑みが浮かんでしまう。今にも声を上げて笑い出してしまいそうだ。ルチアをこの谷底で見つけた時からずっと、この瞬間を待ち侘びていた。天使との遭遇がきっかけというのが少し気に食わないが、それももう、どうでもいい。
どっちつかずの少女が、自分の腕の中に堕ちてくるその時を、ホロウはずっと待っていたのだから!
突然抱き締められて困惑するルチアの手に指を絡め、その手の甲に口付ける。じわじわと赤くなる頬に手を這わせ、歓喜のままに囁いた。
「ルチア。お前が望むならば、お前に悪魔の祝福を。───天使なんかになるな。俺の手を取れよ。」
果たしてルチアは、ほんのり顔を朱に染めたまま、ゆっくりと頷いて。満面の笑みを浮かべたホロウに手を引かれ、谷底の扉の奥へと消えていった。
その後、天界にて1つの噂が流れ始めた。分水嶺にして墓場たる谷に墜落しながらも帰還した天使たちが、上官に聞こえぬように密やかに語った話だ。
曰く、谷底に住まう黒い髪と青い瞳を持つ、堕天使の少女に助けられたのだという。こちらが拒んでも、これはお前たちへの復讐なのだと微笑みながら。
その少女の名は───。
短編小説集~異世界ファンタジーの章~ 夢現 @shokyo-shoujo
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