おまけ、もしくは蛇足編

・呼び名

作中でも言っていた通り、本名を名乗り合うことは特別な意味を持ちます。それ以外では、よっぽど信頼出来る人ぐらいにしか言いません(名前は魂と繋がるものだから)。

なので、2人はずっと「剣の魔術師」「瞳の魔術師」と呼び合っていたことになります。

・魔術

基本的にはそれぞれ様々な特性の魔力を持つため、魔力の特性によって使える魔術が変わってきます。なので、普通は1人1つしか魔術を使えません。

シーラのように、複数の魔術を使える人はめちゃくちゃ珍しいです。

・シーラ

実は御年500歳以上。使う魔術が強力過ぎて、老化すらしてません。肉体年齢でいえば16歳ぐらいです。1000年栄えた魔術帝国アストルマギアの最盛期に、魔術により胎児の魂を弄り強力な魔術師を生む実験の、人間での唯一といっていい成功例として産まれています(失敗作は作中に出ていた生き人形のプロトタイプになりました)。

・シュヴェアーツ

実はシーラより400歳ぐらい年下。作中でも少し触れましたが、小さい頃にかなり強い魔力を持った魔剣の主になって、魔剣と魔力の相性が良すぎたせいで20代ぐらいの頃に、魔剣とシュヴェアーツの魂が融合してしまいました。剣の魔術を使えるのは、そのお陰です。

魔剣と融合した際に魂が人間のものから離れたため、こちらも老化が止まっています。

ちなみに、アストルマギアが滅びた戦いはシュヴェアーツが100歳ぐらいの頃に起こりました。

この時シュヴェアーツは貪食の鯨をほぼ1人で倒したため「鯨殺し」と言われています。葬列の烏は別の軍隊が頑張って倒しました。

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