前世の自分と今世の自分は同じじゃないという戸惑いと、それもひっくるめて少しずつ受け止めていくラストが素敵です。
「前世」ということでカモフラージュしながら、もしかしたら幼い頃の思い出を、思い出してもらおうとしているのかもですな!
冒頭からひきこまれました。軽妙で読みやすい文章にぐいぐいひっぱられて、あっという間に読み切っていました。
前世のことは思い出せなくとも、これから新しい関係が始まっていきそうですね。爽やかで微笑ましいラストでした。
ゆるやかな転生感、良いですね。このまま何も起こらなくても、なにかが起こってくれてもいい。
あーーーこういう話好きです!最後はどう締めくくるのかと思っていたら、こうきたかぁ!
前世は思い出せなくても、新しい感情と共に関係が構築されそうなのが良かったです。切なかった賞に推します!
前世の記憶があってもなくても通じ合える関係、いいですね……
前世の記憶をもって再会。好き好き、こういう設定!
でも思い出しているのは彼の方だけで……というのがまた良かったです。確かに見知らぬ相手から「前世からの縁なんだ!」って言われても、リアルだと「ヤダ怖い」になりますもんね。
ラストの二人の関係がまたいいですね。彼女が思い出さないということも、すき。いつか彼も前世に囚われず、目の前の彼女に惹かれていくんだろうなぁという予兆がして、何だかこのまま中編書けそうな感じのお話でした!
あぁ最後の一文に救われました!
前世の記憶を持った、前世の恋人からのアプローチ。あまりに運命的ですが、現実で目の当たりにしたらこうなるだろうというリアリティが好きです。
前世の彼女を見ている相手、自分の特性がどうか分からないものを愛する相手。
惹かれ合うにしても、目の前の相手を愛してよ……!ってなるよぅ。
きっと二人はうまくいく、そんな予感でホッとしました。
ありがとうございました!
本当に前世からの繋がりがあるのかどうか。今のところそれはわからないけど、そういうのを関係なく、彼がわたしを受け入れてくれるようになったことに嬉しくなりますね。