キャッチコピーに偽り無し

 読了からしばらく経ちましたが、現在連載中の新作の方を読んでいたら何故かこちらのレビューを書きたくなったので投稿します。
 ネタバレはしたくないのでざっくりと。このレビューのタイトルにもある通りキャッチコピーそのまま。息子の幸せのため一肌脱ぐことにした父親のお話です。
 ただ、この親子、全然仲が良さそうに見えません。なのに何故そうなったかは是非本編をご覧ください。
 作者の星沢さんの作品は他にも多数読んでおり、私感では切ない結末に至ることが多いと思っています。しかしこの作品の場合は……ああ、これはネタバレになりますね。ほっこりとだけ書いておきましょう。
 親子、家族、不器用。こんなワードが琴線に触れる方に特におすすめ。おじいちゃん一歩手前、もしくは片足を突っ込んだくたびれ気味の武士や生意気で頭でっかちな息子、芯の強いお嬢さんが好みの場合にも是非どうぞ。