Side Story:サンダルフォン・シンギュラリティ
Episode:0 登場人物資料
**** 《登場人物資料》 ****
◇エウロス艦隊
絶対防衛宙域を巡航する第三艦隊。東風を意味する。
ヘルメス社の恩恵を受けているゼピュロス艦隊と異なり、AGは量産機である“エクシア”しか存在しない。
しかし新たな軍需産業に踏み込んでいたグノーシス社製の協力と提供により、兵装面が強化されており、各機が独自のカスタマイズされることで、大きな戦果を上げていた。
中でも最強の特戦隊こと「ガーゴイル隊」を率いる隊長、ルドガー・ヴィンセル大尉の活躍は目覚ましく、ヘルメス社の黒騎士を彷彿させる無双ぶりを発揮していた。
《登場人物》
〇ルドガー・ヴィンセル
Side Storyの主人公、22歳の男性。国連宇宙AGパイロットの大尉。
白髪交じりの黒髪で見方によっては灰色にも見える。普段からサングラスを掛けている(視力に何かしらの異常があるという理由だが定かではない)。
ゼピュロス艦隊で戦死したロート少佐とは同期で当初は同じ艦隊に在籍していた。
とある事件がきっかけでエウロス艦隊へ移動となり、艦隊きってのエースパイロットとして頭角を現すようになる。
幼少期の記憶がなく、スターリナ家に援助してもらっていた縁があり、当初開発中だった実験機“サンダルフォン”のテストパイロットを務めていた経歴がある。
普段は冷静沈着でドライな性格だが、仲間や他人を思いやる優しさは持っている。また窮地に陥り激しい怒りに駆られると超人的な身体能力と凶暴性を発揮することから、「灰色のベルセルク」の異名を持つに至る。
〇ティア・ローレライ
失踪時18歳。地球上がりフランス人と思われる女性。
ルドガーと同期でコクマー学園の卒業後、ヘルメス社に入社してルドガーと共に試作実験機“サンダルフォン”のテストパイロットを担っていた。
4年前、宙域で“サンダルフォン6号機”の稼働実験中に突如システム暴走し、機体ごと失踪してしまう。
それから生死不明扱いとなるが、4年後に6号機は敵として姿を現した。
ルドガーとは恋人まではいかないも、互いに想いを寄せていた時がある。
《国連宇宙軍》
◇第三艦隊「エウロス艦隊」
〇峯風 勇次郎
主力戦艦“ウリエル”の艦長で大佐。38歳。
幾多の戦場で指揮を執っている歴戦の軍人。
兄に殉職した「峯風 勇士郎(星月 桜夢の父)」がいる。ちなみに独身。
上層部からの指示もあり、度々暴走するルドガーを気に掛けている。
〇ヨナ・ティエン
主力戦艦“ウリエルのオペレーター。
綺麗な顔立ちをした東洋人で、20歳の女性。
ゼピュロス艦隊に15歳の妹がいるらしい。
何かと無茶して生還するルドガーを安否している。
◇エクシア部隊:ガーゴイル隊
ルドガー大尉が率いる、カスタマイズされた特殊エクシア部隊。
グノーシス社製の武器と兵装で巧みに戦う精鋭のパイロット達である。
《隊員》
〇エルザ・プルフノウ
18歳の少女ながら高い操縦技術を持つ。ルドガーに心酔(好意による)している。
幼い顔立ちの美少女系で小柄かつ華奢な体形から、中等部の学生と間違われては度々キレている。
〇リック・ランデーニ
20歳の男。軽い性格でムードメーカー。器用貧乏+独特のセンスで生きている。
〇ユイバン・アルナーゴ
年齢不詳の老兵。引退していたが軍の指示で戦場に駆り出される。
熟練された技能とチームの調整役であり、一方でルドガーに対して度々監視した眼差しを向けている。
《関連組織》
◇グノーシス社
ガルシア財閥が運営する大手企業。
本来なら宇宙家電製品などで有名な企業であったが、軍需産業にも手を伸ばし、戦艦の部品やAI機器のシステムに至るまで、細々と国連宇宙軍に根づく深い関わりを持つに至る。
特にAG(アークギア)の武装や装備兵器類で頭角を現し、国連宇宙軍第三艦隊ことエウロス艦隊では、カスタマイズされた“エクシア”部隊が、爵位FESM級(ロイヤル)を殲滅し駆逐したことは驚異的な快挙とされた。
※グノーシスとは、古代ギリシア語で「認識・知識」を意味し、自己の本質と真の神についての認識に到達することを求める思想である。
〇レディオ・ガルシア
ガルシア財閥の御曹司で次期当主であり、グノーシス社の若き代表取締役社長。
合理的主義でいつも飄々としている食えない性格。
ガスシア家の家訓である「受けた恩を仇で返すな。仇なす者には徹底した粛清を」を信条に、味方(利益ある者)には温情的であるが、それ以外の者や敵対する者には容赦なく、様々な手段で潰しにかかる狡猾さを兼ね備えている。
犬猿の仲である筈のスターリナ家のヴィクトル氏に何故か気に入られていた反面、娘のイリーナとの仲は険悪である。
〇チェルシー・ガルシア
ガルシア家の次女。15歳。グノーシス社の代表取締役補佐。
黄金色のツィンテールで姉のレクシーと同様の美貌を持つ。
性格は高飛車なところがあり生意気に見えるが、才能がある者に対しては寛大な部分がある。
一族の経営を放棄しゼピュロス艦隊でAGパイロットとなった姉レクシーに不満を持ち納得してない様子を見せるが、本気でブチギレた姉の迫力には負けてしまう場面も見られる。
〇ジョージ・コバタケ
グノーシス社のAG開発研究者。35歳。
周囲から「コバタケ博士」と呼ばれている。
嘗て“サンダルフォン”の開発責任者であり、実験機1号機~6号機まで担当していたが、6号機の暴走に加え、7号機(現在のサンダルフォン)開発中に失言をかまし、ヴィクトルの怒りを買ってしまい解雇され地球圏へ強制追放されてしまう。
その後、レディオが引き抜き現在に至っている。
語尾に「~ハイ」がつき、イリーナから「マッドサイエンティスト」と呼ばれる、ある意味で天才。
弐織カムイとも面識がある。
また大の模型好きであり、いつか自分が開発したAGのキッド化を夢見ている。
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