星蜂雀(ホシホウジャク)

以前紹介した植物に屁糞へくそかずらという酷い名前の植物があるが・・

https://kakuyomu.jp/works/16816927862275276684/episodes/16817330663858260575

その屁糞葛を食べる珍しい昆虫がいる。

その昆虫はホシホウジャクと言う名で星蜂雀と書く。

(星蜂雀の画像)

https://kakuyomu.jp/users/minokkun/news/16818093073152719028


蜂雀とはハチドリの事で昆虫では無いのだが、この昆虫はハチドリのようにホバリングで空中停止が出来るのだ。それだけでは無く、移動がとても早く時速40キロで飛ぶらしい。体長3センチほどの蛾にしてはあり得ない速さなのだ。そんな所から蜂雀ほうじゃくの名前になったのだろう。

もしホシホウジャクが人間と同じ大きさなら、音速の2倍を超える速さなのだ。もし戦闘機と同じ大きさならミサイルより早い。


成虫は、アベリア、コスモス、ラベンダーなどに訪花し、ホバリングしながら、長いストローのような口で蜜を吸って回る。飛行機と同じで飛行中は脚をたたむ。


そしてこのホシホウジャクの幼虫の食草がヘクソカズラなのだ。

ヘクソカズラは北海道から沖縄・・東南アジアに分布しているのでホシホウジャクの分布域も広くなる。成虫は夏ごろから飛び始めて11月頃まで見ることができる。


花に止まらず、ホバリングをしながら蜜を吸う昆虫を見かけたらホシホウジャクだと思って間違いがない。スズメガの仲間で私の好きな昆虫のひとつだ。

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