ツクシ 

平地ではソメイヨシノが満開になっているが標高600メートルの山間部ではまだ山桜も2分咲きぐらいだ。イカリソウもスミレもまだ咲いていない、春には少し早いようだ。それなのにツクシはたくさん顔を出していた。


まさかツクシを知らない人は有るまい。

ツクシ(土筆)とは、全国に自生しているスギナの胞子茎ほうしけいの事で、草原や田畑のあぜなどに多くみられ、古くから山菜として親しまれている。

スギナはシダの仲間なので種子ではなく胞子で増えるのだが、その胞子を飛ばす装置が胞子茎ほうしけいだ。


ツクシのはかまを外すのが面倒でついスルーしてしまうのだが、ツクシの酢の物や

醤油砂糖酢で煮たものは独特の味がして美味しい。

(画像へ)https://kakuyomu.jp/users/minokkun/news/16818093074971614374



ツクシの前処理は手間が掛かる。ツクシの節の所にあるはかまは丁寧に除かないと固くて不味いからだ。そのうえツクシは中が中空なので湯に通すと体積が縮み 出来上がった料理が少くなるのが難点なので・・手間を惜しまない人向きの山菜だと言えるのだ。


デザイン的に可愛くユニークなので 絵や写真の題材に使われるツクシだが、手間を惜しまず料理すれば思いがけない味に出会えると思う。ぜひお試しを・・


  

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