ヘクソカズラ(屁糞葛)


物言わぬ植物が相手でも この名前は無いだろうと思う事が有る。その一つがくそかずらだ。


くそかずらとは酷い命名で、だけでは足りずくそまで付けてある。これが人間なら差別とか苛めではなく 人権侵害レベルの名前だ。


ヘクソカズラという名前は、葉や茎などを傷つけると酷い悪臭を放つことに由来している。

(画像へ)

https://kakuyomu.jp/users/minokkun/news/16817330664046634893


この悪臭は、昆虫が嫌う匂い成分のメルカプタンによるもので、昆虫に食べられないための植物の戦略なのだ。

ヘクソカズラ(屁糞葛)は、アカネ科ヘクソカズラ属のつる性多年草で、道端や河川敷・草やぶ・空き地など 至る所に生える雑草で、夏に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせる。


草取りをしているときに つる植物を引き抜こうとして、手に草の汁が着いてくさい思いをした事があるのなら、おそらくそれがくそかずらなのだ。


ヘクソカズラだけではなく酷い名前のついた植物は多い。

だめぎく・大犬の陰嚢ふぐり毒溜どくだみ・藪虱やぶじらみなど、カタカナでは さらっと読んでしまうのだが 漢字で読むとインパクトが強い。


ドクダミなどは毒も無いのに何故にドクダミなのか?大犬の陰嚢とは犬の陰嚢いんのう?(笑)

いやはやこれはもう笑うしかないような名前の植物も有るのだ。

しかし私は、そういう酷い名前の植物も愛と優しさで解説したいと思うのだ(笑)

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