第一章移転とその後の変化
1 戸惑い
暫くの浮遊感の後光が収まり目を開けてみればそこは俺を地球へと送った召喚陣がある草原だった。
一番最初に正気に戻ったのは西島だった、いきなり俺に向かって
「おい!ここは何処だ!?」
と、凄い形相で向かってきた
「?何処って....俺の故郷だけど」
「待て待て待て!絶対お前の故郷じゃないだろ!?明らかに日本じゃないし!こんな植物見た事ない、大体向こうに見えるデカいドラゴンは何なんだ!!」
.....いや、静かにしろよ。そんなに騒いだって何もなんないんのに。するとその言葉に反応したのか周りの奴らも口々に騒ぎ始める。
「黒宮君一体これはどういうこと?状況から見るに貴方がやったのよね?」
「ん?あぁ椎野か、まぁ説明はもうそろそろ来るリズに聞いてくれ」
「は?リズ??誰よそれ、てゆうか何で来るって分かってるの!?」
「あー面倒臭いなぁ」
...リズ、早く来ないかなぁ
そこから5分くらい経ってようやくリズが来た。それまでの間、西島と椎野と松下の質問攻めをあしらうのが大変だったのは別の話。
「やっと戻ってきましたか団長、待っていましたよ。ところで後ろにいる人達かそうですか?」
「あぁそうだ。ちなみに変なやつも混ざってると思うけどそこは気にしないでくれ。」
「おい何勝手に無視して話してんだ!今はこっちと話してんだろうが頭使えよ!!」
いやお前にだけは言われたくないんだけど
「....まさか団長、まだ説明してないの?」
ふいっ
「おい待てお前、目を逸らすんじゃないわよ。
はぁ仕方ないわね私が説明するわよ」
おーありがたい。正直こいつらに説明すんの面倒臭かったんだよなぁ。
「んじゃよろしく」
大罪を率いる団長は怠けたい えいと @EITO0516
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