外伝 戦後の人々

戦争が終わり私は戦後処理や市民の救出活動の為1ヶ月半程経ってもまだ街へ向かい懸命に働いていた。

戦いが終わった後で聞いた話だけど、シールズさんはロワンドさんの事が好きだったらしい...薄々分かって居たけど...告白も出来ずにお別れをする事になってしまったのだとか...。

現国王も死んでしまい皆んな大切な人を無くした...不思議だったのはアクア家の生き残りがエリアスお姉ちゃんの妹だけだった事...呪われて居たんだろうか?弟さんが死んでしまったので呪いと言う事では無いか...。

メェーニヤの弟は王族としての地位剥奪をされて牢獄に入ったってメェーニヤ本人から聞いた、呼び捨てなのは公の場で無ければ大丈夫なのだそう!やったね!。

肝心の私はホムラと結婚式を上げることになった、この国では花の冠を付けてドレスとタキシードを身に付けて誓いを宣言するそう、文化が違うのでかなり驚いた、最後に皆で踊るんだとか。


更に1ヶ月後

メェーニヤが国を上げてやりたいと言ってきた、何でも活気を取り戻したいからだと言っていた、そんなに皆が元気になってくれるならと私は提案に乗ってやる事になった。

結婚式を色々な人に見られてやるのは少し恥ずかしかったけど、皆んなの笑顔が取り戻せたので私は良かったと思う。


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生きていたからこそ選び取れた未来があった、生きていたからこそ辛い過去があった、今日もどこかで人はもがいて苦しんで、それでも生きようと努力をする、人にとっての幸せな日々とは何なのか、それを知ることの出来る人は進み続けた人のみだ。


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戦争跡地に来ていた、誰が書いたのかは分からない石碑だけど私はこの文章が好き、前は人と関わるのが苦手だったけどこの世界に来て色々あって...本当に色々あった...皆んな元気でね...。

さて!また街に行って後片付けとかお手伝いしないと!。



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転生勇者は何があっても進み続ける 幸せとは何か @hdfigdgic3576

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