第188話 チアガールの危険な応援
※少し性的描写があります。苦手な方はご注意ください。また、15才以上の閲覧でお願いしますm(__)m
あの後、芽衣子ちゃんにカルボナーラと、オニオンスープを作ってもらい、リビングで昼食を食べた後(悶えるほど美味かった)、芽衣子ちゃんが後片付けやら、掃除やらをしてくれている間に、俺は自分の部屋で千堂に対抗するシナリオを作っていた。
コンコン!
「京先輩、シナリオの進捗状況はどうですか?」
「ああ。少し書きかけてるけど、まだまだ先は長そうだよ。食後で少し眠くなって来ちゃって、なかなか捗らなくてね…。芽衣子ちゃんに家の事手伝ってもらってるのに、ごめんね?」
芽衣子ちゃんに部屋のドアをノックして、そう聞かれ、俺は申し訳ない気持ちで答えたのだが、彼女は寧ろ弾むような嬉しそうな声を上げた。
「それは丁度よかったですっ✨✨
では、眠気覚ましに、コーヒーと目が覚めるようなエンターテインメントをお届けしますので、お部屋に入ってもいいですか?」
??
コーヒーは分かるけど、エンターテインメントって??
「ああ…。いい…けど…??」
不思議に思ってドアを開けると…。
「はぁい♡チアガールからコーヒーをお届けしまぁす!」
「め、芽衣子ちゃんっ?!!その格好は一体!?///」
コーヒーを載せたトレーを運んで来た芽衣子ちゃんは、チアガールの赤い衣装を着ていた。
「えへへ//紅先輩から、チアガールの衣装借りてきちゃいました。」
「そ、そう言えばどっかで見たと思ったけど…。」
ボーリング場で、紅ちゃんが着ていたあのチアガールの衣装だったのか。
でも、小柄な紅ちゃんにピッタリの衣装は、
芽衣子ちゃんの体に対して小さいのか、胸の辺りはパッツンパッツンで、おヘソが出てしまっている。
ミニスカートから出た白い太ももを思わずガン見してしまい、俺は慌てて目を逸らした。
「京先輩の事、いっぱい応援してあげて?ってポンポンまで貸して下さいました。」
「いや、紅ちゃん、応援してあげてって…。」
芽衣子ちゃんは、肩にかけていたバックから、ポンポンを取り出しシャカシャカと鳴らした。
「京先輩、えっと、空いているところで踊らせて頂いても大丈夫ですか?」
「あ、ああ…。」
と戸惑いながらも頷き周りを見渡したが、広い場所がなかったので、壁際のローベッドを指差した。
「そこでも、いい…かい?足がないタイプのローベッドだし、そんなにギシギシいわないと思うけど…。」
「は、はい…。//(わぁ。京ちゃんのベッド…!)で、では、失礼しまして…。んしょっ。」
芽衣子ちゃんは、壁際にあるローベッドの上によじ登った。
そして、スマホで、アップテンポな音楽をかけると、ポンポンを構えて正面の俺に向かってニッコリと笑った。
「では、京先輩、コーヒーを飲んで休憩しながら、余興をお楽しみ下さいね?」
「お、お、おう…。」
コーヒーを持つ手を震わせながら、芽衣子ちゃんのチアダンスを拝ませて頂く事になった。
「Let's go!!京先輩!!Let's go!!京先輩!!
Go!!Fight!!Win!!」
芽衣子ちゃんは、音楽に合わせて、ポンポンを揺らし、本格的に踊り始めた。
「おおっ!すごいよ、芽衣子ちゃん!」
今まで相当練習したのだろうか。
音楽のリズムとは微妙にズレているものの、手足のキレッキレの動き、ポンポンをうまく使ったポーズの綺麗さに俺は感嘆の声を上げた。
さっきまで衣装のセクシーさに目の遣り場に困っていた俺だったが、その事が気にならないぐらい彼女のチアダンスに感動していたのだが…。
「Let's go!!Let's Fight!!京先輩!!」
「??!///ぶふぅっ!!」
太ももを高く振り上げる激しい動きのときに、スカートの中身が丸見えになり、俺はコーヒーを吹いてしまった。
え?あれ、アンダースコート…だよ…な?
一瞬、際どいレースの紐パンが見えた気がするが、気のせい…だよな?
「Let's Win!!Let's Win!!京先輩!!」
「!!!||||」
やっぱり気のせいじゃないっ!!しかも、激しい動きにより、さっきより紐パンの紐が緩んできて若干下がって来ているような…。
このまま躍り続けたら、危ないっ!!
「め、芽衣子ちゃん、ストップ、ストップ!アンダースコート穿いてないみたいだよっ。下着の紐、解けそうになってるっ!」
「えっ?!アンダースコートは確か朝穿いたはず…ハッ。もしかして、出かける直前にお家でリハやった時に脱いじゃった?!///
あっ!!きゃあああっ!!」
「芽衣子ちゃんっっ!!」
急にダンスを止められ、動転した彼女が足を滑らせ、ベッドから転げ落ちそうになった時、俺は支えようとして…。
「きゃあああん!!////」
「うわああっ!!////」
俺は彼女の太ももにガッシリとしがみつき、芽衣子ちゃんのスカートの中に顔を突っ込んでしまっていた。
俺の目の前に、半分紐の解けかけた、芽衣子ちゃんの白いレースのパンツが見える。
う…!これは色々ヤバイ!鼻血出るっ。
鼻の奥から熱いものが込み上げて来そうになった時…。
「やぁん♡京先輩、ダメェッ!」
「べーこちゃん!余計解けるから動かないでっ!!」
動揺して体を捩らせる芽衣子ちゃんに俺はスカートの中から必死に叫んだ。
「んんっ!//(京ちゃんの息が太ももに当たってこそばゆい…!)は、はいっ。ど、どうすれば…?」
「俺が紐をちゃんと結わえ直してから、ここ(スカート)から出てもいい?」
「は、はいっ。お願いしますっ。うっうっ。ご迷惑おかけしてすみませんっっ。」
失敗は許されない…!見えてしまったら取り返しのつかない事になる。ここは慎重に作業を進めなければ…!!
芽衣子ちゃんは涙声で頼まれ、俺は震える手で、芽衣子ちゃんのパンツの紐に手をかけたが…。
「あ、あの…。恥ずかしいですが、最悪見えちゃっても、京先輩なら嫌…ではありませんので、気楽にして下さい…ね?///」
「…!!!///」
芽衣子ちゃんに優しい言葉をかけられて、余計に動揺した俺は思わず、その紐を引っ張って、余計に解いてしまった。
「「あっ!!//」」
ヤバイ!最悪の事態になって、芽衣子ちゃんが許してくれたとしても、その後俺が理性を保てる自信がないっ!!
今この家に芽衣子ちゃんと二人きり。しかも、ベッドの近くで、彼女のスカートに顔を
突っ込んで紐パンの紐部分に手を掛けている俺。
この状況と、芽衣子ちゃんの女の子の匂いにクラクラして、欲望に飲まれそうになりながら、冗談半分の母の言葉を思い出した。
『制限速度を守らないと、映像が撮られる仕掛けを部屋に仕掛けてあるからね?』
本当に仕掛けてあったら、今、すげー映像撮られてるだろうな…。
手で支えている紐にいっそう強い力を込めた時…。
ピンポーン!!
「「!!」」
玄関のチャイムが鳴り、俺と芽衣子ちゃんはビクッとした。
急いで、紐をキツめに結び、スカートから出ると、俺はリビングのインターホンに向かった。
『青春新聞のものですが、よかったらお試しに一週間…。』
「すいません、結構です!」
間髪入れず勧誘を断り、ふうっとため息をつき、気まずい思いで部屋に戻ると、芽衣子ちゃんが真っ赤な顔で両手をモジモジさせていた。
「あ、あの…。京先輩。応援するどころか、逆にご迷惑をおかけしてしまってすみませんでした。」
「い、いや…。芽衣子ちゃん、気にしない…で…??」
そう言いながら、芽衣子ちゃんが俺を見ていない事に気付いた。
「お休みのところ、起こしてしまい大変申し訳ございませんでしたっ!!」
俺の下半身のある一点を見詰め、彼女は土下座をした。
「いや、どこ見て話しかけてんだよぅっ!!そっち本体じゃねーからぁっっ!!」
俺は慌てて激しく反応してしまった部分を両手で隠したのだった。
*あとがき*
これ、大丈夫です…かね…?(;^ω^)
もし、運営様にご指摘ありましたら、ほぼ、このお話は削除になります。
大変ご迷惑をおかけしますが、どうかよろしくお願いしますm(__)m💦💦
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