第81話 嶋崎真柚 裏切りと絶望
幼馴染みを私に重ねていて、妹のようにしか思ってないと聞いてからも、私は矢口さんへの思いを捨てる事ができなかった。
幼馴染みの子はもう矢口さんの側にいないのだし、妹としてでも私を本当に大事に思って側にいてくれるのなら、それでいいのではないかとさえ思った。
想いの種類は違っても、深ささえあれば…。
『その人が大事であれば大事であるほど、高価なものをあげるのは当然のこと。』
嵐山魁虎の言葉がいやに耳に残っている。
いけないと思いつつ、私は矢口さんが家庭教師に来る度に、お土産をおねだりするようになった。
最初の内は、矢口さんは笑顔で引き受けてくれた。コンビニお菓子や、有名チェーン店のドーナツ、ゲーセンで取ったぬいぐるみなどを私にプレゼントしてくれた。
私はホッとした。ホラね。矢口さん、私をちゃんと大事に思ってくれる。矢口さんが来てくれている間は安心していられる。
でも、矢口さんと離れている間、またすぐに不安は膨らみ、勉強も手につかなかった。
要求はエスカレートし、話題のデパ地下のお惣菜や、数千円の小物など、段々高いものを要求するようになっていた。
ある日、矢口さんは、小遣いの上限を越えてしまったので、これからしばらくお土産は無理だと私に告げてきた。
当然だ。やり過ぎてしまった。
「そうなんですね。今まで我儘言ってごめんなさい…。」
心から申し訳ない気持ちで謝った。
それと同時に私に対する気持ちはここまでなのかと失望する気持ちがあった。
狂いそうなほど胸に吹き荒れる寂しさと虚しさに耐えきれず、私は、嵐山魁虎に連絡をとってしまった。
嵐山魁虎は、気晴らしにと、私を色んなところに連れて行ってくれた。
イタリア料理を奢ってくれたり、話題のミュージカルに連れて行ってくれたりした後、今日の記念にと、ブランドの小物や時計をプレゼントしてくれた。
魁虎と会うために、私は学校の勉強も疎かになった。いつの間にか、矢口さんよりも、魁虎の事を考える時間の方が多くなっていった。
「俺の方が真柚の事を想っているし、幸せにしてやれると思う。矢口より俺を選んでくれないか?」
「魁虎さん…。」
真剣な表情で魁虎にそう言われ、私は頬を染めて頷いた。
そして、魁虎の家に呼ばれたとき、下着姿になり、キスと体を触られるところまで許してしまった。
最後まではしなかったけど、大事にされてるからだと思っていた。その時は…。
「矢口には、ハッキリ俺と付き合ってる事を知らせて縁を切ってくれ。」
と魁虎に言われ、躊躇いながらも頷いた。
「俺と付き合っているっていうと、京太郎も亮介も、反対すると思うから、とても引き離せないと思うぐらい俺の仲を見せつけてやろう。少し大袈裟な言い方をするけど、真柚もうまく合わせてくれな?」
「はい…。」
その時の私はすっかり魁虎の言いなりになっていた。
そして、矢口さんがいつものように家庭教師来るタイミングを見計らって、家のアパートの前で、魁虎と抱き合って、キスをした。
薄目で、チラッと様子を窺うと、矢口さんは信じられないものを見たように、顔を強張らせていた。
胸のどこかがズキッと痛んだ。
踵を返して元来た道を引き返そうとしていた矢口さんに魁虎が声をかける。
「あれぇ?京太郎じゃないか。」
「ト、トラ男…!?何でここにお前が…!!」
「信じられないって顔だな?俺と真柚はちょっと前からいい仲なんだよ。なっ。」
魁虎が抱き寄せて同意を求めてきたのに、私は頬を染めて頷いた。
「そんな…。」
矢口さんはそんな私の様子を愕然として見つめていた。
「ハハッ。おめでたいな!お前みたいなつまんねーフツメンにこんないい女がいつまでも相手してくれると思ったかぁ?
残念!もう身も心もすっかり俺のモンなんだよ?」
眉をひそめたくなるような、魁虎のこの言動は演技と説明されている。私はそれを丸ごと信じた。
「う、嘘だろ?真柚ちゃん。まさかこんな奴に…!亮介はこの事知ってんのかよ?」
「お、お兄ちゃんは、知りません。今日私から伝えます。」
矢口さんに指摘され、私は気まずい思いで俯いた。
「ま、そういう訳で、真柚の事は金も力もある俺に安心して任せとけよ?京太郎?
じゃ、真柚、またな。そいつがストーカーにならないよう、別れ話しとけよ?」
「…っ!」
魁虎は私の頬に口付けると、嘲るような笑みを矢口さんに向けて、去って行った。
残された私と矢口さんに沈黙の時間が流れていた。
いつも温かい眼差しを注いでくれていた矢口さんは、今は氷のような冷たい視線を私に向けている。
こうなる事は、わかっていた筈なのに、胸はキリキリと痛み、真っ青な顔で私は矢口さんの反応を待った。
「何でだ…?」
気の遠くなる程長い沈黙の末、ようやく矢口さんが言葉を発した。
「どうしてよりによってトラ男に…。
俺も亮介も真柚ちゃんにあいつは危険だから近付かないようにって散々言ってきたよな?」
私はいたたまれず、目を逸らした。
「もしかして、あいつに何か弱味を握られて脅されてるのか?だったら…。」
「違います!」
間髪入れず、私は否定して、矢口さんを睨み付けた。
「魁虎さんはそんなにひどい人じゃありません!私の話を聞いてくれて優しくしてくれます。美味しいものを奢ってくれます。ブランドの時計だって買ってくれます。私が喜ぶ事なら何でもしてくれます。
矢口さんは、一体何目線の説教なの?あなたなんか、私の兄でも恋人でもない!
どうしてよりによってトラ男に…って?
私がこうなったのは、全部矢口さんのせいじゃない!!
幼馴染の子の面影を勝手に私に重ねて、
中途半端に優しくして、肝心の時には突き放して、不安にさせた。あなたがちゃんと私を受け入れてくれていたら、魁虎さんに揺らぐ事はなかった。」
私の今までの不安、寂しさ…。一番理解して欲しかった人に理解してもらえなかった怒りが一気に爆発して、矢口さんにぶつけていた。
そんな私の様子に矢口さんは目を見張った。
「真柚ちゃん…。」
矢口さんは辛そうに、言葉を紡ぐ。
「そうか…。何もしてやれなくてごめん。
君が求めていたのは、家庭教師とか成長を見守る第二の兄的な存在とかじゃなく、君の全てを受け入れて何でも要求を叶えてくれる恋人だったんだな。
気付いてたらもっと早くにそれができないことを伝えて、君の目の前から去るべきだったのに、空気読まなくて悪かったな…。」
私はどこまでも冷静な矢口さんへ猛烈な怒りが込み上げて来た。
絶縁状を叩きつけているのは私なのに、何故、私が振られたみたいに矢口さんに謝られているの?
何故私だけがこんなに惨めな気持ちになっているの?
「何それ…!?人をバカにして…!
女の子なら、寂しい時に近くで支えてくれる
相手に気持ちが動くのは当然でしょ?
小さい頃の思い出を美化してるかもしれないけど、あなたの大好きな幼馴染みの子だってね、今頃は、強くて頼りになるイケメンに抱かれてるかもしれな…。」
「やめろよ!!」
幼馴染みの子への悪口を言ったとき、そこで
初めて声を荒らげた矢口さんに、殺意に似た憎悪が沸き起こった。
やっぱり、私は幼馴染みの代用品でしかなかった…!
「私だって矢口さんなんか最初から全然好きじゃありませんでした!ただ、勉強教えてくれたり、奢ってくれたり、自分にとって都合がいいから一緒にいただけ。調子に乗らないで下さい!!」
「そうか…。分かった。もう、俺の言うことなんか、真柚ちゃんには耳に届かないだろうけど、妹のように思っていたから、最後に忠告しておくよ。トラ男は、本当に危険な奴だ。暴力や犯罪に巻き込まれたくなかったら、別れた方がいい。じゃないと、取り返しがつかないことになる。」
「言いたいことはそれだけですか?」
「ああ…。亮介とよく話し合った方がいい。じゃあ、真柚ちゃん、さようなら。」
「さようなら。矢口さん…。」
矢口さんはこうして私の元を去った。
私の中に燻る怒りを抑え込みながら、必死に自分に言い聞かせていた。
これでよかったんだと。
これからは魁虎だけを見て幸せになるんだと。
その後、お兄ちゃんに、事の次第を伝えると
絶句し、烈火の如く怒り、矢口さんに謝り、魁虎と別れるように言ってきた。
私が拒否すると、お兄ちゃんは、信じられないものを見るような目で私を見た。
「お前、本当に真柚なのか…?俺の妹は、引っ込み思案だけど、素直で真面目な優しい奴だった。今まで散々面倒見てもらった京太郎に、そんな恩知らずな真似をする奴じゃなかった。
豪華な食事を奢ったり、ブランドの時計をくれたから、それがなんだ?
トラ男の金は、国会議員の親がくれたものか、弱いやつをいじめてカツアゲしたものか、どちらにせよ、自分で努力して稼いだものじゃねー。
お前の部屋へ行って見てみろよ?
京太郎がお前が間違えやすい問題を分かりやすく解説してまとめてくれた、付箋だらけの参考書や、気分転換に連れてって取ってくれたクレーンゲームのぬいぐるみの山があるぜ?
京太郎が、今までお前の為に時間と手間暇をかけてしてくれた事を蔑ろにしてでも、
金に任せてトラ男に奢ってもらった事の方が
大事だというなら、
もう、お前は俺の知ってる真柚じゃない。
どこへでも行って好きなようにしろよ。」
そう言って、失望したように、ため息をつくと、私に背を向けて自室へと戻って行った。
私は兄の信頼も優しかった眼差しも失ってしまった。
自分の部屋に戻り、矢口さんとお兄ちゃんの思い出の品に囲まれて私は泣いた。
その後、魁虎からは何度か誘いがあったが、
急激にその頻度は少なくなっていた。
「ハハッ。あの時の京太郎の面ったらなかったぜ。ホントにお前、いい仕事してくれたな。長年あいつには煮え湯を飲まされてきたが、溜飲が下がったぜ。」
会う度に下卑た笑いを浮かべて、このセリフを言われた。
出会った頃、私に見せていた誠実そうな姿は、影を潜め、悪ぶって演技をしているというこっちが、実は本性なのではと思い始めた時、街中で、見覚えのある青いモヒカン髪の男が、魁虎に声をかけてきた。
「あっ。魁虎さん!ちわっす!」
「おお、銀次、調子はどうだ?」
「すんません。こっちは収穫ないっすね。この辺りは狩り尽くして、最近は金持ち歩いてる奴もめっきり減りまして…。」
「んだよ。しけてんな…!そろそろ新しい地域を開拓してくかな…。」
「な…、何で!」
私は男と魁虎が親しげに話しているところを見て、信じられない気持ちで声を上げた。
「あ?なんだよ、真柚?」
「そ、その人、この前、私を連れ去ろうとした男…!な、なんで魁虎と話してるの?」
「あっ。やべ!そう言えばそうだったな。お前、ちょっとは気を回せっつの!」
ドゴッ。
!!
魁虎に肘打ちを当てられ、銀次と呼ばれた男は鼻血を出した。
「うぐあっ、す、すいません!魁虎さん!」
「チッ。もういーから消えろっつの。」
鼻を押さえながら逃げるように男は駆け去った。
「もしかして、グル…だったの…?」
「まっ。バレちゃしょうがねーや。
そうそう。銀次達に協力してもらって、あの時、自作自演でお前を悪漢から助け出すヒーロー役を演じてやったんだよ。女ってそういうの好きだろ?」
「そ、そんな…!」
「ハハッ。ちょっと優しくてやったぐらいで面白いようにホイホイと引っかかりやがって。お前も大概チョロい女だよな…。
あっ。今更、矢口とより戻そうなんて考えない方がいいぜ?
あいつ、自分ができ婚で生まれた子供だったせいで清純な女じゃないと相手にできない童貞拗らせ野郎だからな。
お前みたいな尻軽ビッチ女は、絶対に受け入れないだろうと思うぜ?」
「ビッチって…!わ、私はあんたとは一線なんて超えてない!」
「それをあいつが信じると思うか?それに、どうあれ、俺に傾いた時点で、充分あいつには手酷い裏切りだったろうよ。
その点、あいつの幼馴染みは流石だったな。俺があいつがいない間に何度か懐柔しようとしたが、殴られようと、物で釣ろうと、決して首を縦に振らなかった。
忌々しいブサイク女だが、身持ちの固さだけは、大したモンだった。お前と幼馴染みの女が似ているって言ったのは、大嘘だ。難攻不落の名城と、鍵の開いた掘っ立て小屋ぐらいの違いがあるってもんだぜ!ハハッ。」
「…!!!」
「ま、そうは言っても、お前、面だけは及第点だからな。不純物なユルユルのお前でも受け入れてやるよ。俺、器の大きな男だろ?」
「だ、誰があんたなんかに…!」
魁虎が肩に手を回してくるのを振り払うと、
見透かしたような目で私に囁いてきた。
「どうせ家でも学校でも、話す相手いないんだろ?俺がいなかったら誰もお前と関わろうと思う奴いないんじゃないか?」
「…っ!」
否定できなかった。
大好きだったお父さんはもういない。
お母さんは、私が引きこもりになってから、
私に関心を示さなくなった。
溺愛してくれたお兄ちゃんは、矢口さんを裏切ってから、私と目を合わせなくなった。
学校では、いじめられなくはなったものの、最近休みがちになってきた私を皆異物扱いして遠巻きにしている。
惨めだった。
今、私とまともに話してくれるのは、この性根のねじ曲がった奴しかいないという事実が…。
極悪人と分かってからも、その手をすぐに振り払えない自分が…。
追い打ちをかけるように、学校の進路相談で、担任の先生に、このままの成績と生活態度では、志望の公立高は厳しいとはっきり告げられた。
このままでは、高校進学も危ぶまれるという状況の中、私は矢口さんの事を思った。
彼に少しでも近付きたいという目的で、勉強も頑張れていた日々を…。
途中で魁虎の誘惑に負けて裏切ってしまったけれど、今度は一人でも頑張って、受験を乗り切れたら、矢口さんは私を少しは見直してくれるのではないか?
ひどい事をしてしまった、私の謝罪を受け入れてもらえるのではないか?
そんな甘い考えが私の頭を支配した。
それからすぐに、嵐山魁虎にも、別れを告げた。受験に専念したいので別れたいと言うと、魁虎の反応は意外とあっさりしていて、
ただ、「そうか、受験、頑張れよ。」とだけ
言われた。
矢口さんへの鬱憤も晴らし終わり、もう私は用済みになったのかもしれない。
魁虎と別れ、受験勉強を始めると、お兄ちゃんは少しだけ優しくなった。
と言っても前のような溺愛ぶりはなく、時々ぎこちなく会話を交わすぐらいだったけど。
そうして、矢口さんにもらった参考書も何度もやり込んで、必死に勉強した。
そして、奇跡的に志望の公立校の
高揚した気持ちで、私が矢口さんにお詫びとお礼を言いたいと言うと、お兄ちゃんは矢口さんに電話してくれたが…。
お兄ちゃんは矢口さんと短い会話を交わしてすぐに電話を切ってしまった。
「えっと、京太郎の奴、真柚に合格おめでとうって伝えてくれって。真柚は自分の力で合格したんだからお詫びとかお礼とかはいいってさ。」
苦笑いしながら、お兄ちゃんはそう伝えきた。
私と関わることを拒絶された…。
まぁ、あんなひどい事を言ったんだもん。そりゃそうだよね…。
半ば分かっていた事ながら、合格した喜びも、どこかにかき消えてしまった。
私は、受験を通して矢口さんに謝りたかった。もう恋愛関係になるのは無理だとしても、また、前のようにお兄ちゃんと矢口さんと3人の時間を持ちたかった。
でも、そんな事は無理だった。
一度壊してしまった関係は元には戻らない。
私が、嵐山魁虎の手を取った瞬間に何もかも
たたき壊してしまった。
信頼も絆も思い出も…。
虚しさを噛み締めながら、乾いた涙を流した。
それでも、せめてこれからは、彼のおかげで受かった
そして新学期に入り、学校で数人の女友達もでき、穏やかな生活が始まったかに見えたが…。
下校時、校門の外でよく知っている金髪の男が私を待ち構えていた。
「よお。真柚、お前、本当に高校受かったんだな。ウケる!」
ニヤニヤ笑いを浮かべて近寄ってくる嵐山魁虎に私はもはや嫌悪感しか感じなかった。
明らかに不良っぽい雰囲気の魁虎と話している私は、下校途中の生徒達から興味津々の様子で見られ、ヒソヒソ話をされていた。
「どうしてここにいるの?もう、あなたとは別れたよね?」
「俺は別れるなんて、一言も言ってないぜ?ただ、受験勉強頑張れよ?って言っただけ。」
「私はあなたに何の感情もないの。迷惑だから、もう会いに来ないで。」
「ハッ。散々俺に投資させておいて、逃げようったって、今更問屋が許さないぜ。出した分はきっちり取り返させてもらうからな。」
そう言うと、魁虎は自分のスマホを取り出すと、ある画像を見せてきた。
「…っ!!!」
それは、私の下着姿の写真だった。
その表情は、こちらを誘うように目がトロンとして、口が半開きになっている。
いつの間に撮られていたのだろう。
私はこいつに、こんな淫らな姿を見せていたのか。嫌悪のあまり、吐き気がこみ上げて来る。
青い顔で両手で、口元を押えていると、魁虎はさも嬉しそうに私の顔を覗き込んできた。
「なかなか色っぽいの撮れただろ?まだまだ沢山あるぜ?言うこと聞いてくれないなら、これ、高校名と名前込みで、ネットに流してもいいんだぜ?」
「や、やめ…て…。」
「ああ。自分の女の写真なら、公開したりしないさ。これからも、よろしくな?真柚。」
恐怖に震える私の肩を優しく抱いて、魁虎は言った。
この男は悪魔だ…。
逃げるなんて、所詮無理だったんだ。
ああ、あの時、お兄ちゃんと矢口さんの言うことをちゃんと聞いて、ゲーセンなんかに行かなければ…。
魁虎の口車に乗らず、一途に矢口さんを思い続けていれば…。
過去の自分の行動を死ぬほど後悔しながら、
私は未来が、絶望に閉ざされた事を知った。
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