F111CJ戦闘爆撃機

 マクナマラが開発費、調達費、維持費削減のために開発させた空海軍共用戦闘爆撃機。

 空軍と海軍で戦闘機と爆撃機両方に使える機体にして任務に応じて使い分けることを狙った機体。

 しかし、海軍と空軍の要求条件が違いすぎて、空軍型と海軍型では共通部品が半分以下。

 また、海軍が開発を途中から放棄した結果、米空軍のみが採用した。

 だが、大型化した機体は戦闘機としての能力は皆無、旋回性能が低く、格闘戦が行われていたベトナム戦争では使えないと判断されていた。

 しかし爆弾搭載能力は大きく、十分な爆撃機として使えた。

 日本は、艦載型として独自改修して使用した。

 機首を着艦時および格納時に折りたためるようにするなどして、無理矢理乗せた。

 理由は米海軍型に搭載される予定のフェニックスミサイルが積めたからだ。

 大和が対艦ミサイルによって被弾した件により、遠距離での迎撃を求めた日本にとって長射程のフェニックスミサイルは魅力的で開発費を出していた。

 半ば独自開発して採用する。

 通常は四発を搭載して上空援護に用いられるが、ラインバッカーⅡでは一部が爆撃に出ていたため、上空待機できていた機体が少なく、被弾を許す結果となる。

 しかし、十分な迎撃能力を示した。

 そのため米海軍が購入したほどだ。

 珍しく米海軍が改修型とはいえ日本の機体を採用した。

 だが、戦闘機として優秀でフェニックスが搭載可能なF14トムキャットが採用され配備が進められていたこともあり納入数は二〇〇機程度と少数にとどまった。

 それでも大型で高速を出せることから、電子戦機、強行偵察機などの派生型が出来ている。




乗員:2名(操縦士1名 WSO(爆撃手) 1名)

全長:22.40 m

全幅

後退角16度:19.20 m

後退角72.5度:9.74 m

全高:5.22 m

翼面積

後退角16度:61.07 m2

後退角72.5度:48.77 m2

空虚重量:21,410 kg

最大離陸重量:45,360 kg

燃料容量:

発動機:プラット・アンド・ホイットニー製 TF-30-P-100(A/B付きターボファンエンジン)×2

推力:111.57 kN

11,385 kgf ×2

巡航速度:

最大速度:マッハ 2.5(A/B使用時)

離着陸距離:離着陸共に約910 m

航続距離:約4,700 km(最大搭載量、内部燃料のみ)

戦闘半径:

実用上昇限度:18,288 m

固定武装:必要に応じてM61A1バルカン×1(2,084発)

兵装:11,340 kgまで搭載可能。

AIM-54×4

AIM-9 サイドワインダー×2

ハープーン×4

B61戦術核爆弾×4


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https://kakuyomu.jp/works/16816927862106283813/episodes/16818093087273033492

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