乗鞍級ヘリ空母
生駒級でも取得が難しい中小国の為に建造された軽空母。
元々、大戦中の空母をヘリ空母として使用していたが、60年代になると老朽化。
更新することになった日本が、船団護衛用のヘリ専用空母として計画した。
だが艦載機を運用したいが予算が無い。
しかし、陸上のテロや武装組織討伐のための移動する基地として空母が欲しい、という諸外国の要求を叶えるために輸出に使われる。
日本の内部でも生駒級が大きすぎ、数が少ない。
ヘリ運用には高コストあるという話が出ていた。
そのため一万五〇〇〇トン級の小型の船体に、必要な機能のみを詰め込み――固定翼機の運用を切り捨て、艦を縮小。カタパルトと着艦装置の撤去を行いコストを下げた。
揚陸部隊を乗せる居住区を確保した艦として誕生したのが乗鞍級ヘリ空母だ。
小型のため多少手狭だったが、使い勝手、対潜哨戒から上陸作戦まで使える汎用性と運用コストの安さが好評で、インドネシアやマレーシア、タイに輸出された。
オプションで蒸気カタパルトと着艦装置を搭載可能だったが、搭載できるのは小型機のみで、採用する国は少なかった。
転換期となったのはハリアーの採用で、乗鞍級でも小規模の改装でハリアー搭載、固定翼機運用能力が得られたため、ハリアーと共に輸出に拍車が掛かり、ブルネイ、フィリピン、インド、スリランカなどに改めて輸出される。
このコンセプトの成功により、のちにドック機能を入れた、三万トンの能登型多目的支援艦が建造される。
同型艦 乗鞍、御嶽、鞍馬、白根
中華民国 上海、厦門、杭州、海門
台湾 淡水、基隆
インドネシア ガジャ・マダ
マレーシア スリ・トリ・ブワナ
タイ ラーマ1世
他にも多数建造
諸元
基準排水量 13,950トン
満載排水量 19,000トン
全長 197 m
最大幅 33 m
深さ 22 m
吃水 7 m
高さ 48 m
主機 三菱製蒸気タービン×4基
推進器 可変ピッチ・プロペラ×2軸
出力 100,000ps
速力 30ノット (56 km/h)
搭載能力 最大20機
乗員 約500名 他 揚陸要員500名(最大)
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https://kakuyomu.jp/works/16816927862106283813/episodes/16818093087050247410
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