関東治安警察特別機動隊 羽田騒乱時編成表

極東戦争直前の特別武装機動隊の編制

第一中隊

 第一突入小隊

 第四小隊

 第五小隊

第二中隊

 第二突入小隊

 第六小隊

 第七小隊

第三中隊

 第三突入小隊

 第八小隊

 第九小隊

輸送中隊

衛生小隊

通信小隊

特科小隊


 後の警視庁機動隊より小さいが、各中隊の前衛隊員は機銃を装備し、火力では警察予備隊の普通科中隊さえ上回っている。

 圧倒的な火力により、犯罪組織、武装強盗、左派のゲリラ部隊を文字通り殲滅した。

 はじめは称賛されたが圧倒的火力の強大さ、出動すれば犯人とは言え多くの死傷者が出ることに恐れられ、反感を買いつつある。

 そのため、部隊の拡大案は否決され続けていた。


 各中隊の突入小隊が先鋒となり突入し制圧。その後ろに各小隊が続き、後方を確保、被疑者の逮捕、拘束、後送をおこなう。

 また最低一個小隊が予備隊として存在し不測の事態に備える。

 出動時の周辺警備は所轄署、のちに警視庁予備隊が行う事となっていた。だが、縄張り争いと警備の隙を突かれて侵入される事案が相次いで起き、対立が激化。

 次第に特機隊独自で警備を行うようになり権限争いで対立が頻発する。




羽田騒乱時、再編成中の特別武装機動隊


北海道派遣隊

本部

通信小隊分遣隊

 衛生小隊分遣隊

第一中隊

 第一突入小隊

 第四小隊

 第五小隊 欠員多数 残存要員は本部要員少数を残し第一及び第四へ編入

 第一輸送小隊

第二中隊

 第二突入小隊

 第六小隊

 第七小隊 欠員多数 残存要員は本部要員少数を残し第二及び第六へ編入

 第二輸送小隊


 戦争勃発後、北を撃退した後、残存戦力が領内で跳梁跋扈することを恐れて、残敵およびゲリラ掃討のために佐久田の要請にて派遣。

 しかし、稚内での攻防戦で膠着状態に陥った警察予備隊の要請により前線へ投入。

 坑道内の制圧に実力を見せるも北日本の坑道爆破戦術により主力の半数を失って壊滅。事実上動けなくなった。

 名寄まで後退し再編成しつつ、ゲリラの掃討作戦に従事中。

 部隊再編の目処は立っていないが、部隊の枠組みを残し、新規要員の受け入れが行えるよう壊滅した部隊でも幹部の異動は行われていない。


 広大な北海道で移動する事を考慮し、輸送部隊の大半を編入。


 特科中隊はガス弾のみ使用する低圧砲――市街地それも首都東京で戦車砲を発砲するのは誤射の危険がすぎるため、低威力の大砲になっていたが戦場では力不足のため、残置されていた。




東京留守部隊

 予備と東京警備のために残置され、万が一の時、本隊壊滅時に再編の要となることを求められていた。

 だが戦力の大半を本隊、派遣隊に持って行かれたため戦力としては低下していた。


第三中隊

 主力三中隊の一員だったが、残置された。本隊壊滅後は再編の基幹部隊として、新中隊、第四中隊の編成のために人員を供出。

 転出した要員の穴は養成校から補充したものの実質的な戦力は低下していた。


 第三突入小隊 第一〇突入小隊へ人員の三分の一を送り出した後、各小隊から前衛隊員を引き抜き再編

 第八小隊 隊員の半数を引き抜かれた後、養成校から補充して再編。

 第一一小隊 新規部隊として養成学校からの生徒を中心に編成

 第三輸送小隊


第四中隊

 新規編成中。騒乱時は予備として待機。実態は輸送車両が不足したため出動できず

 第一〇突入小隊 第三中隊の前衛隊員を引き抜き新規に編成

 第九小隊 元第三中隊所属、第四中隊の基幹部隊として編入

 第一二小隊 新規部隊として養成学校からの生徒を中心に編成


輸送中隊 二個小隊欠

衛生小隊 派遣隊に送ったため現員は定数の三分の一

通信小隊 派遣隊に送ったため現員は定数の三分の一

特科小隊 低圧砲のため戦場では役に立たないと判断され、残置。デモ隊相手には威力を発揮し騒動時の主力となる。


教導中隊

 養成校の教員、生徒からなる予備部隊。特機隊の総予備だが、輸送車両不足と生徒および教官を第三中隊及び第四中隊へ送り込んだため、定員が大幅に割れており出動不能だった。

 突入教導小隊

 教導小隊

 生徒小隊

 教導支援小隊


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