誘惑、とは申せ。
彼の生はただひたすら死に抗い続けてのもの、潰えるに足る死合と認識していたとも見えず、ならばこの迷いもさもありなん。
救いならずとも意義を見出だせずとなれば、生に未練もわこうというもの。我欲も希望も育てる間すらなかったとなれば、さらにその業を見出されたとなれば。
己に意義を見出すのは、ただ己のみ。
さてこの選択の先、鬼が出るか蛇が出るか。
これからも頑張って下さい!
作者からの返信
応援コメント&痺れるカッコいい煽り文句をありがとうございます。
彼には我欲も希望もなく、ただ抗い戦い生き、最期は敗れて死んでいく……はずでした。
しかし、彼はディスコルディアという謎の存在に見出されてしまいます。
彼が下す選択、そしてその選択の先に待ち受けるものは……
続きを乞うご期待ください!
コメント失礼します。
とても楽しく読ませてもらっています。
異世界や現世の描写がとても独特で惹き込まれました。特に「雛僧、わたしを受け入れろ」からの長い空白行は、そのまま侍の心理的時間の長さを表しているようで、まるで紙の本のページをめくるような興奮を覚えました。
何者かに追われるキリと侍がどのように邂逅するのか楽しみです。
作者からの返信
応援コメント、ありがとうございます。
序盤だけでここまで読み込んでいただけるとは……描き手として感無量です!