後編 窮地から脱出する日への応援コメント
まさか、そんな展開が待っていたなんて!
カラクリ? 手廻し?
これは今回断罪されたからでは無く、いずれは聖王国へ戻る為の人員配置。
此処にはずっと居るつもり、無かったんですね。
作者からの返信
こちらにもコメントをありがとうございます。
メアリィ、聖王国と手を繋ごうとしてアマノハで居場所をなくしてしまいましたが、その聖王国は居場所を用意して待っていてくれるようです。
去る者残る者、それぞれの行く手についてはまたきっと別の物語があるはず。いつかそれをお届けできる時が持てると良いのですが。
前編 婚約を破棄された日への応援コメント
罪が確定し、死を免れぬ身になったのに、このお嬢様……
普通なら泣き喚き、醜くも生にしがみつこうものなのに。
ここまで機上に振る舞い、心穏やかでいられるなんて。
両親の育てが良かったのでしょうか?
それとも……
死を覚悟した訳では無く、死を受け入れた訳でも無さそう。
その理由は……自分の運命を知ってるから???
え、ここからのピンチ、回避出來るの?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
メアリィ、精一杯取り繕っていますが、心の大事な部分に穴が空いてしまっているようなイメージで書いておりました。それが細かい言動に隠しきれず漏れてしまうところを描けていると良いのですが。
家に帰って親しい人と場所で少し人心地を取り戻した様子のメアリィ。さて彼女がどうなりますか、お楽しみいただけるよう願っています。
余話 なお、残された者たちの日々はへの応援コメント
めぐるわ様。
いつぞやは企画でお世話になりました。
代表作であるというこちらの大長編は読み切れなかったので短編を連載中の分も含め三作読みましたが、どれも少しずつ繋がっていると言われなければわからないほど多岐にわたる物語の幅でした。
その中でも特にこの「夢破れた蕾は、花咲くことを誓って」はまるで大長編のオープニングのようです。
中書令という単語に思わず「サトライプ」とふりがなを打って読みたくなる程度にはアルスラーン戦記のファンでして、そういやあの方も中国史が専門だったなあと。けれど主人公の名がメアリィで、西洋と中国の混ざりあったオリエンタルな雰囲気が「漫画にしたらどんな風になるのかな」と想像をめぐらせました。
不思議な雰囲気のお話を読む機会をありがとうございました。
余談ですが私もラギアさんは40~50代女性と思っており「おばちゃん高位冒険者、ありだわー」とか思いながら読んでおりました(笑)
作者からの返信
物語をご覧いただけましたこと、さらにコメントに☆までいただき、ありがとうございます!
《関連作》の長編では、その文字数のおかげもあって『異世界』に絡んだアレコレにまで触れることができましたので、茅様の物語を拝見して思わず自薦の手を上げてしまいました。大変な失礼をしてしまい、お恥ずかしい限りで申し訳ありません。
大長編のオープニングのようと言っていただけた本作は、確かにアルスラーン戦記でいうならばアトロパテネでルシタニアが大勝利した前後に似ているのかもしれません。特に「勝利者が得たものは、その後の多大な苦労」的な意味で。笑。
そして。おばちゃん高位冒険者、確かにアリですね!
既にこっそり「まだ若い」などとフォローの言葉を挟んでしまったので、今更加齢などということになれば私がラギアさんにナマス切りにされそうで怖くてできないと怯えつつ、ぜひいつかそういった人物を登場させたいなとアイデアを頂いた思いです。
そして気付いたのですが、そちらにあるお花畑は以前より広がっている様子……?
もしまたお邪魔させて頂いた際には、暖かくお迎えいただけますと嬉しいです。
余話 なお、残された者たちの日々はへの応援コメント
楽しく拝読させていただきました。
言い回しや役職など今まで見てきた作品ではあまり見かけないものばかりで、とても感銘を受けました。
メレイの行動やオージの行く末、メアリィが今後どうなるのか等、気になる引きで機会があれば続編も読んでみたいです。
素敵な作品をありがとうございます。
作者からの返信
物語をご覧いただけましたこと、そしてそれを楽しんでいただけたことが何より嬉しいです!
国の特色を出すために、役職は昔の中国から拝借しました。それを意識して書き進めたら言葉遣いもどこか固くなってしまいました。それが程よい味付けになっていると良いのですが。
メアリィたちのこの後については、色々と考えもし形にしたいとも思っているのですが、果たして力及びますでしょうか。
いつか書くことができましたら、よろしければまたご覧いただけますと幸いです。
余話 なお、残された者たちの日々はへの応援コメント
後日談ですね。
この一連の出来事を歴史上の一つと見るような締め括りは、田中芳樹氏の作品を想起しました。
メアリィさんがいなくなった後、国に歪みが生じていますね。
むしろメアリィさんは、こんな権謀術数うずまく国を出ていってよかったと思わされます。
また文章についてになりますが、「邸宅に灯る光は、まだ明るさを失ってはいない」、「降り注いでいた陽の光は、いつしか雲に覆おおわれて隠れていた。」といった文学的表現をさらっと使っているのが好きです。
情景描写によってこれからどうなるか暗示されている表現は、今どきのWeb小説の書き手だとあまりいないと思います。
あと私はメレイさんのような執念深い悪女が好きです。
メレイさんはなぜメアリィさんを憎んでいるのでしょうか?
やはり最後のオージさんとのやりとりを見るに、オージさんに気が合って、彼を横取りしたメアリィさんに嫉妬していたのでしょうか?
それだとトロンさんに矛先が向くような気もしますが、もっと別な理由があるのでしょうか。
この辺は考察の余地があって楽しいです。
最後の方では(私の)メレイさんがもう一波乱起こしそうな余韻で終わっています。
続編が作れそうな引きでいいですね。
個人的には、余話のところで聖王国で平穏に暮らすメアリィさんが、新聞か何かでアマノハの騒乱を知るという場面があってもいいかな、と思いました。メアリィさんが穏やかに暮らせていると分かれば、読者も安心できますし。
ただ、メアリィさんは表舞台から姿を消したと考えると、あえて書かないということもありますし。
ここは好みの問題でしょうか
面白かったです。ありがとうございました。
作者からの返信
こちらにもコメントをありがとうございます。
田中芳樹氏の作品は私も好きなので、色々と影響を受けている部分があると思います。
メアリィは国外に逃亡したことでその後の国の混乱を免れたという、「塞翁が馬」のような展開は意識しているところです。そして残った者は決して楽ができたわけではなくきっと苦労するというところで、いくらか溜飲を下げていただければと願っております。
また、文学的表現と評していただけた部分は、意識して入れてみましたので、好きと言っていただけ頑張った甲斐がありました。
そして、メレイの妖しさを気に入っていただけて嬉しいです。「私の」と言っていただけるのは、最高の賛辞をいただいた思いです。
メアリィとメレイの過去や、メレイの今後の活躍については、本当に続編など書くことができればそこで描けないかと考えております。
そのまえに、今回の件を受けて聖王国がアマノハに意趣返しをするのか、するとしたらそれにメアリィが絡むのか、そのあたりをきちんと練りたいなと思っています。
メアリィは果たして表舞台から退き穏やかに新聞を読めるのか、なかなかそうもいかないような気もします。笑。
面白いと言っていただけることが何より嬉しいです。重ねて、このたびは有り難うございました!
後編 窮地から脱出する日への応援コメント
めぐるわ様
この度は企画にご参加頂き、ありがとうございます。
政治劇による婚約破棄なのですね。
文章に語彙があって多くの言葉が使われていて、なおかつ読みやすい文章だと思いました。
冒頭の大広間でメアリィさんが弾劾される場面では、大広間の煌びやかな様子が思い浮かびます。
中書令など独特の用語を使用していて、高貴な雰囲気が文字から伝わります。
会話の言葉遣いも貴族同士のやりとりっぽい感じがします。
そういう作品を読み込まれているのだと感じ取れます。
人物については、メアリィさんとのやりとりで、短い会話ながらも、どのような関係であったか、どのような性格かが伝わります。
スイクンさんとホウロウさんのところは、ちょっと説明っぽくなっていますが、気になるほどではないかな、と思います。
スイクンさんは実直な人柄っぽいですし、メアリィさんのことを好きだったのに身分の違いで夢を諦めているのが悲しい。
政治劇で婚約破棄されるメアリィさんや、身分によって結ばれないスイクンさんなど切なさがありますね。
前半が暗いだけに、2話の逃亡劇はメアリィさんの反撃で胸が躍ります。
実は強かったラギアさんやジェイドさんの活躍がいいですね。
メアリィさん可哀想、と思っていただけにこの逆転は嬉しいです。
一点、食事を作ってくれる女性ということで、ラギアさんを勝手に40~50代くらいの女性だと思っていました。
2話で活躍したとき、スイクンさんだけでなく私も驚きました。
ラギアさんの年齢や外見について、もう少し書いても良かったかもしれません。
作者からの返信
このたびは素敵な企画、また作品をご覧いただきレビューまで、大変有難うございます!
政治劇より始まる婚約破棄、かつてはあまり深い設定が描かれなかった部分かと思っていたのですが、今はしっかり考えられているようで私の不勉強を反省しております。
本作の役職名は昔の中国よりお借りしました。比較的馴染みも少ないかと、邪魔にならないように気をつけつつ説明を添えるよう心がけた部分になります。
会話についても、雰囲気を意識して使った語句が硬めかと思いますが、それがきちんと表現できたようで良かったです。
人物も、しっかり描写できたようで安心しました。
婚約破棄による苦境から、それを打開し、あるいは原因に対して復讐するまでのカタルシスが『婚約破棄』モノのエッセンスかと思っているのですが、本作では国外逃亡するだけという点でまだ比較的弱かったかと思ってもおりましたので、評価いただけて良かったです。
ラギアさんの描写については、なるほどと反省したところです。
少し書き加えるなどできればと思います。気付きをいただき、ありがとうございます!
前編 婚約を破棄された日への応援コメント
企画参加ありがとうございます。企画主の霊凰です。
作品読ませて頂きました。
1話目からとても面白い内容であり、これから主人公がどのような反撃を繰り出していくのかがとても気になります。
第2話以降の更新を心待ちにしています。
できれば、ぜひ、私の作品も読んでみて下さい。
霊凰より
作者からの返信
企画おつかれさまでした、またコメントと☆まで頂きありがとうございます!
作品を「面白い」と言っていただけたこと、とても嬉しいです!
この先の展開がご期待に添えるかわかりませんが、あと2話を隔週更新していきますので、よろしければご覧ください。
前編 婚約を破棄された日への応援コメント
本企画に参加していただき、誠にありがとうございます。
内容がかなりぎっしりと詰まっていつつも読みやすく、それでいて今後の展開を期待させるものでした。
それが、一話分とな!?
正直、脱帽するばかりです。
今後共に期待していますね。
作者からの返信
企画の開催、またコメントに☆まで頂き、ありがとうございます!
「婚約破棄」という素材を私なりに練り込んで形にしてみた作品になりますので、「ぎっしりと詰まっていつつも読みやす」いと言っていただけ、とても嬉しく安心できました。
あと2話でこの作品は一応終了ですが、現在別に「主観的には普通な少女の、彼女にとっては日常的な日々の話」という関連作があり、こちらをご覧頂くことで本作を味変できればと試してみましたので、もしよろしければお立ち寄り下さい。
編集済
余話 なお、残された者たちの日々はへの応援コメント
最終話に来て、今だにメアリィが奴隷にならず、聖王国へ逃げ延びた事を最後まで知らないオージ&メレイコンビが滑稽なピエロに見えて。
憐れを通り越して……
作者からの返信
いくつものコメント、ありがとうございます!
オージやメレイほか登場人物それぞれも、いろいろな思いを持って動いているはず。
それがどのような軌跡を描いてどこへと届くのか。滑稽さの向こうに切なさを感じていただけましたら、道化たちも冥利に尽きることと思います。