応援コメント

余話 なお、残された者たちの日々は」への応援コメント


  • 編集済

    最終話に来て、今だにメアリィが奴隷にならず、聖王国へ逃げ延びた事を最後まで知らないオージ&メレイコンビが滑稽なピエロに見えて。
    憐れを通り越して……

    作者からの返信

    いくつものコメント、ありがとうございます!

    オージやメレイほか登場人物それぞれも、いろいろな思いを持って動いているはず。
    それがどのような軌跡を描いてどこへと届くのか。滑稽さの向こうに切なさを感じていただけましたら、道化たちも冥利に尽きることと思います。

    編集済
  • めぐるわ様。

    いつぞやは企画でお世話になりました。
    代表作であるというこちらの大長編は読み切れなかったので短編を連載中の分も含め三作読みましたが、どれも少しずつ繋がっていると言われなければわからないほど多岐にわたる物語の幅でした。
    その中でも特にこの「夢破れた蕾は、花咲くことを誓って」はまるで大長編のオープニングのようです。
    中書令という単語に思わず「サトライプ」とふりがなを打って読みたくなる程度にはアルスラーン戦記のファンでして、そういやあの方も中国史が専門だったなあと。けれど主人公の名がメアリィで、西洋と中国の混ざりあったオリエンタルな雰囲気が「漫画にしたらどんな風になるのかな」と想像をめぐらせました。

    不思議な雰囲気のお話を読む機会をありがとうございました。
    余談ですが私もラギアさんは40~50代女性と思っており「おばちゃん高位冒険者、ありだわー」とか思いながら読んでおりました(笑)

    作者からの返信

    物語をご覧いただけましたこと、さらにコメントに☆までいただき、ありがとうございます!

    《関連作》の長編では、その文字数のおかげもあって『異世界』に絡んだアレコレにまで触れることができましたので、茅様の物語を拝見して思わず自薦の手を上げてしまいました。大変な失礼をしてしまい、お恥ずかしい限りで申し訳ありません。

    大長編のオープニングのようと言っていただけた本作は、確かにアルスラーン戦記でいうならばアトロパテネでルシタニアが大勝利した前後に似ているのかもしれません。特に「勝利者が得たものは、その後の多大な苦労」的な意味で。笑。

    そして。おばちゃん高位冒険者、確かにアリですね!
    既にこっそり「まだ若い」などとフォローの言葉を挟んでしまったので、今更加齢などということになれば私がラギアさんにナマス切りにされそうで怖くてできないと怯えつつ、ぜひいつかそういった人物を登場させたいなとアイデアを頂いた思いです。

    そして気付いたのですが、そちらにあるお花畑は以前より広がっている様子……?
    もしまたお邪魔させて頂いた際には、暖かくお迎えいただけますと嬉しいです。

  • 楽しく拝読させていただきました。

    言い回しや役職など今まで見てきた作品ではあまり見かけないものばかりで、とても感銘を受けました。

    メレイの行動やオージの行く末、メアリィが今後どうなるのか等、気になる引きで機会があれば続編も読んでみたいです。

    素敵な作品をありがとうございます。

    作者からの返信

    物語をご覧いただけましたこと、そしてそれを楽しんでいただけたことが何より嬉しいです!

    国の特色を出すために、役職は昔の中国から拝借しました。それを意識して書き進めたら言葉遣いもどこか固くなってしまいました。それが程よい味付けになっていると良いのですが。

    メアリィたちのこの後については、色々と考えもし形にしたいとも思っているのですが、果たして力及びますでしょうか。
    いつか書くことができましたら、よろしければまたご覧いただけますと幸いです。

  • 後日談ですね。
    この一連の出来事を歴史上の一つと見るような締め括りは、田中芳樹氏の作品を想起しました。

    メアリィさんがいなくなった後、国に歪みが生じていますね。
    むしろメアリィさんは、こんな権謀術数うずまく国を出ていってよかったと思わされます。

    また文章についてになりますが、「邸宅に灯る光は、まだ明るさを失ってはいない」、「降り注いでいた陽の光は、いつしか雲に覆おおわれて隠れていた。」といった文学的表現をさらっと使っているのが好きです。
    情景描写によってこれからどうなるか暗示されている表現は、今どきのWeb小説の書き手だとあまりいないと思います。

    あと私はメレイさんのような執念深い悪女が好きです。
    メレイさんはなぜメアリィさんを憎んでいるのでしょうか?
    やはり最後のオージさんとのやりとりを見るに、オージさんに気が合って、彼を横取りしたメアリィさんに嫉妬していたのでしょうか?
    それだとトロンさんに矛先が向くような気もしますが、もっと別な理由があるのでしょうか。
    この辺は考察の余地があって楽しいです。

    最後の方では(私の)メレイさんがもう一波乱起こしそうな余韻で終わっています。
    続編が作れそうな引きでいいですね。

    個人的には、余話のところで聖王国で平穏に暮らすメアリィさんが、新聞か何かでアマノハの騒乱を知るという場面があってもいいかな、と思いました。メアリィさんが穏やかに暮らせていると分かれば、読者も安心できますし。
    ただ、メアリィさんは表舞台から姿を消したと考えると、あえて書かないということもありますし。
    ここは好みの問題でしょうか

    面白かったです。ありがとうございました。

    作者からの返信

    こちらにもコメントをありがとうございます。

    田中芳樹氏の作品は私も好きなので、色々と影響を受けている部分があると思います。

    メアリィは国外に逃亡したことでその後の国の混乱を免れたという、「塞翁が馬」のような展開は意識しているところです。そして残った者は決して楽ができたわけではなくきっと苦労するというところで、いくらか溜飲を下げていただければと願っております。

    また、文学的表現と評していただけた部分は、意識して入れてみましたので、好きと言っていただけ頑張った甲斐がありました。

    そして、メレイの妖しさを気に入っていただけて嬉しいです。「私の」と言っていただけるのは、最高の賛辞をいただいた思いです。
    メアリィとメレイの過去や、メレイの今後の活躍については、本当に続編など書くことができればそこで描けないかと考えております。
    そのまえに、今回の件を受けて聖王国がアマノハに意趣返しをするのか、するとしたらそれにメアリィが絡むのか、そのあたりをきちんと練りたいなと思っています。
    メアリィは果たして表舞台から退き穏やかに新聞を読めるのか、なかなかそうもいかないような気もします。笑。

    面白いと言っていただけることが何より嬉しいです。重ねて、このたびは有り難うございました!