最高に面白かったです!読み終わった後、ああ、そうだな、そうだよな、って思ました。死と、再生ですよね。なんというか、とても前向きな物語。けど、すべてをゼロにすると考えると、なんだか少し、切ない気もします。なんだかいろんなこと考えてしまいました。とにかく、とても面白かったです!
日記って人生の軌跡なんだなぁ、としみじみしました。いろんなことが起こって、落ち込んだり喜んだりびっくりしたり。読み終わるころには主人公に愛着を感じていました。毎日を生きて行くためのお手本が欲しい方におススメです。
これ、実に、淡々とした小説です。だって、ある日、つまり、確かに、今日、私は死ぬのですから……。間違い無く!!!サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ……。これ以上は書きません。ただ、読んでみて下さい、この悲しい物語りを!!!
日記帳には毎日生きてきたことが書かれていた。それを踏まえて、今日を生きて、明日へと伝える。だから私は今日も記す・・・日記帳を使った独特の世界観。2日目くらいまでは混乱するかもしれませんが、だからこそ引き込まれてしまいます。そしてネーミングセンスが可愛い♪
今日、私は死にます。死にゆく私は日記を書きます。その日記を読む私は同じく次の私にバトンを託します。今日、私が死ぬ傍らでは様々な生のドラマがあります。その一つひとつに思いを寄せて、私は、私たちは生きています。生きているということがいかに奇跡の連続なのか、「今日、私は死んだ。」の反復によって読者は痛感するでしょう。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(63文字)