これ、実に、淡々とした小説です。だって、ある日、つまり、確かに、今日、私は死ぬのですから……。間違い無く!!!サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ……。これ以上は書きません。ただ、読んでみて下さい、この悲しい物語りを!!!
日記帳には毎日生きてきたことが書かれていた。それを踏まえて、今日を生きて、明日へと伝える。だから私は今日も記す・・・日記帳を使った独特の世界観。2日目くらいまでは混乱するかもしれませんが、だからこそ引き込まれてしまいます。そしてネーミングセンスが可愛い♪
今日、私は死にます。死にゆく私は日記を書きます。その日記を読む私は同じく次の私にバトンを託します。今日、私が死ぬ傍らでは様々な生のドラマがあります。その一つひとつに思いを寄せて、私は、私たちは生きています。生きているということがいかに奇跡の連続なのか、「今日、私は死んだ。」の反復によって読者は痛感するでしょう。
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