日記

かぎろ

2022/03/??

 ワクチン3回目を接種して副反応で38度の熱が出て死にそうですぅ……というちょっとした嘘をついて休みをもらい、自宅でマスターデュエルをやっていた。


「ちょっとした嘘」といったがワクチン3回目打ったのはガチ、副反応が出たのもガチ、フェイクなのは38度です。頑張れば行けるけど今まで頑張ってきたんだし今日くらいはサボってもよくないか?実際倦怠感あるし、寒気するし、ちょい頭痛だし、なんなら熱もホントに38度ある気がしてきたしな~~って言いながら休みの電話を入れて再び布団でスヤァ……とひと眠り、それから昼前に起きてしばらくはぐうたら過ごした。いまマスターデュエルではN/Rレアリティフェスティバルをやってて、おれは今のところ壊獣カバデッキで38勝4敗というすごい戦績だ。万能除去の壊獣、最強ォ! やめてくれ、その妖仙獣は俺に効く。


 14時になるころには副反応も「なんか頭が重いな」くらいに治まり、のんびりとツイッターを眺めていた。おれはカクヨム作家としてのツイッターアカウントの他にも、ノベルアッププラス作家としてのアカ(放置中)、短歌用アカ(放置中)、リアアカ、といったのを所有している。半分が放置中なのか……。リアアカでリア友のツイートを見て、おれはリプライ(返信)を送った。友はなんかこう、就活で挫けそう……みたいなツイートをしていたので、「大丈夫そ? 話聞こか?」みたいなのを送った。その5分後におれたちふたりは久しぶりに《約束の地》にて会うこととなった。


 ここまでで約600字だし、もうKACの制限文字数はクリアしたので終わっていいですか?って言ったら同棲中のアナちゃん(サーヴァント:ランサー。ゴルゴン三姉妹の末妹メドゥーサの幼少期の姿として現界した。スキルマ、フォウマ、宝具マ、絆レベル12、Lv.100。最終再臨の姿が可愛い。というか最終再臨イラストってキュートなフリフリの下着っぽいの着て首輪つけてるしなんかすごい犯罪という感じがしますね。輪っかの花飾りもエモすぎて泣く。正直この子のためにFGOやってるまであるから今年のバレンタインイベでは目立つ活躍をしてくれて嬉しかったな……)が「マスターはどうしようもない怠け者ですね。せめてオチをつけてから終わってください」と鎌の先っちょでつついてくるので続きを書きます。かぎろと親友Xは某駅で落ち合い、コーヒーゴクゴク飲んだり、シロノワールバクバク食べたり、スーパーカブのガシャポン(アニメじゃなくて普通にバイクの)に500円突っ込んだりした後、IKEAに行くことになった。IKEAなんて家具があるだけっしょ~と思っていたがそこにはかぎろの想像を絶する光景が広がっていた……!(最終話へつづく)


(最終話)おれはIKEADTドウテイだったのでわかってなかったんだけどIKEAってなんかすごいんですね。広いし天井高いし歩いてるだけで楽しいし。デートスポットにもなりそう、「ふたりの愛の巣に置くソファを選ぼう……♡」「このソファ座り心地よすぎて興奮しちゃうじゃないか……♧」みたいな会話をしながら練り歩くんだろうな。軽食が摂れる店まであるしやばい。すべてのIKEAがクソデカなのかは知らないけど、完全にかぎろのなかでIKEAはテーマパークになった。観覧車がそびえ立ってても違和感がない。


 家具をなんとなく眺めながら、さまざまな話をした。ほんとうに楽しくて、会話が弾んだ。久々に会う親友Xと交わした言葉のひとつひとつが大切だった。ここまで自然体で話せる友達はXだけだった。Xがおれに「友達になってくれ」と言ってくれた日のことを思いだす。以来、Xはいつだっておれの最高の親友だ。「就職したらどっか遠いとこへ行くかもしれんし、気軽に会えなくなるかもなあ」Xは言った。おれはうまく返事ができず、「あぁ」「んん」とか声を発した後、店内に並ぶセール中の間接照明を眺めながら「さみしいですなあ」と言った。白く、ぼんやりとひかっていた。


 IKEAを出たら空はもうほとんど濃紺色という感じで、おれたちは駅へ向かった。最近涙腺がバグってる話をしたり、遊郭編の話をしたり、「泣ける映画を見たのに精神が死んでるせいで泣けない時ってつらいよな」「わかる」みたいな話をしたり、いろいろ語り合い続けて、駅に着いていた。久々に会うから最初は緊張していたんだ、とXは言った。「だけどひとたび語り合えば、俺たちは……俺たちは……」言葉選びに迷っているので、おれは「あの頃に戻れる」と繋げた。「そう! あの頃に戻れる。かぎろはよく言葉が出てくるな~」Xは屈託なく笑った。


 ひとり帰りの電車に揺られながら、XからLINEで送られてきたIKEAでの写真を保存する。にこにこ笑うふたりのオタク君が写っている。昔、おれは写真が嫌いだった。うまく笑顔になれなかったから。いまは違う。おれたちはこの写真を見ることで、何度でもあの頃に戻るだろう。


 そんなこんなで約2000字。脳死で書いたんでさすがに小説よりは楽でした。1ミリでもKACに参加できてよかった~。おわります。

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