第250話「箱と哀愁のベルスーズ⑩ ~懺悔~」+望月 玲二について
今回も、閲覧&応援&コメントなど、誠にありがとうございます。
えーと、まずはですね…
前回の衝撃展開には、さぞかし驚かれたことかと思われます。
でも、しっかり計画していた展開ですからね。
別に奇を衒ったわけでも、血迷ったわけでもないので、そこは、どうぞ、ご心配なさらずに!笑
とはいえ『雪桜、なんてことしてくれたんだ?!』と、お叱りを受けてもおかしくない展開なわけです。
だって、レオたちは、無事に駆け落ちを成功させたのに、兄妹かもしれないからね!(鬼畜)
本当に、ここに来て、やばい爆弾を投下してしまい、すみませんでした。
でも、それにも関わらず、優しく見守ってくださり、ありがとうございます♡
また、過去編の鬱展開には、なにかと馴染みのある私の作品たちですが(嫌な馴染み方だな…)それでも、今回の展開は、作者自身、ちょっと不安視はしておりました。
だって、レオパパが、やらかしちゃったので!笑
まぁ、計画どおりですし、彼ならやりかねないことだったんですが、それでも、読者さんの気持ちを想定すると『お前、なにやってんだよ!?』と、作者がツッコむほどです(笑)
だって、ヒーローの父親ですよ。
しかも、襲われてる女性を助けるというカッコイイ登場をし、なおかつ、愛妻家で子煩悩みたいな雰囲気をだしておきながら、最後に裏切るという(笑)
そんなわけで、好感度が地に落ちたであろうレオパパについて、今回は語ろうと思います!笑
でも、ぶっちゃけると、レオに負けず劣らず、ヤンでる人なので、玲二ってこんなやつだったのか!と再確認していただけたらと思います。
というわけで、まずは、玲二のプロフィールからです。
【名前】
【誕生日】9月29日
【血液型】A型
【職業】 ホテルマン
【続柄】 自殺したレオの父親
ベルスーズ編での年齢は、26歳です。
美結の5歳下。若いですね。
そして、レオの過去編(セレナーデ編)では、37歳です。結構若くで亡くなってます。
また、血液型は、作中でもあったようにA型です。
ここは、玲二と洋介の血液型を同じにした上で、結月とレオの血液型も考えてます。
また、玲二の愛妻についてですが…
玲二は、20歳の時に『
五十嵐が、母方の姓なのは、セレナーデ編で明らかになりましたが、玲二の妻である五十嵐 紗那は、玲二の幼なじみした。
家族ぐるみの付き合いではないですが、玲二と紗那は顔を合わせれば、よく話をしていて、気がつけば、いつも一緒にいました。
二人は、自然と惹かれあい、社会人になって結婚します。
玲二が、ホテルマンとして働き出すと、紗那は、その姿を、よくかっこいいと褒めてくれて、とてもラブラブな夫婦でした。
でも、二人の間には、なかなか子供が出来ませんでした。紗那は、それで、よく落ち込むことがあって、玲二は、よく慰めていました。
でも、結婚して4年ほどがたち、やっと紗那が妊娠します。
二人は、とても喜びました。
男の子ならレオ。女の子ならレナにしようと、二人で子供の名前も決めました。
だけど、子供を産んだと次の日に、紗那は亡くなってしまいます。
玲二には、喜びと同時に、絶望が訪れました。
幼い頃から、毎日のように一緒にいた愛しい人が、突然いなくなってしまった。どれだけ辛かったかは、まさに想像を絶するほど…
でも、産まれたばかりの子がいるため、玲二に落ち込んでいる暇はありませんでした。
玲二は、その後、紗那と暮らしていた家を引き払い、母親の手を借りながら、実家でレオを育てることにします。
でも、ホテルマンの仕事は、夜勤もあるため不規則な生活です。母親に頼りながらとはいえ、育児と仕事の両立は、かなりハードでした。
そして、疲れ果てながらも、よく思い出すのは、やはり紗那のことでした。
一緒にいた時間が長かったからこそ、失った悲しみは簡単に癒えるものではありませんでした。
そして、その傷が癒えないまま、玲二は、美結と出会ってしまいます。
多分、ここで美結の誘惑を断ち切れるほどの人物なら、きっと自殺なんてしてなかったと思います。
玲二は、とても優しくて繊細な人でした。それでいて、紗那のことを、異常なくらい愛していました。
しかし、異常なくらい愛していたからこそ、美結の誘惑に屈してしまいました。
これは、紗那をなくしてまだ1年しかたっておらず、紗那の死を受け止めきれていなかったのもあるかもしれません。
抱きしめられるなら、もう一度、抱きしめたいと思ってしまった。
それに、美結には、紗那と重なる部分が多かったんです。容姿だけじゃなくて、子供が出来なくて、悲しんでいるところとか。それこそ、紗那が乗り移っているのかと思うくらいに。
そして、そんな人から求められて、玲二が拒めるはずがありませんでした。
でも、いくら似ていても、全くの別人です。
紗那の代わりになんて、なるはずがありません。
きっと、抱けば抱くほど、違いが明らかになっていったかと思います。
そして、それにより、玲二はより実感してしまいました。
もう二度と、紗那に会えないことに──
そして、それは、玲二の『会いたい』という気持ちに、より拍車をかけることになってしまいます。
第148話 復讐と愛執のセレナーデ ③ ~独白~
https://kakuyomu.jp/works/16816452219440316469/episodes/16816452221074457028
この回で、レオは玲二の手帳を見つけていますが、その中には『紗那に会いたい』という想いが、たくさん書き連ねてありました。
更に、自殺した前日の日記には『俺が会いに行こうか』と書いていることから、自殺の理由に、紗那が大きく影響していることが分かるかと思います。
レオは、父の自殺理由は、ホテルでの過重労働と精神的苦痛によるものだと思っていますが
実は、それだけでなく、仕事に忙殺され、疲れにより夢すら見れなくなった玲二は、夢の中ですら紗那に会えなくなってしまったことを苦に、突発的に身を投げています。
つまり、玲二は、妻に会いたいがために、死を選んだ人だったりします。
だから、美結の『代わりにしていい』という言葉を利用してしまうのも、ある意味、必然でして、妻に会えると思ったら、何でもしてしまう、危うい精神の人でもありました。
というか、玲二って、最初からず~~と『妻に会いたい』という気持ちを一貫してる人でして、レオに負けないくらい妻に執着している人でもありました(もう、怖いくらいに…)
だから、作者的には、玲二が妻の話をする度に、ヒェッ!となってましてね(笑)
だからか、美結目線で読めば、まさにヒーローで優しい人なんですけど、その裏で、かなりの狂気も見え隠れしていました(ヤンデレの父も、またヤンデレだった)
あと、この話を番外編で玲二sideとして書いたら、またおもしろいかもしれないんですけど、今は、番外編書いてる場合じゃないので、こちらで、ざっくり終わっときますね(書いたら絶対ホラーになるよ…笑)
というわけで、玲二の話でした。
あと、今回の件で何を伝えたかったかというと、皆様、浮気はしちゃダメだよ!!ってことです。
美結も、後悔してないなんて言ってますが、洋介にあれだけ謝ってるから、かなり後悔してます。勿論、玲二もね。
真面目に身を滅ぼすだけなので、絶対にやめましょう!!
あ、2次元は許されます!
リアルな浮気はご法度で!!
(言わなくても、わかるね…笑)
それでは、長い話にお付き合いくださりありがとうございました。
次回は、結月が生まれます!笑
引き続き、盛り上げていきたいとおもいますので、楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは、また次回もよろしくお願いしまーす。
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