第2話色々試してみた
スキルの確認を終えたその事単発の発動と複数の場合、全て一度に使用した場合のMP消費量を調べてみた。
その結果 理解 のみだと10、 理解 分解 だと30、 理解 分解 再構築 で使用すると50消費する事がわかった。ついでに武術のスキルも確認してみたがこちらはMP消費量0だった。
そしてMPは時間と共に自然回復する事も確認出来た。HPも回復するか確認したいところだがわざわざ自分から怪我をするのも嫌なのでとりあえず保留とした。
「…とりあえず今確認出来そうな事はこれぐらいかな?あとは食べ物と寝床をなんとかしないと…」
と考えていると前方の木にリンゴの様な物が実っているのを発見した。
「これって食べられるのか?見た目はリンゴっぽいけど毒とかないよな?…そうか確認してみればいいのか。 理解 」
アッポの実 よく熟している 食べ物etc
「毒もなさそうだし食べても問題なさそうだ」
そして幾つかの実を取り1つを食べてみる事にした。
「…これは美味いな。味はやはり見た目どおりにリンゴだが日本で食べていた物よりも味は上な気がする。さて、残りはバッグにいれて持って行こう。あとは何処かに寝床があればいいんだけど
な」
そうしてしばらく寝床を探して歩いていると何処からか声が聞こえてきた。
「何か声が聞こえる。もしかして誰か人がいるかもしれない。道も聞けるし上手くいけば寝床も確保できるかもしれないな。」
そう考えてすぐに声のする方に走り出した。
そこで目にしたのは鎧を着た数人が大きな人型の豚の様な数匹と争っている状況だった。
「…コレはもう確実に日本じゃないな。二足歩行の豚なんて初めて見た。多分小説とかによくでるオークっぽいけど一応確認しとくか? 理解」
オーク LV15 HP 660 MP 30 攻 80 防 75 速 50 魔 10 運 15 スキル 怪力 絶倫etc
「…やっぱりオークか。見た感じ他のヤツもあまり違いはなさそうだな。しかしLV15でこのステータスって事は自分のステータスは結構高いのかもしれないな?けど怪力ってスキルは気を付けた方が良さそうだな。…もう1つは気にしないでおこう。さて、見たところ力量的にも数的にもあの人間っぽい方が分が悪そうだしそろそろ介入した方が良さそうだが一応オイ、手を貸した方がいいか?」
突然現れた存在にその場にいた全員が一瞬気をとられたがその内の1人が
「すまないが手を貸してくれ。」
そう言われたので遠慮なく
「わかった、この豚を殺ればいいんだな?」
そう言うと同時に1番近くにいたオークに向かい走り出すと手に持った棍棒の様な武器を振りかざしてきたのでそれをいなして腕の関節を破壊してそのまま首をへし折った。
初めて生き物を手に掛けたが以外に何も感じなかった。思っていたより既に心は荒んでいたようだ
その光景に怒り狂ったオークが次々にこちらにむかってくるので同じ様に攻撃をいなして首を破壊するという動作を繰り返し一匹ずつ確実に仕留めていった。
最後の一匹には実験も兼ねて 理解 分解 を使用してみたところ予想通り生物であっても消滅したのだった。
「…ふぅ、何とかなったみたいだな。やはり身体は積み重ねてきた努力のまま動くものだな。爺ちゃんと父さんに感謝だな。スキルも予想通り問題なさそうだ。」
そんな風に感慨に耽っていると
「すまない、少しいいだろうか?手助け感謝する。貴方のおかげで皆生き残る事が出来た。ありがとう。」
兵士?騎士?の1人が話しかけてきた。
……そういえば手助けする為に戦ってたんだった
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