第6話 信仰

 東北の伝承を調べることが俺の日課に加わった。目標の地点が漠然とわかっている以上、即座にそちらに移動してみるのもありだったが、空振りだった場合にはかなりの時間を失ってしまう。まずはラインの先にある地方に巨人伝承やそれに類するものがないか調べてみるのが先決だ。

 ダイダラボッチが日本ではいちばん有名な巨人だろう。だがその伝承は日本全国に散らばっており、土地は特定しにくいのだが、伝承自体はほぼ同じだ。土を盛り上げて山を作る、あるいは逆に切り崩る。かと思えば、歩いた足跡が池や田になる。相当なスケールの持ち主だが、国を作ったわけではなく、形状を改変したにとどまっており、農作業の手伝いをするなど、どちらかといえばユーモラスなエピソードが多い。

 それ以外の巨人も名前が違うだけで伝承はほとんど変わらない。日本人にとって巨人とはそのような共通イメージで語られるものらしいのだ。

 それより少し小さいサイズ、つまり人間の二倍から十倍程度の大きさの巨人であれば様相は少し変わるが、こちらは妖怪というカテゴリーになってしまう。数えるのも難しいくらい多数の巨人がいるにはいるが、どれも人間に害をなすだけの存在だ。猛獣のような恐怖を感じさせる大きさということなのだろう。

 こうなってしまったのは、人間にとって神がもともと巨大なものであるからだ。それは日本でなくとも同じである。神のサイズなど明記されていない神話がほとんどだが、海に土を積み上げるにせよ、地から天を持ち上げて支えるにせよ、創世神話において神がやっていることを考えれば必然的に巨人であると考えるしかないのである。

 伊月が「巨人は大きな霊なのか神なのか?」と悩んでいた理由もわかってきた。要するに神を信仰する場合、すでに巨人を信仰しているのである。神が概念に近づいていくに従って巨人であることは忘れられていったが、それ以降に宗教の信徒たちが巨人について語る場合、それは異教の邪悪な存在であるか神性を奪われている必要があるのだ。そういえば霊感のある元芸人も似たようなことを言っていた。信仰の対象としての巨人は、実はほとんど存在しないのである。

 では『神塔の会』における巨人とはなにか? それが問題になるのだ。

 伊月がまとめてくれた『神塔の会』の神話はこうなる。


 最初は光だった。すべて光しかなかった。その中に生まれたのが第一の神だ。第一の神は愛であり光と同一だった。これが第一の認識とも純粋な智慧とも呼ばれる光の露である。それは巻き貝のように螺旋に広がる音に乗って広がる。

 第一の神は愛のために他者が必要だった。こうして闇が生まれてしまった。闇は光と相反する性質を持つため、ふたつに分離してしまった。こうして時間が生まれた。

 闇の中にも神が生まれた。これが第二の神だ。第二の神は光の神を妬み羨むことしかできなかった。第二の神がいわゆるサタンである。

 光の神は闇の神のために闇の中に光の要素をもたらすことにした。これが第三の神である。第三の神は闇の中に創造を行った。星に形をもたらし、この世界を作り上げた。だが闇の中で創造を行ったため、第三の神は魔術の塔の中に捕らわれている。

 動物や人間の中に魂を与えたのは第三の神である。この神が魂を光の世界から直接に体内に遣わしたのだ。もともと人間の精神は光なのである。

 しかし、なにも知識を得ず、なんの修行もしないでいると、闇の要素でできている肉体や物質によって精神にも闇の要素が増えていく。

 人間の目的はこの世界に光の要素を増やしていくことである。最終的には闇の世界が光に満ちていき、光の世界と同化することによりこの世界は救われる。

 そうならなかった場合、光の神は闇の神を見捨てて第四の神を遣わせる。第四の神は、自らの身に光の要素をすべて集め、光の世界に帰っていく。これによりこの世界はは冷たくなりすべてが止まってしまう。

 この二種類の未来しか人間には残されていない。人間が未来にどちらを選ぶのか、それは遥かな未来にもたらされると油断してはいけない。第四の神は今すぐにでもやってくる可能性があるのだ。そのとき精神が光に満たされていないと、精神が闇に取り残されることになってしまう。修行の時間はそれほど残されていないのかもしれない。


 残念ながら巨人の要素はどこにもない。もちろん巨人であっても構わないような神話ではあるのだが、現代人である信者たちも巨人を信仰せよと言われたら困ってしまうだろう。

 この世界観も伊月が特殊な用語をそのままに中核を抽出したもので、実際には多くの部分をスピリチュアル系のそれに変換したものが彼らの教義として流通している。スピリチュアル系の人々は神に名を付けず、ただ神と呼ぶ。その方が幅広く便利に使えるからである。日本においては神社に通うことも「光の要素を取り入れる」として正当化できる。参拝しながらもよくは知らない氏神を「光の諸要素が集まったもの」と解釈してしまうのだ。

 光は神であり、善であり、自然である。闇は悪魔であり、人工物であり、悪霊である。実に簡単で深く考えなければ誰にでも理解できる。

 しかし、この悪くいえば人畜無害な教義は今の状況からすればまるっきり嘘なのではないかと思わずにはいられない。『魂を遣わす王』が河本に影響を与えているなら、それは邪神としか言いようがないではないか。この教義では第一の神、第二の神を人格神とはしていないから、他宗教における神がこの第三の神『魂を遣わす王』であることになる。この神が人間を生み出したはずだが、それがなぜ河本の姉を行方不明にしたのか……。

 これらの疑問を解消してくれるのは結局のところ地道な捜査しかない。俺は伊月が信者と接触する現場を見たいと希望した。

 接触は信者の意向で真っ昼間のファミリーレストランということになっていた。それは無関係を装って会話を盗み聞きするには好都合だった。先に入った伊月と信者が窓際の席を確保したのを外から見て、しばらく後に混雑具合を見て近くの席に陣取る。あとは長居する客を装ってノートパソコンを開き、気になるところをメモするだけだ。

 幸い信者の斜め後方の席につくことができた。指向性の小型マイクをそちらに向け、レコーダーに録音しておく。目標の信者はオカルト出版から本を出せると言われてやってきていた。それは『神塔の会』中心人物である佐原健二には秘密であるらしく、俺の行為が教団側から見咎められるという心配もないということになる。

 信者の名は影山寛貴といった。ドリンクバーのコーヒーを補給しに行った際に見たのだが、短髪で理知的な顔立ちをしていた。が、どうにも表情に幼さが残りすぎていた。純粋な新興宗教信者にありがちな顔というべきか。知性は高いがどこまでも純粋。理想が高く、少しの不正義も許せないタイプだろう。社会にはあまり溶け込めない人種だ。おまけに語尾を伸ばす独特な喋り方をしていた。


               □ □ □ □ □


「佐原さんは別に有楽さんの教えを理解しているわけじゃないですからねぇ」

「そうですね司会者としての働きは素晴らしいと思いますが」

「でも、本を書くとなるとあの人は反対するだろうなぁ……」

「自己顕示欲が強いところがあるのでしょうか?」

「そんなところです。自分が運営しているって気持ちが強いんだよなぁ」

「それでは有楽さんの考えが伝わらないということですよね。ですからこちらも出版を持ちかけたんですが」

「はい。それはありがたく思っています。でもなぁ」

「今までも有楽さん名義の本は出ていますが、そちらはやはり不十分なんでしょうか?」

「はいぃ。もちろんそう思います。佐原さんが有楽さんの言葉を聞き取って書いたものなので。いくつか間違いがあって、それは佐原さんが勝手に改変した部分だと思います。それに、現在の状況にそぐわない部分もありますねぇ」

「地球森林が傷ついていることをアトピー性皮膚炎とリンクさせた部分とか気になりました」

「そうなんですよぉ! 読んでおられますね! 病気をすべて闇とすることは有楽さんも言っておられないんだよなぁ」

「教義の深い部分を理解されている影山さんだから書ける本にしたいんですよね。多少マニアックになっても、本質的な話をした方がいいと思います。哲学や思想を受け入れられる自分で考える読者にだけ向けて」

「そこですよぉ! わかっておられるなぁ! そういう話がずっとしたかったんです。成功とか癒やしとかを求めて有楽さんの話を聞いている人ばっかりでしょう? 成功がなんなのか? そこを定義しないでなにもできないでしょう? 癒やしだって個々人で違うはずなんだから、悪い方に進む癒やしを見抜かないといけないのにぃ」

「倫理学でも善悪は内なる声か徳があるとされる人に従うしかないとなっていますね」

「そこを有楽さんは人間が不完全な証拠と言ってるんだなぁ。肉体ある限り闇からは逃れられないんだけど、闇を救済する行動は光なんでぇ」

「有楽さんは霊を見た人を救済しておられますね。特徴的な霊を見る方ばかりのようですが、影山さんとしてどうお考えですか?」

「霊、霊ですかぁ。亡くなった方が闇の要素が強かった場合、光に還らなかった部分が闇の要素が強い現世に残るんです。それは闇の復活をぅ……闇の復活というのは、闇が復活するのでなく、肉体を求めて他人の体を奪おうとする行為なんですけどぉ、それを行おうとする霊のことなんですねぇ」

「では、有楽さんが霊を祓うというのは」

「それはもちろん光の要素で浄化するということです。光は神から巻き貝のような螺旋を描きながら八方に飛び散る光の露や唄の響きとして表現されていて、これを有楽さんは神の力を借りて行っているんです。これは有楽さんの功徳であり、受ける方にとっても救いになる。つまり、誰にとっても良いことなんですねぇ」

「霊を浄化といえば、お聞きになっていなかったら申し訳ありませんが、巨大な霊を見たという証言を聞きました。ご存知でしたか?」

「巨大ぃ? 巨大な霊……ということですか? いいえ、悪霊が巨大化することはないはずです。人間は大きくないでしょう? だから人間の中の闇の要素もそれだけです」

「大きな動物の霊ということはないのでしょうか? 象とか鯨とか」

「動物は魂が汚れることは少ないです」

「それでは動物には意識を見いださないということですか?」

「うん……うん……ええと、難しい話になりますよねぇ」

「難しい話で結構ですよ」

「汚れた意識を持っているのは人間だけなんですけど、これは人間が文明を築けるからで、自然を改変したり命を弄んだりするのが人間だけなんですねぇ」

「イルカや類人猿が食用でなく、多種族を弄んで殺すことがありますよね。ビーバーの巣やある種の水草は再生不可能なほどに環境を変えてしまいます」

「そ……そうですよ……そこが確かにつらい……いや、考えなくてはならないところなんですよぉ……。有楽さんは……光への意思の有無だと言っていたように……いや、言っていましたねぇ!」

「動物には意思がないんですか?」

「い、いいえ……ええと、光の意思なんですよ。それは普通の意思じゃなくてぇ……。光の意思だけが人間よりも大きいと言っていました。そ、そうです。そうですよ! そういう意味なんですぅ! 霊としての巨人がいるとしたら、神かそれに近い存在だけです。い、いや、有楽さんに質問してみないとわかりませんが」

「神とそれに近い存在の見分け方はあるのでしょうか?」

「ちょ、ちょっと待ってくださいよぉ……もぅ、いろいろ鋭いなぁ。神は現世では魂を遣わす王しかいなくて、それ以外は光の要素の集合体なんですよ。光の要素も神なんですけど、これは第一の神で、全部の宗教の神様を超えた神様で、光の要素そのものなんです。……ええと、それで、魂を遣わす王は全部の宗教の神様と同じなんです。多神教の場合は主神ですね。でも、王は闇の魔術というか妖術の塔にとらわれていて、外からはその塔しか見ることができないんですね。ああ、そうだ! 巨人と見えたのは塔かもしれないですぅ!」

「塔だとすると、それを光の塔にすることが再衆敵な目標ということになりますね」

「はい。光の意思というのはそのことですね。塔というのは世界でもあるので」

「しかし、それが塔として見えるというのは不思議です。比喩ではないのですか?」

「えっ……えっ……そうですよね。しかし、巨人というのはない。いないんですぅ」

「とすれば巨人の話はやめましょう。光の意思の話でした」

「はい。意思っていうのは光を目指すかどうかなんです。同じ行動でも光を目指したかどうかで違う。一般には、つまり人間の尺度で悪い行為だったとしても、光を目指す場合は違うんです。正しい行為になるぅ……」

「殺人も魂を救うためなら許される」

「え……ええ。いや、そ、それはあくまでかなり高位の人がするべきことであって、多分、有楽さん以外には許されないです。見分けられない。見分けられないからですねぇ」

「見分け方について学ぶ必要がありますよね」

「ええ、ええぇ……そうです」

「見分け方について影山さんがご理解されている限りをお伝えいただければ」

「意思……意思です。まだ聞こえる段階まで来ていませんが、魂を遣わす王は人間の言葉で語ることができるんです。それが聞こえるかどうかですよねぇ、ええ」

「有楽さん以外にそれを聞いている人はいるんでしょうか?」

「実は有楽さんが住んでいる場所って知られていないんですよ。佐原さんも知らないはずです。そこには声が聞こえる人が集まっている村があって、光の研究をしているって話です。そこに参加したいですよねぇ」

「そこに行く努力はされていますか?」

「もちろんしています。ですけど声は聞こえないですねぇ、うん。みんなの間では聞こえるようになるとなにをすればいいのかわかって、そこに行けるっていうんです」

「すると本当の善悪も魂を遣わす王が語りかけてくればわかる。そして、それは人間の言葉で語りかけてくるというわけですね」

「はい。はい。そうです。結局はそういうことになるんです。自分は声が聞こえない立場から普通の人にも伝えられるようにうまく言葉にしていきたいんですが……佐原さんは……」

「佐原さんはうまくやれていませんね」

「え……ええ! はい。だからぁ……」

「なるべく頑張って出版にまでこぎつけましょう」

「そ、そうなんですよ。でも……」

「でも、佐原さんが力を持っている。では、佐原さんの力とはなんでしょう?」

「それは有楽さんとやり取りしているってことですよぉ!」

「では、彼とそれを代わってもらえればいいんじゃないですか?」

「い……いやぁ……僕は司会なんて彼みたいなことは……」

「いえ、この会をそのままやるってことじゃないですよ。影山さんのスタイルでやればいいじゃないですか」

「でもなぁ……」

「言い方は悪いですけど、一般会員からも非難されるようなことが佐原さんにあれば、それをみんなに公開することで彼をその役目から降ろすことはできますよね」

「えっ! ええ……ええ……詳しくは知らないですけど、そういえば彼の秘書みたいな人から悪い話を聞いたことがあるなぁ……」


               □ □ □ □ □


 聞いていると支離滅裂で宗教というものの脆弱さを感じるばかりだが、伊月はこれに根気よく付き合っているのだから大したものだ。俺はこの聞き取りからなにかを掴み取ることをほぼ諦めていたが、会談後の伊月に言わせれば、影山にクーデターを促すよう吹き込めただけでなく、収穫はあったという。

「使用している用語の特色は掴めたよ。それより大きいのが、彼ら一般的な信者たちと隔絶された信者集団があるということだ。一般信者たちの中でも噂でしかなく、神の声が聞こえている者たち、とされているようだね」

 伊月は改めて録音を確認してそう言った。

「神の声が聞こえるってのを本当だと考えるのか?」

「そこはまだわからない。だが一般信者は上位の信者集団を知らない。情報も秘匿されている。これは一般的にあり得ないことだよ。密教集団だって内部での修行の詳細は語らないが、その存在を隠しはしない。信徒は上位信者に憧れてそれになろうとすることで信仰は成立する」

「それをぼかすことで信者をコントロールしようとする団体だってあったじゃないか」

「その場合、上位信者は特定されていないと意味がない。上位の者に特別な待遇を与えることで優越感とそこから脱落する恐怖を味合わせる。上位信者である条件を教祖しか知らない利点は理由なく昇級や降格を支持できることだ」

「『神塔の会』の場合、上位信者を見たものはおらず、条件も提示されていない。そこからわかることなんてほとんどないじゃないか」

「いや、わかることはあるよ。河本さんに付き従い、その後は姿を見せない信者たち。彼らくらいの信心がこの団体で獲得できると思うかい?」

 言われてみればそうだ。

 この団体では佐原を含め、身を投げ出すような信心を持っている者はいない。

 伊月は形而上学的な部分だけでなく、教団運営の観点でも『神塔の会』を分析していた。

「信心には神秘体験や俗世と隔絶された長い時間が必要だ。それを行っている真の『神塔の会』が存在するということだ」

「それじゃあ表向きに見えている『神塔の会』の神話はすべて嘘ってことになるのか?」

「いや、すべて嘘とまではいかないだろう。用語は特徴的なのだから、神話そのものは共通しているはずだ。根底の部分が揺らぐことは無意味だからね」

 伊月は淡々と言った。

 それではここで完全な手詰まりとなってしまう。あるいは振り出しに戻ったというべきか。真の教団は場所も東北方面としか推測できなければ、思想も漠然としかわからないのだ。

「それじゃあやりようがない。河本姉が巨人を見たことにはなんの意味があるんだ? その方向に同じような霊のビジョンを見た人が並んでいるのはわかった。だが、その地域以外にも別のタイミングでなら霊を見たひとがいる。その人達が霊を見た条件はなんなんだ? まして雪村が同じものを見た。彼と他の霊を見た人々との共通点はなんだ?」

 生来短期であるので、俺は早口でまくし立てていた。そういった反応に慣れている伊月は、冷静に俺をなだめる。

「雪村さんのこともある。時間がかかったら申し訳ないとは思うよ。だけど、佐原健二が仕切っている表の部分が崩壊したなら、裏の部分も動き出すとは思うんだ」

 だが、それでは遅い。

「そこまでじっくりとやるわけにいかんだろう」

 苛立ちの収まらぬ俺に、伊月はやはり答えを用意していた。

「そう言うとは思ってね。この特徴的な神話を見てわかったことがある。それについて詳しい教授がいるから話を聞いてきてもらえるかな? こちらで揃えたデータはすでに送ってあるから、なにか解法が見つかるかもしれない」

 俺の疑問などとうに伊月は気づいていて、先回りしていたということらしい。

「俺が行くのでいいのか? お前が行く方がマシだと思うが」

「いいや。僕とは考え方が違いすぎるんだよ。なにしろ僕よりずいぶんまともな宗教研究家だからね」

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