ユメカナッ!!真夜中の来客

黒羽冥

第1話真夜中の来客

俺の名前は、らいと、相棒のみらいと一緒に異世界転移してきたんだ。いつも通りギルドの依頼をこなし家で寝ている。深夜ふと俺は目が覚めてしまい、中々眠れなかったんだ。とりあえず水を飲み一息つく。

「ふぅ…みらは寝てるだろうしさて俺はどうするかな…寝れん。」

実はここ数日俺は何故かこうして起きてしまい寝つけれなくていたんだ。

俺が寝れるまでどうしようか悩んでいると玄関からピンポーンとチャイムがなったんだ!

「ん?誰だ?こんな時間に…。」

俺は玄関まで行ってみる。

「こんばんは!」

「はいはい!誰だ!?」

俺が玄関のドアを開けるとそこには一人の鼻の少し長い象のようなおかしなモンスターが立っていたんだ。俺がぼーぜんと見ているとそいつは話しかけてきた。

「吾輩の名前は獏!人の夢を食物にしてるのだ?」

そのモンスターは、そう俺に話すと…突然その容姿が変わっていく。バリバリと巨大化していき大きな爪が生え眼をギラりと光らせている。

「う…おおぉぉ。」

俺の目の前には巨大化した獏が仁王立ちでこちらを見ている。そしてまた話しかけてきたのだ。

「おい!お前!なぜ今日は寝ないんだ?」

こいつが何を言ってるのか俺には全く分からないでいた。

「吾輩の大好物は幸せそうな夢だ!夢を食って代わりに悪夢をプレゼントするのが吾輩だ。」

モンスターだったのか。らいとは戦闘態勢をとる。

「うおおおおぉ!!お前は俺が退治するぜ!!」

叫んだと思ったら目覚めたんだ。どうやら俺は夢を見ていたようだ。ぼーっとしてるとみらの声がする。

「らいと!起きた?今日もいい天気だよ!」

今日もこっちの世界は快晴みたいだ。

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ユメカナッ!!真夜中の来客 黒羽冥 @kuroha-mei

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