第2話 「個室」で「猫の手を」借りた場合の一例
「ワレ個室ニテ、カク戦エリ」
柴田 恭太郎様作 「就職戦線異状なし。されど猫あり」より
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就職戦争。
ここ何年もその激化が報じられています。
「就職戦線」のただなかにいる「俺」はまさにその最前線の日、やむにやまれぬ事情で「個室」でひとり籠城戦を余儀なくされます。
苦戦に苦戦を重ねもうダメかと思われたその時、エジプトの美しい猫神バステトを思わせるような白猫が現れます。
「猫の手も借り」たいときに登場した美しい「猫の手」。
白い猫はとても賢く、「俺」と「気心の知れたバディのように会話」も「交わし」ます。
その後のチームプレイも素晴らしいのですが...。
何気ない猫の野生が、「俺」を何気ありすぎる危険な状況に追いやってしまいます。
この危険な状況。
誰もが陥る可能性があるのです。
そう、あなたも。
このお話しからは、「猫の手」に期待するより「不測の事態に備えよ」。
いろいろ入ってる大阪のおばちゃんのカバン(個人の感想です)は正義。
という教訓を学ぶべきなのでしょう(たぶん違う)。
柴田 恭太郎様作
「就職戦線異状なし。されど猫あり」より
「ワレ個室ニテ、カク戦エリ」
https://kakuyomu.jp/works/16816927861878298438/episodes/16816927861878378003
作者様の近況ノートによりますと、美しい白猫の叫び声は実録であるとのことをここに申し添えておきます。
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