全編恐怖に満ちた短編作品。 特に最後の”贈り物”の正体は必見です。
ハリガネムシって知ってる? 人の頭に寄生してさ、その人の心を操るんだよ。えっ、そんなのいる訳ないって? いるよ。ほら、私の口の中を見てごらん。ほら、のどの奥にハリガネムシの頭が見えるだろ!
主人公の会社員男性は、病院で目を覚ます。どうやら手術の後だったらしく、意識がはっきりしない。そして事件性があるのか、刑事までいるようだった。 主人公が思い出したのはコンビニで、幼馴染を名乗る女性と出会った夜のことだ。女性に誘われるまま、女性宅に赴いた。その女性がカマキリを飼っていることに腹を立てた主人公は、そのカマキリを——。 そして主人公は下半身裸のまま、川に飛び込んだ。 その主人公の体には……。 最後にぞくりとくる贈り物があります。 是非、御一読下さい。
主人公の男性は、ある日、自分の意思とは無関係に川に飛び込んだ。 ───夢遊病者のように。その理由とは・・・。『エイリアン』等のSF映画のような恐怖を味わえる短編です。最後まで読み終えて、ぞくりとしました。