猫の手を借りた結果

清泪(せいな)

KAC2022 9回目お題

 もうなんだろう、Twitter上とか8回目のお題作品のあらすじ欄とかで書いてしまったので 、これまたしつこく書くとまるで言い訳のようになってしまうわけなのだけれども、今回のKAC2022に参加するに当たりただお題をクリアするだけならば面白味が無いなと自分勝手に新たにルールを設けてるんですね。


 それが「ジャンルを上から順に書いていく」というのものでして、例えばKAC2022参加作品一作目の「黄金の騎兵と遺されし双刃」は異世界ファンタジーで、二作目の「だってアタシのヒーロー。」は現代ファンタジーとして書いてきたわけです。


 そういうわけで9回目となる今作はジャンルとしてエッセイになるわけです。もちろんノンフィクションでも良かったわけなんですが、「猫の手を借りた結果」というお題でノンフィクションを書こうものならすべらない話的なヤツになるか仕事の愚痴に落ち着くかでして。

 日頃KACのネタすら捻り出さないと出来ない僕にはすべらない話なんてすぐに用意できるわけもなく、ここに仕事の愚痴を並べるのもやはりつまらないですからエッセイとして書くことに落ち着いたわけです。


 ところで、この自分勝手なルールを続けると最後には創作論なんてジャンルに辿り着いてしまい今回のエッセイとある意味ネタ被りする畏れが多いにあるわけなんですが、今回はそのことはあまり気にせずに書いていこうと思います。ええ、まず今ネタが無いので先のことを気にしても仕方ないってことです。


 9回目のお題発表から1日経ってから書いているのですが、皆様は早いもので発表すぐに作品を投稿してる方々もちらほらいらっしゃったのでネタの方向性の参考がてらにいくつか読まさせてもらいました。


 僕が読んだのは、笑えたりほんわかするような作品が多くてまぁ皆様お見事ですよね。

 自分のネタの方向性としてボケる感じは参考に出来るけどほんわかとかは得意ではないので、んじゃどうするかなー、と悩んでいたのですが、ふと考えると結構「猫の手を借りた結果」というお題に対して現在進行形の話が多いなと気づきまして。

 結果、となってるので過去形で書いた方がお題に沿っていて面白いかとネタを練り始めたわけです。

 

 ええ、ハイ。

 そこで冒頭に話は戻っちゃうわけなんですが。

 ネタを練り始めたところで気づくわけですよね、「あ、今回のジャンル、エッセイやん!」って。

 8回目分の作品を書いてる最中から気にしてたことを今更思い出したかのように気づくわけですよ。


 そういうわけで、練り始めたネタをボツにしてこうしてウダウダと言葉を並べてエッセイを書いているわけです。

 猫の手を借りて書いているわけです。

 時おり猫がこっちを構えと手のひらを引っ掻くのでちょっとだけ血が垂れたりするのです。

 まさに血と汗の結晶となってエッセイは誕生するのです。



 嘘です。フィクションです。

 そもそも猫を飼っていません。

 脳内猫もいませんしイマジナリー猫もいません。

 何かしらオチが無いと短編としてしまらないないなと書いてみましたが、エッセイとして書いたら本当の事みたいになってしまいそうなのでしっかり訂正しておきました。


 となると、オチらしいオチが思いついていないので別に忙殺される毎日ではないけれど何かしらのネタの手助けとして猫の手を借りたいなと思った次第でございました。

 いやそれじゃあ、「猫の手を借りた結果」にならないじゃないか。



 おしまい。

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猫の手を借りた結果 清泪(せいな) @seina35

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