図書館で途方に暮れる清河絵里さん。彼女はバイト先のカフェで頼まれた新作の宣伝のヒントを求めて図書館へとやって来た女の子です。そこにいた少年に請われるままに、彼女は即興で物語を作る事になります。お話が進むごとに現れる苦難と次の展開に振り回されながら、彼女が紡ぐ結末とは?絵里さんの優しい心の内を知りながら進んでいくお話に、きっと読みながら応援せずにはいられなくなるでしょう。優しくも不器用な女の子の物語。それはゆったりとした心をあなたにお届けする物語でもあるのです。
本作は女主人公:絵里に焦点化して進んでいきます。物語の中に物語(こちらは童話)を入れ込んだ温かな物語となっています!読みやすく、疲れた現代人の心にそっと優しく差し込む光のような物語です!是非是非多くの人に読んでいただきたい作品でした!
文章も滑らかで、面白く拝読させていただきました。子供の描写が可愛くて素敵です。皆様もぜひ、ご一読を。ドキドキ、ホッコリしますよ。