「プラチナの季節」の読書感想文
亜未田久志
『プラチナの季節』
これは名作です。いきなり、ごめんなさい。ですがこれの発売を私は楽しみにしていました。好きな作家さんの新作だったのです。内容はファンタジー。魔法が使える社会で錬金術で新たな金属を生み出そうとする主人公はしかしプラチナしか生み出せないというお話です。タイトルド直球ですね。もっとオシャレな内容を期待した人も多いのでは?私は先生の作風を知っていたので、期待通りでしたが。この作品の肝は季節です。舞台は春。主人公が出会いと別れを経験し、新たな金属を生み出そうとするに至る過程が描かれます。それは魔法大学に一人だけ落ちた主人公の悲哀であり、好きだった女性との別れ、友人との別れ、師匠と呼ぶべき存在との出会い。全てが絡み合い彼はプラチナの魔術師へと変貌し、世界を救うにまで至ります。ちょっとどこかの漫画みたいですね。でも同じくらい面白いです。ぜひ皆さんにお手に取って欲しいです。大学受験を控えた高校生さんなんかにはぐさぐさ刺さるかも?以上で感想を終わります。ありがとうございました。
「プラチナの季節」の読書感想文 亜未田久志 @abky-6102
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