日々の思い。

困りましたね

　どうやら、只今、わたくし、少々「鬱病相」が来ています。

　多分、原因は、物凄い怒りを感じて行動したことと、物凄く嬉しいことが重なったからですね。精神的に気持ちが大きく振れると、鬱に傾きやすくなるようです。

　下の義妹が、義母様の入院保険金と手術保険金の受け取り手続きをしてくれないのです。

　何回言っても、(私が何回も言うのも、と思って)夫に言ってもらっても、上の義妹に言って貰っても、「忙しい」の一点張り。忙しいなら、診断書は私が取りに行くから、請求手続きだけでいいから。そう言っても、曖昧に答えるだけ。

　通院、入院保険金の場合、本人が受け取れない事情がある場合には、代理請求人というのが指定されていて、それが、下の義妹になっているので、家族であっても、例え血が繋がっていても余程の理由がない限り、他の人が請求することはできません。それをちゃんと説明しているのに。

　そして、昨日、ついに、郵便局の方から、どうなっていますか？　と、うちに問い合わせの通達が。義妹、引越した後の住所の変更届けの更新もしておらず、電話番号も変えているので、教えている人以外は連絡の取りようがないのです。

　もう、さすがに怒りが頂点に達しまして、その通達を持って、郵便局へ。

　郵便局でも、あたかも長男の嫁が保険金目当てに……みたいな目で見られましたが。とにかく、郵便局側も義妹に連絡が取りたかったところだったので、私がそこからかけた電話で、手続きの流れができたようで助かったようでしたが。それでも行かないんでしょうね。

　私は、損害保険会社で営業の仕事をしていました。

　契約者の方が保険に入るのは、「もしも」の時に、周りが困らないようにするためです。例えば、生命保険や傷害保険であれば、入院保険金や、通院保険金は、その状態に陥った時に、本人や周りの家族の負担を少なくするためのものです。　　　　　　　　

　毎月高い保険料(掛け金)を払って、それを使わないのなら、入る意味はありません。その代わり、金銭的に、どこかに皺寄せが来ることは確実なことです。

　今、まさに、うちに、その皺寄せが来ています。医療費は全額うちから出ています。別に義妹たちに出してくれと言うつもりは微塵もありません。夫と私が、義母様に無理させてしまったことが原因だと思っているので。だけど、義母様が、こんな時のために、と掛けていた保険金を、こんな時に使ってもらえないのは、どういうことなんでしょう？

　ただの怠慢でしょうか？

　それとも嫌がらせでしょうか？

　嫁の保険金目当てだと思ってるんでしょうか？

　確かに日額は微々たるものです。だけど、それを足してもらえるだけでも、うちの家計は助かる。どうしてもリフォームしないといけない所用に貯めている分を削らなくて済むんです。

　力説しても無駄。

　もう、こんな人と話す気にもなりません。義母様が倒れた時に、私が義母様に借りた170万返してない、って言ったのも、この人。何で信じられるの？

　そんなボロボロの気持ちを引きずりながら、義母様のところへ面会に行くと、ガラス越しに私の顔を見て、

「あら、うちの嫁さんによく似てる」

って、それはそれは可愛らしい表情で言うんですよ。

「私のこと、わかるの？」

と言うと、ちょっと困った顔。

「今日、ちょっと遅れるって、圭(夫、仮名)に言っといて」

「いいよ、私がやっとくよ」

と笑って答えると、

「オヤジどうしてる？」

「オヤジは寝てるわ〜」

(義父様が亡くなったのはわからないようでした)

　ちょっとだけ回線がつながったような会話をして。

　嬉しくて泣きそうになりました。

　普通の人には、些細な気持ちの揺れかもしれません。でも、私みたいな病気を持つ人にとっては、物凄い揺れなんですよ。

　これを防ぐために、毎日、普通の人が飲んだら「毒」にしかならない薬をのんでいます。なるべくなるべく穏やかに生活するようにしています。

　軽症でしょうから、要らぬことを、それこそ鬱々考えるよりも、子牛や子猫に癒やされてこようと思います。

　ホントは「仕事はしないように。無理せず寝てて下さい」って主治医に言われちゃうところでしょうけど(苦笑)。