あの時言った、君の言葉
有海
第0話
[「死にたい。」と、彼女はいつも言っていた。それが彼女の口癖のように。小学生の頃から一緒に居るけどいつから言うようになったかは分からない。それを考えても聞こうとは思わなかった。それから一緒に居るけど私はその一言が羨ましいと思った。自分の気持ちを言えて。私も言えたらなと思っているけど言えない。どうして言えないのか考えていると私には勇気がない。彼女みたいに自分をさらけ出せる勇気がないと。私はいつの日か彼女のことを嫉妬していた。それから彼女と距離をとっていた。それから一度も会っていなかった。そうしたら...あの事件が起きた。彼女の自殺が。私はその事を..聞いた時私のせいだと思った。わた...私が..嫉妬をしなければ、私が..気がつけば今も...隣にいた。私が...嫉妬さえしなければ。...。]
[.....]
[私は..あれからずっと..後悔をしている。私があの時..聞いていれば、嫉妬も...抱かず...助けられていたはずなのに私は..救えなかった。私が..あの時..聞けていれば救えたのに..私は躊躇った。あの時..聞くのが怖かった。救えないと分かっていたから。]
[.....]
あの時言った、君の言葉 有海 @kamui0323
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます