リアルにありそうな母娘の再婚の最悪のケースだと思います。
この少女にとって家庭は地獄にも等しい場所。
藁にも縋る思いで、掴んだ蜘蛛の糸がプツンと
切れた瞬間でした。
ラストの「…助けて」の一言が胸に刺さり、
家庭内の闇の深さに、やるせなさを感じました。
(ノД`)・゜・。

ああ……なんという闇の深さ……警察もお仕事ですし、世間的には誘拐と判断されてしまいますもんね……でもなんとなくリクさんにも闇があるような気がして、その闇に世間が光を当てたような展開だなぁと感じました。彼女にとっての救いが、こんな形で引き離されてしまうのは皮肉な展開ですね……。
けれど、彼と過ごせた穏やかな時間があったから、彼女はSNSでしか出せなかったSOSを、ようやく口に出せたのかなと想像しました。
どうか、ラストでようやく絞り出せた一言をきっかけにして、彼女が光に溢れた道を歩いていけることを願っています。胸を打つ作品でした！

他人から見れば、誘拐と判じられてもおかしくない状況なんですよね…まず児相に通報しないと…
学校など子供の目につくところに置いておきたい作品です。色んな大人がいて、色んなケースがあるってことを、子供たち自身にも知ってほしいです。大切な自分の命のために。

タイトルが見事本編とマッチして、美しいぐらい悲しく、とても胸を打つ作品でした。
だからちょっと迷ったのですが、これから書くコメントに、少しだけでも胸に留めていただけたら幸いです。

SNSでつぶやきを残す子は、面と向かって｢助けて｣を言うのが怖いと思います。
｢助ける｣という行為にも現実的なリスクがあり、また｢助けて｣欲しい人にも精神的コストがかかります。1人に助けを拒まれたら、もう世界中の人に助けを拒絶されたと傷つく子もいると思う。
だから、リクさんを奪った時点で彼女にとって警察は｢恐ろしいもの｣、逃げてきた両親を連れてきた時点で、彼女の｢心を打ち砕く｣のに十分値するのではないでしょうか。

藁にすがる思いでいるものは、それを奪われた瞬間、他のものを手に掴む体力は失っているかもしれない。
なので、ここで｢助けて｣は、人によっては難しいのではないかと思いました。私見失礼しました！

これはしんどい…！しかし見事な「私だけのヒーロー」ですね！！
世間一般的に見たら、保護されて両親の元に帰れて良かったねってなるのかもしれませんが、事実を知るのは当事者のみ。
こういったニュースを見ると、私も当然のごとく「誘拐して広島まで連れて行くなんで酷い！」と思ってしまうのですが、このような背景が隠されていることも多そうです。報道されないだけで。そう思ったら背筋がゾクッとしましたね😱
タイトルも相まって素晴らしく完成度の高い短編でした！

胸がギュッと痛みました。
やるせない気持ちでいっぱいです。
ヒロインもリクさんにもどうか救いがありますようにと、願わずにはいられません。
もしかしたら本当に起こっているかもしれない出来事に、助けてあげることが出来ない虚しさや無力感があります。

こんにちは。
なにが正しいか、だれを頼ればいいかも定かじゃない世界で、やっと見えたかすかな光。束の間の平安が無残なおわりを迎えて、思わず拳を握ってしまいました。傷ついて心細い魂に救いがくることを願っています。

一つの見方ではこれは悲しい誘拐事件。
でも彼女にとっては光と影が反転してしまう出来事。
これだけ数多の前例があるのだから、刑事さんには気付いてほしい。
さいごの彼女の声が、やっと出てくれたのだから。

　こんにちは。拝読させて頂きました。

　凄く気になる最後です。彩乃さんどうなったんですか。
　薄暗い森の中で灯りを見つけたような、縋る思いが一心に書かれた物語でした。

　楽しい時間をありがとうございます。執筆お疲れさまです。

闇が深すぎる(ﾟＡﾟ;)ｺﾞｸﾘ
刑事さん、助けて!!

でも、正直、リクさんに下心がなかったとは思えないんだよなぁ。

たすけてあげてーーーーーーーーーー！！！絶叫

…ブラックですなぁ(^^ゞ

このまま、彼女を連れて警察に保護を求めれば、連れ戻されることにはならなかったのに。とは思いますよ。
虐待は通報案件ですからね。まあ、彼にも下心があったのかもしれませんが。

表面に見えていることは氷山の一角で、水面下に隠れているものにはこうして別の真実があるかも知れない。でも外側からはやっぱり表面しか見えないんですよね。最後にようやく言えたひと言から道が開けることを祈ります。
陽澄さんの書かれるこういう系統のお話、とても好きです。

法律的にも倫理的にもアウトですが、それにしても、何もしてこなかったというのが凄いですね。このような男だからこそ救われたのでしょうが、それゆえに、ちゃんとした法的保護を与えられなかったのがすごく残念です。

コメント失礼いたします。

このお話もまた、いろいろ考えさせられる作品ですね。
なにが本当の正義なのか、正義をみせるための手段、いったいなにが正しいのか・・・難しいですね。
まさに、メーデーさえも闇の中、です。

リクさんの取った手段は、間違いだったと思います。本当に彼女を助けたいなら、別の方法を取るべきでした……が。
彩乃ちゃんが救われたのは紛れもない事実ですね。たとえ一瞬でも光が見えたおかげで、彼女は大人に助けを求められるようになったのかな、と思います。
あとは刑事さん、頼みますよ！！！ 絶対に助けてあげて〜（泣）

すずめさんのダウナー系、やっぱりいいですね。

救ってくれる人がヒーロー。
確かにそう思います。
なにが善で、何が悪か、視点で変わりますね。
色々考えさせられました。

彩乃ちゃんが幸せになれますように。

考えさせられるお話しでした。
きっとこのニュースを普通に見たらリクさんが誘拐犯だと思って私は疑わなかったと思います。
多角的な視点が物語に上手く活かされていて唸ってしまいました。すごく面白かったです。

切なくて朝から涙が……（＞＜）
誰かに助けてもらえたから、だから助けを求められるようになったんですよね。刑事さんがちゃんと「助けて」を受け止めてくれますように！（＞人＜）

これはまた……いろいろと考えさせられるお話でした。
こういうことがきっと現実にも起きていて、子供の言葉を信じ切れない大人がいて、善意が悪意に塗り替えられていく。とても恐ろしい。
リクさんが彼女を助けたかったのは本当だったはずなのに、やり方をひとつ間違えるだけで皆が救われない。
最後の彼女のSOSが、今度はきちんと伝わりますように……。

世間って本当にこうなんですよね。
子供の話なんて届かない、本当に救われていたとしても。彼が本当に正しかったのかどうかはまた別として。

この子が怖くても本当の事を声を大にして叫んで、誰かに気づいてほしい。救われてほしいなと心の底から思いました。

　はわわ…でもこういうニュースを見る度に、実際、どちらに正義があるのだろうかと考える事ありますよね。
　中学生の女の子が家を飛び出して見知らぬ男の家に行くなんて事、余程家にいたくない理由がなければできないというか…。
　でも足取りがつかめないようにする手管、リクさんちょっと手慣れてる？とも一瞬思ってしまったし…。
　真実とは？正義とは？

　彼女にとってのヒーロー。そして救世主とは。
　
　まさかポジティブ系お題でこういう作品が読めると思っておらず、唸るばかりです。

リクさんは本当に、彩乃さんを助けようとしていたのですね。
そして本来助けになってくれるはずの親が、彩乃を苦しめる存在。

誰がヒーローで誰が悪かなんて、表面上ではわかりませんね。
少女の悲痛な叫びを、ちゃんと聞いてあげてください(>_<)

法律上でいえばリクさんがこういう結末になってしまうのは避けられないのかもしれませんが、法に従うことが必ずしも正しいとは言いきれないのですよね。

リクさんが逮捕された今、助けてという言葉を聞いてくれる人はいるのでしょうか(>_<)

こういうの……こういうのを求めてるんです今……。

救いって、個人の状況や感性によって異なるんですよね。
リクさんのやり方は、法的に見れば正しくなかった。でも、彩乃ちゃんにとっては救いだった。

彼女がこれから光を見られることを願うばかりです。