長い長い困難の道の果て、多くの犠牲を払いながらも、とうとう悪の大魔術師を倒した勇者。しかし、安堵したのも束の間、とある大問題に気付いてしまう。勇者の冒険の、その先に踏み込んだショートコメディ。不憫さとコミカルさがちょうどいい塩梅で描かれています。世界を救った勇者でも、心の中は結構俗っぽいのに笑ってしまいます。勇者も、いつもずっと立派で偉大で居続けるわけにはいかないんですね。